ハイエースのヘッドライト交換方法を解説します。フロントグリルやバルブ交換もこれでバッチリ!
トヨタ・ハイエースのヘッドライトは、カスタムのイメージを決める重要なポイントです。また、シーケンシャルウインカーなど純正とは違った機能を楽しむこともできます。DIYでも交換が可能なヘッドライトユニット、その手順を解説していきます。
ヘッドライト交換の前準備
以下のことを事前に確認しておきましょう。
・平坦で安全な場所に駐車していること
・エンジンが停止していること
・バッテリーのマイナス端子を外すこと
ヘッドライト交換に必要な工具等
・プラスドライバー(3番)
・クリップクランプツール(マイナスドライバーでも可)
・手袋
その他、外したパーツを置いておくための段ボールや、ビス・クリップを置いておくためのトレーなどがあると便利です。
ヘッドライト交換の手順
1.フロントグリルを外す
ヘッドライトユニットにアクセスするため、まずフロントグリルを取り外します。
ハイエースのフロントグリルは複数のクリップとビスで固定されています。フロントグリル上部(左右と中央)にある4つのクリップを慎重に外し、続いて両端のビスを取り外します。クリップはクリップクランプツールを使うと綺麗に外せますが、マイナスドライバーでも外すことができます。
続いてフロントグリルを前方に引き出しますが、グリル中程の両端や下部に付いているフックを折らないように注意深く作業してください。引き出す方向は水平よりも少し上向きです。
注意点
取り外したクリップやビスは紛失しないよう、容器などにまとめて保管しておきましょう。
5型以降はセンサーのカプラーが付いているので、断線などに注意しながら作業しましょう。
2.ヘッドライトユニットを外す
ヘッドライトユニットは2本のビスで固定されています。ビスの位置はヘッドライトユニット外側上部と内側の中ほどにあります。
続いてユニットを手前に引き出します。このときに外側は手前方向に引きますが、フロントドアを少し開けると指が入りやすくなります。そして内側は手前斜め上に引き出すように動かすと外れやすくなっています。
この状態はクリップの固定を外しただけなので、最終的に少し下向きに力を入れつつ上部を手前に引くと、ユニット全体が外れます。
注意点
ヘッドライトユニットの取り付けビスはフロントグリルのビスよりも長めなので見分けるのは簡単ですが、別で保管しておくとわかりやすいでしょう。
(ヘッドライト用ビス=長めで先が尖っていない/フロントグリル用ビス=短めで先が尖っている
また、取り外す際にユニット下部とバンパーの上部が当たる可能性があるので、気を付けて引き出しましょう。
3.カプラーを外す
ハイエースのヘッドライトのカプラーは全部で4つあります。内側から光軸調整、ポジション、ヘッドライト、ウインカーです。それぞれのカプラーを外せばヘッドライトユニットはフリーになるので、車両から取り外すことができます。写真ではウインカーはバルブごと取り外しています
カプラーは、1.ヘッドライトバルブ、2.ウインカーバルブ、3.ポジションランプ、4.光軸調整となります。
注意点
カプラーはそれぞれクリップで止まっているので、割らないように注意しながら作業しましょう。
4.ヘッドライトユニットを取り付ける
カプラーを元通りに繋ぎ直して、ヘッドライトユニットを取り付けます。
ヘッドライトは外したときと同様に2点のクリップで止まっているので、ボディ側の受けに入れるようにしてユニットを押し込みます。バンパーやドアとの間隔を見て、しっかりと入っているか確認しましょう。
続いて外側と内側の2本のビスで固定します。ヘッドライトユニットの固定ビスは長い方です。
注意点
ボディやバンパーとユニットを接触させないようにしましょう。
正しい位置にユニットがないと、ステーなどを折ってしまう可能性があります。
フロントグリルを装着する前に、ヘッドライトやウインカーなどが正常に点灯するか確認しましょう。
5.フロントグリルを取り付ける
最後にフロントグリルを取り付けます。
まずは下側のスナップから嵌め込み、上部のビスとスナップを戻します。
ビスは上部の両端と中央の4箇所、スナップは2箇所です。
注意点
フロントグリルを戻すときにヘッドライトやボディと接触しないようにしましょう。
取り付け部分が割れる可能性があるので、ビスは適度な力で締め込みましょう。
ヘッドライト交換のまとめ
ハイエースのヘッドライトユニットの取り外しと取り付け作業を解説してみました。ヘッドライトユニットを社外品に交換するのはもちろん、ベッドライトバルブやウインカーバルブ、ポジションバルブの交換や、フロントグリルを社外品に交換するときも使えますので、ぜひ参考にしてみてください。
「自分で作業するのは壊しそうで怖いな」「面倒くさいな」という方は、ぜひお近くのハイエースベースにご相談ください。ハイエースに精通したメカニックが的確に作業を行います。(パーツ持ち込みでの作業は行っておりません。ご了承ください。)