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2020.6.10

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【Vol.21】新メンバー、ロータス!

2020.6.10

連載:Renoca Adventure

2020年トレーニング生になりましたロータスです。

Renoca Adventure連載をご覧の皆様、はじめまして。2020年度からチーム・イーストウインドのトレーニング生となりました小濱廉太郎と申します。通称・ロータスです。 ロータスとは英語で蓮のことで、廉太郎→蓮根→蓮→ロータス、という道順を経て呼び名が決定いたしました。
蓮と聞くと、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を思い出します。見た目に似合わず文学少年だった私は、ロータスという呼び名は気に入っています。ただ、初めてこの呼び名を聞いた人に名前の由来を説明する作業は、既に面倒に感じていたりしています。
そんな私は呼び名以外に、最近よく聞かれる事項があります。 「なぜ安定しているように思える社会人の道を捨てて、チーム・イーストウインドに入ろうと思ったのか?」ということです。今回はその点に関して僭越ながら筆を進めさせていただきたいと思います。

早稲田大学ワンダーフォーゲル部からNHKへ

早稲田大学ワンダーフォーゲル部からNHKへ

簡単に私の経歴をご紹介させていただきます。
早稲田大学卒業後にNHKに入局しました。約2年間勤務した後に、イーストウインドのトレーニング生になるために群馬県みなかみ町を訪れます。このことで、「安定を捨ててなぜイーストウインドに?」という世間の印象になっているようです。
そもそも私は大学時代ワンダーフォーゲル部に所属しておりました。さまざまな方法で自然を楽しむというのがワンダーフォーゲル部に対する私なりの解釈です。 ピークハントが主目的の山岳部と比べると、ワンダーフォーゲルの活動域は山に限らず多岐にわたります。私が所属していた早稲田ワンダーフォーゲル部では、登山だけじゃなく、山スキーや沢登、ラフティングや自転車など、多様なアウトドア活動を行なっておりました。

自然の中で活動することが大学生活の大半と言っても過言ではない日々を送っていた私は、就職活動を目前に控えた大学4年生の時にアドベンチャーレースの存在を知りました。進路選択のひとつとして、同部活のOBからチーム・イーストウインドを勧めていただいたのです。
その時からチーム・イーストウインドへの強烈な興味が育っていたのですが、私は結果として一旦就職するという道を選ぶことになります。 社会人としては、不安も問題もそれほどなく過ごしていた私でしたが、その平穏な日々に充実感を得ることはそれほど多くありませんでした。仕事自体にはやりがいも誇らしさもありました。しかしもっと命を燃焼していくような体験をしてみたい考えるようになりました。
そんな中で思い出したのが大学時代の山行の記憶でした。重い荷物を背負い徹底的に自分を追い込んだときに生まれる自己対話の経験です。肉体的に追い込まれるほど、逃げ出したい自分と逃げ出すことを許さない自分の葛藤が始まります。そして、山は1度登ったら基本的には自力で降りてくるしかないので、弱い自分に打ち勝つためには絶好の場所だと感じていました。
この経験を社会人になった今でも体感できるのはどこだろうと考えた時、チーム・イーストウインドの門を叩くというのは自分の中ではスムーズな流れでした。

早稲田大学ワンダーフォーゲル部からNHKへ

更なる成長を目指して

アドベンチャーレースという過酷な状況に挑戦している人達が集まり、真剣に修練を積んでいるチーム・イーストウインドに自分が飛び込むことで、更なる自己成長が得られると確信しています。
自分が大好きな自然と向き合い、己とも向き合っていく。こんなに素晴らしい環境を作り上げていただいた田中正人さんを初めとする、歴代のイーストウインドメンバーと現メンバーには感謝の念が絶えません。 私もこの素晴らしい系譜に恥じることのないよう、最大限の努力を積み、いち早くチームの力になれるよう努力していきたいと思います。

更なる成長を目指して
小濱 廉太郎さん

著者:小濱 廉太郎RENTARO KOHAMA

通称ロータス。令和2年度よりトレーニング性となる。 プロボクサーを目指し16歳でボクシングジムに入門。その後、早稲田大学入学しワンダーフォーゲル部に所属。 卒業後、マスコミ業界に就職するが、アドベンチャーレースに対する想いが捨てきれず、イーストウインドの門をたたく。 日々の鍛錬とアドベンチャーレースを通じて更なる自己成長に挑む。 現在、カッパクラブにてリバー技術を習得中。