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2020.11.18

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【Vol.32】谷川岳馬蹄形トレーニング

2020.11.18

連載:Renoca Adventure

初めまして、トレーニング生のテツです

初めまして、トレーニング生のテツです

2019年よりチームイーストウインドのトレーニング生として大阪から参りました、テツです。
トレーニング生の1年目は、カッパクラブ のラフティングガイドとして活動し、同年10月から3ヶ月間をリバーガイドの修行でネパールに行っていました。
そして今年の4月にみなかみ町へと戻って来ましたが、結婚と出産、そしてコロナの影響などで家族と共に関西へと戻り、チームやカッパクラブとは距離を置くことになっていました。
人生の転換期だったと言えますが、アドベンチャーレースに対しての熱意は冷めることなく、自分なりの目標をもってトレーニングに励んでいました。

半年ぶりのみなかみ町

関西での暮らしは、仕事と育児と家事、そして合間の時間でトレーニングです。
子供の傍に居ながら、共に成長を感じる充実した日々を送っていました。ただどこか心の片隅では「みなかみ町でトレーニングをしたい」「みなかみ町の自然に触れたい」そのような感情がありました。そして妻の承諾を得て、1週間だけみなかみ町へ戻る事にしました。
久しぶりのみなかみ町の自然は、何も変わっていませんでした。
美しくそして雄大で……、やはり自分がいるべき場所はここなんだと改めて実感しました。

みなかみ町に来て最初に向かったのは谷川岳です。
谷川岳には馬蹄形を描くような周回コースがあります。朝の3時に出発して西黒尾根からスタート。とにかくパンチのある登りが多かったのですが、それ以上に谷川岳の山々の美しさに終始感動しました。
綺麗な稜線の山並み、神々しい雲の躍動感、色彩を散らす紅葉風景……、本当に戻ってきて良かったと感じました。

半年ぶりのみなかみ町

これからの自分

初めまして、トレーニング生のテツです

みなかみに戻ってきて感じたのは、チームメンバーとの力の差でした。
今回一緒にトレーニングをしたのはヨネくんでしたが、本当にいい刺激をもらえました。
「今の自分の力ではまだまだ世界には通用しない」そんな打ちのめされた気持ちでしたが、決してネガティブな気持ちにはならなかったです。今の自分の力を知ることができ、そしてひたすらトレーニングに励む。その意思がまた強くなりました。
みなかみ町に戻ってきた1週間は、自分と向き合える良い時間になりました。
コロナ禍で自分の思い通りの生活ができなくても、育児や仕事など、やらなければいけない事はたくさんあります。
どんな状況でも自分の目標に対しての情熱は絶やさず、トレーニングに励み、世界に通用するアドベンチャーレーサーになりたいです。もちろん父親としても同時に成長しなければなりません。
まだまだ楽しい精進の日々が続きそうです。

小倉 徹さん

著者:小倉 徹TOORU OGURA

通称テツ。令和元年よりトレーニング生となる。 学生時代はラグビーに励み、EASTWINDに参加する前は電鉄会社の社員として電車の運転士をしていた。 アウトドアや陸上の経験がほとんどない中で、新しい世界にチャレンジする姿勢はまさにアドベンチャーレーサーにふさわしい。現在、カッパクラブでリバー技術の習得中。