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ハイエースの足もとを飾る人気のホワイトレタータイヤってどうなの?

ハイエースの足もとを見ると、サイドウォールに白いロゴが入ったタイヤを見かけることも多いことでしょう。これは「ホワイトレタータイヤ」と呼ばれるタイヤで、カスタム効果も抜群のアイテムのひとつです。今回は、そんなホワイトレタータイヤの歴史や特徴について紹介していきます。

白い文字は塗っているの!?

ところでホワイトレタータイヤの白い部分は後から塗っていると思っているユーザーもいるのではないでしょうか? しかしそれは間違い。実はもともとこの部分の下地に白いゴムを仕込んでおいて、製造時にロゴの部分だけ黒いゴムを削り取ることで白くロゴを浮かび上がらせる構造になっています。それが証拠にホワイトレターの部分を少々こすっても白い部分ははげ落ちて黒くなったりしないのです。
もちろんロゴを後から塗ることでホワイトレター風に際立たせるカスタム方法もありますが、色をキープするのがなかなか難しいのです。

タイヤの歴史

もともとタイヤは白かった!?

ではここからは少しタイヤの歴史の話をしていきましょう。空気入りタイヤが生まれたのは1888年、ダンロップが世界初の空気入りタイヤを発表しています。それまでは全体がゴムのタイヤが主流でしたが、走行性能や乗り心地、耐久性を考えて空気入りのタイヤが発明されたのです。
しかしその頃のタイヤは実は黒くありませんでした。ゴム素材を使ってタイヤ作ると白くなっていたのです。これは当時用いられていた天然ゴムの純度を上げると白くなっていくためです。
その後、1920年代になるとタイヤの強度を上げるためにカーボンブラックと呼ばれる炭素素材をゴムに混ぜ込む技術が開発されます。これによりタイヤの性能を飛躍的にアップしたと言われています。現在のタイヤが真っ黒なのは、このカーボンブラックが影響しているのです。

ホワイトリボンタイヤの登場

しかしカーボンブラックが投入されはじめた当初は、強度や耐久性が必要なトレッド面にだけカーボンブラックを使用して、サイドウォールなどには元通りの白いゴムを使用していました。その結果トレッド面は真っ黒で、サイドウォールは白い、ホワイトウォール(ホワイトリボン)タイヤが誕生することになります。
その後、全面を真っ黒にしたタイヤが登場しますが、当時の感覚ではタイヤ=サイドウォールが白いものとする固定観念が強く、しばらくの間はホワイトウォール/ホワイトリボンのタイヤは継続して製造されていました。
さらに、多くのタイヤが真っ黒になっていく1980年代以降になっても、レトロ感覚を大切にするユーザーの間ではホワイトリボン/ホワイトウォールタイヤは人気があり、今も一部のメーカーが生産しています。クラシックカーの足もとを現在でも彩っているのはご存じの通りです。

ホワイトレタータイヤの誕生

そんなホワイトリボンタイヤの影響もあり、サイドウォールにメーカーロゴなどを施したタイヤとして生まれたのがホワイトレタータイヤです。1970年代にはレーシングカーや4WDなどでもてはやされ全盛期を迎えることになるホワイトレタータイヤですが、主にドレスアップ効果を狙ったタイヤでした。
特に4WD系のタイヤとしてはかなり後年まで一般的なカタログモデルとして製造が続き、日本でも1990年代の4WD/RVブームの際には、海外製タイヤはもとより、国産タイヤでもオフロード系のモデルに対してホワイトレターを投入するメーカーも複数あったほどです。

おしゃれ感のあるアイテムとして

働くクルマをかっこよく

そして時代は変わって近年。ハイエースの足もとにホワイトレタータイヤが大人気となっています。純正装着されているのはLTタイヤですが、サイドウォールもトレッドデザインも野暮ったくて、いかにも“働くクルマ然”としています。それを嫌うユーザーがおしゃれ感のあるホワイトレタータイヤをチョイスすることが多くなりました。華やかに足もとをドレスアップするには、ホワイトレタータイヤが効果絶大というわけです。

分厚いサイドウォールを逆手に取る

またハイエースでホワイトレタータイヤが用いられるもうひとつの理由には、高いタイヤハイトの問題もあります。65偏平や60偏平など、ハイエースのタイヤは偏平率が高く、サイドウォールが分厚くなりがちです。もちろんインチアップすると扁平率は低くなりますが、普段使いを考えて16~18インチ程度のホイールサイズを選ぶユーザーにはそれが顕著です。
その結果、サイドウォールの面積が広くなり、ここが真っ黒だとどうしてもホイールよりもタイヤが目立ってしまうことになります。そこでホワイトレタータイヤを用いると、サイドウォールに大きなアクセントができるため、タイヤハイトの高さから感じていた真っ黒な塊感が和らぐのです。

ハイエースに大人気のホワイトレタータイヤ

そんな理由から、ハイエースでは早くからグッドイヤー・NASCARタイヤのホワイトレタータイヤを組み合わせるのが人気。デイトナブラックのスチールホイールとのコーディネイトは200系デビュー当時には大ブームになりました。
ハイトの高いタイヤはサイドウォールがぷっくりと膨らむ形状になりがちなので、よりホワイトレターの効果が高まるのもポイント。ホイールとの組み合わせも研究され、ブラック/ポリッシュのツートーンのホイールが高い支持を得ています。ホワイトレターとの相性を考えてのチョイスというわけですね。

タイヤメーカー各社がラインアップ

ハイエース向けのホワイトレタータイヤは、すでに各メーカーからさまざまなモデルがラインアップされています。スタイルや性能など、好みに応じてチョイスが可能です。
■グッドイヤー イーグル#1 ナスカー

オンロード系では、古くから用いられているのがグッドイヤーのNASCARタイヤ。定番中の定番と言えるでしょう。サイズは15~17インチまでをランアップし、耐荷重の高いコマーシャルカー用のCタイヤなので、そのまま車検も問題ありません。
>>グッドイヤー・イーグル#1ナスカー【公式サイト】

■トーヨー H20
トーヨータイヤのH20も人気です。サイズは15~18インチをラインアップ(18インチのみブラックレター)、16インチ以上がCタイヤとなっています。
>>トーヨータイヤH20【公式サイト】

■ヨコハマ パラダ PAO3
ヨコハマではパラダPAO3が人気です。グラデーションラインやサイドウォールの上下左右4箇所にホワイトレターを施すなど、インパクトの強いデザイン。静粛性や偏摩耗性なども高められています。
>>ヨコハマ パラダ PAO3【公式サイト】

■ファルケン W11
さらにファルケンのW11も注目モデルです。ウェット路面での高いグリップ性能や偏摩耗を抑制することでトータルバランスを引き上げています。サイズは15~17インチで、16インチ以上がC規格となっています。
>>ファルケン W11【公式サイト】

このようにドレスアップ向けのホワイトレタータイヤはタイヤメーカー各社でインチ数も幅広く用意されています。ほぼハイエース用(1BOX用)として開発されているので、ジャストサイズで履くことできるのでどのタイヤでも選びやすいでしょう。

アゲ系カスタムもホワイトレターで

さらに近年はオフロード系の足まわりドレスアップをしているユーザーも増えてきています。いわゆるアゲ系/リフトアップスタイルを実施する場合には、ゴツゴツのオフロード系タイヤを組み合わせるケースが多いのですが、そこでもホワイトレターが入ったタイヤが数多く用意されています。しかもハイエースに履けるサイズを発売しているタイヤメーカーも多くなっているのでチョイスの幅は拡大中です。

アゲ系に合わせたいホワイトレターはコレ

■トーヨー オープンカントリーR/T

近年売り出し中なのが、トーヨータイヤのオープンカントリー。中でもM/T(マッドテレーン)のようなワイルドなトレッドパターンとA/T(オールテレーン)のオンロード性能を併せ持ったR/T(ラギッドテレーン)が人気です。
>>トーヨータイヤ オープンカントリーR/T【公式サイト】

■BFグッドリッチ オールテレーン T/A KO2
また定番モデルとしては、BGグッドリッチのオールテレーンモデルもオフ系の足もとコーディネートには絶好です。ホワイトレターでは大切なロゴのカッコ良さを備えた海外モデルなのもポイントです。
>>BFグッドリッチ オールテレーン T/A KO2【公式サイト】

LTタイヤ/Cタイヤは空気圧に注意

ハイエースに履くことができるホワイトレタータイヤは、LTやCといった規格の高耐荷重仕様になっています。ここで注意したいのは空気圧の設定です。一般的には、乗用車用のタイヤよりも高い空気圧が設定されています。タイヤ自体が高い荷重に耐えることができるようになっていても、設定されている空気圧以下では本来の性能を発揮することはできません。
ガソリンスタンドなどでこまめにタイヤの空気圧を診て、正しい数値にしておくことをオススメします。

まとめ

ハイエースの足もとコーディネートならではとも言えるホワイトレタータイヤの組み合わせ。ホイール選びと合わせてタイヤ選びをこだわって、タイヤ&ホイールのトータルデザインで足もとを魅せるドレスアップを心がけるのがいいでしょう。他の車種向けには用意が少ないホワイトレタータイヤ選びができるのもハイエースの特権。ドレスアップの重要項目として存分に楽しんでいきましょう。

>>タイヤ&ホイールはFLEXのハイエース店までご相談ください

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。