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| ミニの歴史 ミニ ヒストリー |
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アレック イシゴニス(1906-1988) |
ミニは一人の天才的エンジアのアイデアから生まれました。
後に「サー」の称号を与えられるアレック イシゴニスは、1906年にトルコにて、ギリシア人の父とドイツ人の母の間に生まれました。
彼は工学を志し、イギリスに渡ります。1936年にはモーリス・モーターの設計チームに加わり、第2次世界大戦中から小型車の設計を始めます。
彼の設計により1948年に発表されたモーリス・マイナーは大きな成功を納めます。

モーリス・マイナー
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1950年の時点で、すでにイシゴニスは前輪駆動方式のモーリス・マイナーのプロトタイプをテストしていますが、量産には至りませんでした。
しかし、このアイデアが後のミニに生かされます。 |
 プロトタイプ |


BMC モーリス・ミニ・マイナー

BMC オースチン・セブン |
その後イシゴニスは、3年間アルヴィス社で働いた後、モーリス・モーターから変わったBMC(British Motor Corporation)の時の社長、レナード・ロードに指名され、チーフ・デザイナーとして返り咲きます。
レナード・ロードはBMCの戦略上、小型車を作る必要性を訴え、1957年3月にコストを削減するため極力共通部品を使った小型車を設計するよう命じます。
彼のアイデアは、全長3.05メートル、全幅1.41メートル、高さ1.35メートルの小さい寸法のボディに大人4名とそれぞれの手荷物スペースを持たせるために、4輪独立懸架、横置きエンジン、左側ラジエター、前輪駆動という画期的なものでした。
しかもそれを新規開発のエンジンではなく、オースチンA37とモーリス・マイナーに使われたいたA型エンジンでやってのけたのです。
 A型エンジン
2年の開発期間を経て、1959年8月26日にモーリス・ミニ・マイナーは発表されました。
やがて「オースチン・セブン」および「モーリス・ミニ・マイナー」という名前で商品化されます。やがて、それらは「オースチン・ミニ」「モーリス・ミニ」と呼ばれるようになります。 |
ミニは、たった848cc、34hpにもかかわらず、すばらしく安定性の高い車だったので、多くのチューナーがレースのための改造を手がけました。
その中の一人がジョン・クーパーです。彼は、1959年および1960年のF1のコンストラクターで、イシゴニスの友人でもありました。
ジョンはより耐久性がありレーシーなミニを作ることを提案し、テストを重ねて、1961年10月、ついにフロント・ディスク・ブレーキ、997cc、ハイカム、ツインキャブ・エンジンによって55hpを出力する、「ミニ・クーパー」が生まれたのです。

BMC ミニ・クーパー MkI
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ジョン・クーパー(1923-2000) |

 ラリー参戦車 |
やがてBMCはオフィシャル・チームを作ってラリーに挑みます。
1963年には1071cc、70hpにチューンされた「クーパーS」によって、モンテカルロ・ラリーで優勝します。
「クーパーS」はさらに1275cc、78hpに進化して、1965年に再びモンテカルロ・ラリーを制します。

BMC クーパーS
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1967年10月に、ミニ MkIIが発表されました。広いリヤ・ウインドウ、より大きいフロント・グリルと長方形のテール・ライトが特徴です。
2年後に、BMCがBLMC(ブリティシュ・レイランド・モーター社)に変わるので、MkIIは最も稀なバージョンです。
1969年、BLMCは MkII の改良版 MkIII を発表します。この改良でスライド式フロント・サイド・ウインドウが、引き下げ式に変わります。

BLMC ミニ (MkIII) |

BMC ミニ・クーパー MkII |

BLMC クラブマン1275GT |
また、この年、BLMCのモダンなミニを作ろうとする試みからクラブマン1275GTが発表されます。
しかし、このデザインは不評に終わり、1980年までしか生産されませんでした。
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1980年にBLMCは、オースチン・モーリス・グループへと名前が変わります。
ミニもオースチン・ミニとなります。このときホイールが10インチから12インチに変更されます。
1988年に、オースチン・モーリス・グループの名前は、ローバー・グループに変わり、ミニもその生産が終わるまでローバー・ミニと呼ばれることになります。
モーリスの名前が消えたちょうどこの年にアレック イシゴニスは亡くなっています。 |

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 ローバー・ミニ・クーパー |
1990年には、伝説のクーパーSは、1275cc、61hp の、クーパーS以来の最も速いミニとして復活します。
その1年後にはジョン・クーパーのファクトリーから80hpを出力できるインジェクション・キットが販売されます。 |
ミニ MkIII は1996年まで生産されました。
この年、ローバーは最終型のミニとなる MkIV を発表します。
MkIV はエアバックやサイド・インパクト・バーを備え、伝統の横置きラジエターも前方へと移されました。
MkIV のクーパーS は 90hp の出力となりました。 |
 ローバー・ミニ (MkIV) |
 最後のミニ |
2000年に惜しまれながらローバー・ミニの生産は終了します。
ミニは40年もの間、大きな変更を受けずに、のべ540万台以上が生産されて世界中で愛されています。
アレック イシゴニスが考え出した、エンジンをフロント横置きで配置する前輪駆動のレイアアウトは、今やもっとも標準的なレイアウトとなり、世界中の車に使われています。
奇しくもミニの生産が終了したこの年にジョン・クーパーは他界しています。 |
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| 年 | ブランド | 名称 |
| 1959 |  BMC | オースチン・セブン/モーリス・ミニ・マイナー |
| 1961 |  BMC | ミニ・クーパーを追加 |
| 1967 |  BMC | オースチン・ミニ MkII/モーリス・ミニ MkII/ミニ・クーパー MkII |
| 1969 |  BLMC | BLMC ミニ MkIII/BLMC クラブマン1275GT
*フロント・サイド・ウインドウ、引き下げ式へ変更 |
| 1980 |  オースチン・モーリス |
オースチン・ミニ(MkIII)
*12インチ化 |
| 1988 |  ローバー | ローバー・ミニ(MkIII) |
| 1990 |  ローバー | ローバー・ミニ(MkIV)/ローバー・ミニ・クーパー(MkIV)
*ラジエター前方へ |
| 2000 |  ローバー | 生産終了 |
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