【いいとこ取りな車】トヨタ ランドクルーザーシグナス:シグナスの特徴と解説 | フレックス

【いいとこ取りな車】トヨタ ランドクルーザーシグナス:シグナスの特徴と解説

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シグナスの特徴

LEXUSブランドで北米で販売されたフルサイズSUV

1989年、トヨタは北米でプレミアムブランドLEXUSを立ち上げました。そこに1996年に投入されたSUVがランドクルーザー80系をベースにしたLX450です。専用デザインのフロントグリルやヘッドライト、バンパーなどが与えられたモデルでした。しかし80系は既にモデル末期で、デビューから僅か2年後の1998年にランドクルーザーは80系から100系へとモデルチェンジすることになります。LEXUSモデルも100系をベースとしたLX470へと進化し、国内への導入が期待された。しかし、その時点では日本へLEXUSは展開されておらず、100系のグレードに組み込む形で追加投入されたのがシグナスです。

エクステリア、インテリアとも専用デザイン

先代LX450は80系と基本的な造形を変えず、カラーリングやシートレザーを高級化したモデルでした。しかし、シグナス(LX470)はベース車と異なることが求められ、デザインされています。フロントマスクは4灯式ヘッドランプやボンネット一体型のフロントグリル、専用バンパーなどで大きく差別化されました。骨格こそ100系をベースとしたが、よりラグジュアリーで洗練された印象の外観となっています。さらに大きな違いはインテリアです。標準の本革シートの素材は100系のものと異なる上質なレザーを採用。ダブルステッチで丁寧に縫製された極上のシートが奢られました。

LEXUS基準で作られたプレミアムフルサイズSUV

フロントコンソールやセンタークラスター、パワーウィンドウスイッチベースに木目調ではなく本木目パネルが採用されている点もベース車との大きな違いとなっています。国内では100系の一モデルとして扱われたシグナスですが、そもそも外板の塗装から組み立て、内装の仕上げに至るまでLEXUS基準で作られた車です。クオリティが違って当然と言えるでしょう。そのうえ変更を重ねるごとに、夜間の視界を補助するナイトビューやマークレビンソンオーディオといったシグナス専用装備・オプションが充実していき、独自性を一層高めていきました。2007年、ランドクルーザーは200系へとバトンタッチし、北米では派生モデルのLX570が誕生しましたが、国内には導入されませんでした。その結果、シグナスは日本で唯一導入されたLEXUSフルサイズSUVとなったのです。

シグナスのボディカラー

特別仕様車には高級感溢れるボディカラーも設定

100系では最終型特別仕様車のみだったブラックをデビュー当初から設定。これにベージュメタリック、グリーンマイカをシグナス専用色として加え、オプションのホワイトパールマイカを含めた4色のカラーラインナップでスタートしました。その後、ダークグリーンマイカを廃止、ベージュメタリックをベージュパールクリスタルシャインに、ホワイトパールマイカをホワイトパールクリスタルシャインに変更。後期モデルではシルバーメタリックが設定されています。プレミアムエディションのプラチナムトーニングなど、特別仕様車には専用色を用意。いずれもシグナスの高級感に相応しい、深い色合いが特徴です。

【スペック表】

シグナス(UZJ100W・2005年式)
全長 4,890mm
全幅 1,940mm
全高 1,890mm
ホイールベース 2,850mm
トレッド

前/1,620mm

後/1,615mm

最低地上高 4220mm
車両重量 2,470kg
乗車定員8名
形式水冷V型8気筒DOHCガソリン・4,663cc
圧縮比9.6:1
最高出力173KW(235PS)/4,800rpm
最大トルク422N・m(43.0kgm)/3,600rpm
燃料/タンク容量ガソリン/96L
トランスミッション形式5速AT
変速比

1速:3.520

2速:2.042

3速:1.400

4速:1.000

5速:0.716

後退:3.224

駆動方式センターデフロック付きフルタイム4WD
副変速比1.000/2.488
最終減速比4.100
ステアリング形式ラック&ピニオン式
サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン式トーションバースプリング

後:リジッドアスクル式コイルスプリング

主ブレーキベンチレーテッドディスク(前後)
タイヤサイズ275/60R18
新車時メーカー希望小売価格5,838,000円

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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