【最新版】トヨタ ランドクルーザープラド120とはどんなクルマ? :先進技術を投入、プレミアム路線へ | フレックス

【最新版】トヨタ ランドクルーザープラド120とはどんなクルマ? :先進技術を投入、プレミアム路線へ

ランクルプラド120の記事|, , , , , , ,

ランドクルーザープラド120系

ランドクルーザープラド120の概要

90系の成功をベースにさらに高級路線へ

ランドクルーザープラド120

プラド120系の国内デビューは2002年10月のこと。現行型プラド150系の1世代前のモデルとなる120系は、海外向けではレクサスGX470として展開されるなど、このクラスの高級化に拍車をかけたモデルでもあります。大成功を収めた90系で地盤固めを行ったプラドは、プラド120系でさらに質感やパフォーマンスの向上を図りました。メインのマーケットであるヨーロッパでデザインされたフォルムは、プラド90系の流れを汲みつつも斬新なボディラインで近代化され、タフなクロスカントリー車のイメージも強調されたデザインへと進化を遂げました。

ランドクルーザープラド120 シート

また、H∞-TEMS+車高調整機能付きリア電子制御エアサスペンションやAI-SHIFT付5速オートマチックトランスミッション、VSC(ビークルスタビリティコントロール)、アクティブTRCなどといった先進技術の採用が一気に加速した一方で、マニュアルトランスミッションの廃止(国内のみ)や、排気ガス規制によりディーゼル車が販売終了となったのも、この120系からでした。

人気のランドクルーザー120プラド

ランドクルーザープラド120のエンジン&バリエーション

直4ガソリンエンジンが人気

3RZ-FEエンジン

発売当初のエンジン設定はプラド90系から踏襲され、2.7リッター直4ガソリンの3RZ-FE型、3.4リッターV6ガソリンの5VZ-FE型、そして3リッター直4ディーゼルターボの1KD-FTV型が搭載されていました。その後、直4ガソリンは2004年8月に新開発の2TR-FE型(最高出力151PS/最大トルク24.6kgm)に、V6ガソリンは2005年7月に新開発で排気量が4リッターに拡大した1GR-FE型(最高出力249PS/最大トルク38.8kgm)へとリニューアルされました。プラドは90系の時代から、最上級グレードやV6エンジン搭載車よりもコストパフォーマンスに優れた直4ガソリン車の中間グレードが人気でした。その傾向はプラド120系でも同様です。

国内では規制によりディーゼル車の販売が終了

なお、ディーゼル車は当時の排気ガス規制(自動車NOx・PM法)クリアが困難になり、2007年に販売を終了します。ボディバリエーションは従来同様3ドア・ショートと5ドア・ロング2タイプでしたが、標準(ナロー)ボディ車が姿を消し、ワイドボディのみの設定となりました。グレードは、5ドア・ロングにTS、TX、TX、TZ、3ドア・ショートにはRSとRZがそれぞれ設定され、TXには限定車として「リミテッド」や「5人乗り仕様」、TZにはトップグレード車として「Gセレクション」などが設定されました。なお、モデル末期には3ドア・ショート車が姿を消し、5ドア・ロング車のみのラインナップとなっています。

ランドクルーザープラド120のシャーシ

コンピューター制御の先進技術×信頼性の高い機械式機構の組み合わせ

サスペンションはプラド90系と同じく、前:ダブルウイッシュボーン式独立懸架、後:リジッドアクスル+コイルスプリングが踏襲されましたが、上級グレードモデルにはH∞-TEMS+車高調整機能付リヤ電子制御エアサスペンション装着車が設定されており、VSC(ビークルスタビリティコントロール)やアクティブTRC等の電子制御デバイスも含めて、先進技術が多く投入されました。

ただし、4WDシステムは、センターディファレンシャルギアにトルセンLSDを採用したフルタイム4WD方式。状況に応じた前後トルク配分を機械式で行うシステムが全車に採用されていました。この他、リア・ディファレンシャルギアにマニュアル式のデフロック機構をオプション設定するなど、全てを電子制御に頼っているわけではありません。肝心な部分には信頼性の高い機械式システムを採用しているところがランドクルーザーファミリーらしいですね。

ランドクルーザープラド120を中古で買うなら

発売から20年以上経過した今、「プラド120はもう古い」と感じるかもしれません。しかし、モダンでちょうどいいサイズ感の4WDで、しかもモデルによっては8人乗りも可能で、さらに価格がこなれているのでお買い得感があるとなれば、120プラドを狙わない手はないでしょう。

ランドクルーザー プラド120 FLEXカスタムパッケージ『ARMY』

最新のランドクルーザー250は間違いなく人気を集めますが、おそらく注文が殺到して購入まで数年待ちということになるでしょう。再再販されたランドクルーザー70も同じです。ならば、ちょっと値段のこなれたプラド120に乗っておいて、新型の状況が落ち着くのを待つというのもひとつの手でしょう。プラド120が気になるという方は、ぜひお近くのフレックスのランクル店にご相談ください。

ランドクルーザー120プラド オススメの中古車在庫

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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