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2020.1.27

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【Vol.17】昨年を振り返って

2020.1.27

連載:Renoca Adventure

2019年を表す漢字は「縁」

令和2年が始まった。昨年を振り返り一文字の漢字で表現するならば、それはまさに「縁」になるだろうか。文字通り良い出会いが多かった。
まずは3人のトレーニング生達。世界を舞台にしたアドベンチャーレースに挑戦したいと熱い若者たちが関西、沖縄からやってきた。彼らはカッパクラブでリバーガイドとしてスキルを磨きながら、日の丸を背負って世界に挑戦することを夢見て日々頑張っている。そのうちのひとりを来年のワールドシリーズ戦に参加させる予定だ。52歳になった僕が20代の若者から受ける刺激はいつも新鮮だ。

2019年を表す漢字は「縁」

17年ぶりのEco Challengeと大活躍のヤクちゃん

大活躍のヤクちゃん

次に、今年フィジーで17年ぶりに復活し開催されたアドベンチャーレース世界大会であるEco Challenge。17年前まで出場していた世界中の選手との再会は、まるで同窓会だった。僕にも多くの選手が声を掛けてくれて、フィジーの密林を舞台に共に戦い合った。かなり苦戦を強いられたが、アドベンチャーレースを始めた頃の初心に戻る良い経験ができた。
Eco Challengeでは元メンバーの高畑将之くん(通称ヤクちゃん)がチームアシスタントを務めてくれた。選手としてチームを組んでいた当時、ヤクちゃんはまだ20代半ば。不器用ながらも、ひたむきにレースに取り組み、やがてパドリングセクションの支え的な役割をこなした。彼はその後、ラフティングのプロチームに入り世界選手権で2位の成績を残した。現在は東京都の御岳でSUP(スタンドアップパドル)のインストラクターをしている。久しぶりにタッグを組んだヤクちゃんは、常に頼もしく、チームの父としての役割をしっかり担ってくれた。

チームカーはRenoca!

そしてチームカーとなったRenoca。その良さはこのブログに書いている通りだが、ともかく存在感が大きいし、デザインもカッコいい。ワイドボディ・ミドルルーフは積載量があり、カスタマイズ性が高く、現在も発展途上中である。車体にチームロゴが入ったお蔭でメンバーの士気もグンと上がり、チームの相棒的な存在となった。

チームカーはRenoca!

良い年になりますように

さて、今年はオリンピックイヤーである。アドベンチャーレースという種目がオリンピックに入ることは無いと思うが、まだマイナーなアドベンチャーレースが、いつか日本で周知されるよう力の限り取り組んでいきたい。
2020年が皆様にとって良い年になりますように。

田中正人さん

著者:田中 正人TANAKA MASATO

1993年第1回日本山岳耐久レースで優勝し、それがイベントプロデューサーの目に留まり、レイドゴロワーズ・ボルネオ大会に間寛平チームとして出場。日本人初完走を果たす。 以降、8年間勤めた化学会社を辞め、プロアドベンチャーレーサーに転向。数々の海外レースで実績を作り、国内第一人者となる。
現在、海外レースに出場する一方で、国内イベントの企画、運営及び講習会や、若手育成、アウトドアスポーツの普及振興にも携わる。また、自身の経験を活かし「人間が学ぶものは全て自然の中にある」をテーマに全国で講演を展開する。