痛恨のサスペンショントラブル&リタイヤから蘇る! ラリー北海道に向けてトライトンが実走テストを行いました | フレックス

痛恨のサスペンショントラブル&リタイヤから蘇る! ラリー北海道に向けてトライトンが実走テストを行いました

トライトンの記事|,,,

  • 投稿日:2026/9/2
  • 更新日:2026/9/6

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トライトンASAMAサーキットで実走行テスト

10秒でわかるこの記事の要約

ASAMA ATTACK初日、川畑選手のトライトンはSS2好走後にフロントサスペンションが破損し、SS3でステアリング操作が不能、駆動力もロストしました。

破損原因はサスペンション両側の同時故障。タイロッドへの干渉でステアリングにも影響し、現場修復不可能と判断されリタイヤに至りました。

ラリー北海道に向け、キングショック+高レートのHALスプリングへ戻し、浅間サーキットでAki HATANO選手が走行テストを実施、車高調整で好感触を得ました。

ASAMA ATTACK初日に発生したサスペンショントラブル

先日開催されたASAMA ATTACK、SS2で強豪を大きく上回るタイムでフィニッシュした川畑選手のトライトン。クラストップへと躍り出たことでサービスパークのチームは沸き立ちます。しかし、続くSS3 ASAMA2のスタート地点で、トライトンは他の選手も心配そうに見つめるほど、車両にダメージを負っていたのです。

ASAMA ATTACK SS3スタート前

後の車載カメラ映像から判明したのですが、トップタイムを出したSS2のコース終盤、突如としてフロントサスペンションから異音が生じていました。車を確認してみると、フロントの車高が明らかに低く、ノーズダイブした状態です。川畑選手と中田選手は、SS3の後ならサービスに入れるから、そこまではなんとか走ろうとトライトンとASAMA2のコースに挑みます。

しかし、SS3コース中盤でステアリングが効かなくなり、駆動力もロストして立ち往生。結局オフィシャルにより救出されるという結果になってしまいました。

原因はサスペンションシステムの故障

サービスパークに戻ってきた車両をチェックしたところ、フロントサスペンション自体が大きく破損して車高が保てなくなり、サスペンションの一部がタイロッドを押したことでステアリングにも影響を及ぼしてしまった状態でした。アッパーマウントやドライブシャフト、バンプラバーといったサスペンション周辺の部位も損傷しており、現場での補修・修理は不可能。最終的にチームはリタイヤという判断を下したのでした。

サスペンションの故障ですが、片側だけならまだしも両側が同時に故障するとは、なんとも不運。しかしドライバーの川畑選手、コ・ドライバーの中田選手ともにケガなどはなく、他のエントラントや観客を事故などに巻き込むことがなかったのが不幸中の幸いと言えるでしょう。

新たな足回りを投入して走行テストを実施

痛手を負ったトライトンですが、北海道ラリーも迫っています。そこで以前使用していたキングショックとHALスプリング1に戻すことにしました。この組み合わせ自体は、XCRスプリントカップ参戦当初から使用してきたものですが、今回のセットに投入したのはかなり高レートなスプリングです。川畑選手からも「もう少し足回りは硬くしたい」という希望が出ていたので、期待できる組み合わせかもしれません。

テストドライバーはHALスプリングのAki HATANO選手

テスト走行の舞台は、ASAMA ATTACKでリタイアを期した浅間サーキット。因縁の場所とも言えるダートコースを貸し切って、キングショック+HALスプリングのマッチングを試すことに。

テストドライバーは、HALスプリング代表でラリードライバーでもあるAki HATANO選手。タイラリーや中国ラリーなどへの参戦や、全日本ラリーでの活躍などを経て、現在はGRラリーチャレンジではトヨタイムズキャスターである富川悠太選手のコ・ドライバーを務めるなど、走りはもちろん、解析と開発の面でも定評のある人物です。

コースを数周して調整を行い、再度コースでフィーリングを確かめたHATANO選手。車高を少し下げたいという要望のもと、今回足回りの換装を担当したZERO e WORKS2のメカニックと、中央自動車大学校3の学生メカニックが現場で作業を行いました。屋内のピットで授業を受けている普段とはまったく違う環境での作業、学生としてはプロメカニックの技の凄さを垣間見れたのではないでしょうか?

車高を下げたあとはコースサイドで見ていても明らかに車の動きがよくなっており、大幅なボディの上下動も抑制され、コーナーへの進入から脱出までの速度も上がっているように見えました。パワーはもう少し欲しいというHATANO選手の指摘でしたが、足回りについては「川畑選手も気に入ってくれると思う」とコメント。

ラリー北海道でリベンジを狙います!

走行不能という重症から短期間で復活したFLEX 翔 TOYOTIRES トライトン。次なるステージ、今年最大の目標である『ラリー北海道2026 XCRスプリントカップRd,6』に挑みます。9月4日〜6日、北海道・帯広を舞台に、トライトンの激走をお見せできるよう、チーム一同全力で戦います。皆様の熱い応援を、よろしくお願いいたします!

出典

  1. HALスプリング【公式サイト】
  2. ZERO e WORKS【公式サイト】
  3. 中央自動車大学校【公式サイト】

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。

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