【最新版】トヨタ ハイエース100:特徴と解説 | フレックス

【最新版】トヨタ ハイエース100:特徴と解説

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高級ワンボックス時代の到来を告げたハイエース100系

ハイエース100系はバン、ワゴン、コミューターというラインナップを引き継いで平成元年(1989年)に登場しました。先代H50系と同様、ボディーサイドがやや丸みを帯びた当時の一般的なスクエアスタイルでした。ただし、Bピラーまわりの滑らかな台形ラインや、それに続くサイドウィンドーのフラッシュサーフェス化、さらにはマスクまわりをやや張り出させたスラントノーズなどによって新しい高級ワンボックス時代の到来を印象付けたモデルです。

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ワンボックスの枠を飛び越えた100系ハイエース

普通車(3ナンバー)サイズの乗用車が現代ほど一般的でなかったこの時代、ハイエースは税制面で有利な小型車(4/5)サイズにこだわって開発されていました。その中に新しい機能や装備が盛り込まれています。たとえば、電動スライドドア、パワーイージーアクセスシステム、スーパースライドシート、トリプルムーンルーフ、イージークローザーなどは業務用イメージが先行していたワンボックスの枠を飛び越えた装備と言えるでしょう。シートやトリム類も上質なものとなり、ラグジュアリー性が格段に高められた100系ハイエースは、ファンの注目を一身に浴びました。

ガソリン車2種類、ディーゼル2種類のエンジンラインナップ

エンジンではガソリン仕様にそれまでの2リッターのほか2.4リッターが追加。4WDのみとの組み合わせとなったディーゼルエンジンでは2.8リッターと2.4リッターのターボ仕様がラインナップされました。4WDは先代までのパートタイム式から一新されています。操作の煩わしい切り換え機構やフロントホイールハブのロック機構が省かれ、オンロードでもたくましい駆動力を発揮し、走行安定性をも確保するフルタイム式に進化したのが特徴的です。

3種類のホイールベースによるバリエーション展開

小型車ボディー枠の全幅1.7mに収めたハイエース100系でしたが、全長サイズの違いによるバリエーションは積極的に展開されました。最も短いのが標準、次にロング、スーパーロングの3タイプが設定され、さらにルーフはロー、ミドル、ハイが選べるようになったのもスタイル上の大きな進化でしょう。数字で見ると、標準ボディーの全長は4,640mm、ロングでは4,900mm、スーパーロングでは5,200mmです。こうしたバリエーションは、ボディーの土台となるシャシー部に3つの異なるホイールベースが与えられたことで実現しています。標準ボディーのホイールベースは2,330mm、ロングでは2,590mm、スーパーロングでは2,890mmとなっています。車内の広い空間はボディーが延びただけでなく、ホイールベースとともに延びているのが注目のポイントです。そのおかげで乗り心地の良さや、室内の快適さが増しているということになります。

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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