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【売れてるのはコレ】ハイエースは高級ミニバンを超えられるのか?(ハイエースvsアルファード)

ハイエースとアルファードを比較して、ハイエースをオススメする理由とは?

よくハイエースをご検討のお客様からいただくご相談に「ハイエースとアルファード、どちらにしようか迷っている」というモノがあります。どちらも同じトヨタ車で、乗車定員が多く、室内が広く取られたクルマで、お客様の悩みもごもっともです。そこで、今回はハイエースとアルファードで何が違うのか、なぜハイエースがオススメなのかをご紹介させてください。ハイエースもアルファードもどちらも魅力的なクルマですが、ハイエース専門店として、ハイエース側から魅力を解説します。決してアルファードを否定しているワケではありませんので、ご了承ください。

ハイエースとアルファードの違い

ノーマルではアルファードの方が豪華、カスタムの自由度はハイエース

ハイエースとアルファードは車体やインテリアデザインがまったく違います。レクサス風のフロントマスクやインテリアの質感(レザーシートなど)などラグジュアリーさで見ると正直な話、アルファードの方が上でしょう。ラグジュアリーさにこだわってオプションを選んでいくと車体価格が400万円を超えるようなクルマですから、そこには敵いません。最上級グレードだと700万円を超えますからね。ハイエースワゴンは新車価格が270~380万円ほどのお求めしやすい車です。その分、内装が少しシンプルになっているのは仕方がないでしょう。ただし、ノーマルでは外装やインテリアはシンプルですが、ハイエースには驚くほど多くのアフターパーツが販売されています。フレックスでもオリジナルパーツ(スポイラーやオリジナルシートなど)を販売中ですし、オリジナルコンプリートカーもご用意しています。お好みに合わせて、どのようにでもカスタムできる自由度はハイエースの方が高いと言えます。

ボディサイズはほぼ同じ、取り回しの良さは実はハイエースが上

ハイエース、アルファードともにグレードによってボディサイズが違いますが、標準的なモデルだと全長はアルファードの方が7~10㎝ほど長め(ハイエースワゴンのグランドキャビンになるとハイエースの方が全長は長くなりますよ)。全幅はハイエースの方が3㎝広く、全高は20㎝近くハイエースの方が高くなっています。なんとなくアルファードの方が取り回しがいいと思っている方も多いのですが、実は取り回しのしやすさはハイエースの方が上です。ハイエースは運転席の下にエンジンがあるキャブオーバー型と呼ばれる仕様なのですが、その結果ボンネット部分がなく、非常に見切りがいいんですね。また、シートポジションが高いので見通しがいいのも取り回しがいい理由の1つです。ハイエース、アルファードともに慣れない方に運転を任せるときもハイエースの方が怖さはないはずです。実際、カタログスペックの最小回転半径もハイエース5.2m、アルファード5.6mと違うのにも注目してください。

アルファード ハイエースワゴン
全長 4,915~4,935mm 4,840~5,380mm
全幅 1,850mm 1,880mm
全高 1,880~1,950mm 2,105~2,285mm
乗車定員 7~8人 10人
排気量 2.5~3.5L 2.7L
2WD,4WD種別 2WDのみ 2WD,4WD
エンジン種別 ハイブリッド、ガソリン ガソリン
最小回転半径 5.6~5.8m 5.2~6.1m
新車価格 3,197,782~7,036,691円 2,705,891円~3,826,145円

ハイエースは乗車定員が10名、積載性も圧倒的にハイエースの勝ち

アルファードは7~8人乗りで、10名乗車が可能なハイエースワゴンより乗車定員が少なくなっています。両親を乗せたり、近所の友人家族と出かけたりすることが多い、子供のクラブ活動の送迎がある方などにハイエースワゴンは圧倒的に支持されています。また、どちらの車も後部座席を折りたためば積載性が高くなりますが、貨物車としてのルーツを持つハイエースの方が荷室の広さは圧倒的です。マリンスポーツやウィンタースポーツをする人にハイエースオーナーが多いのですが、頻繁に大きな荷物を出し入れする方には圧倒的にハイエースが支持されています。ハイエースの場合、車中泊のできるオリジナルシートにカスタムする方も多いのですが、そういったシートにカスタマイズしてもハイエースの積載性の良さが失われることはありません。

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。