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【最新版】トヨタ ランドクルーザー100:V8時代の幕開けと世界市場

ランドクルーザー100

ランドクルーザー100は、ランドクルーザーの歴史の中で最も大きく変化したモデルと言えます。ランドクルーザーのフラッグシップはおよそ9年ごとにモデルチェンジが行われてきました。ステーションワゴンのスタイルが世界で定着したランドクルーザー60系から見ていくと、ランドクルーザー60系は1980年から1989年、ランドクルーザー80系は1989年から1998年、そしてランドクルーザー100系が1998年から2007年までとなっています。

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概要

エンジンはV8、サスペンションは独立懸架へ

9年ものランニングタイムは一般車に比べて約2倍。この長さは次世代モデルの開発期間の長さ、そして時代の変化の大きさを意味します。だからランドクルーザーは変わるときはいつも大きく変化するのです。では、そうした歴史の中でランドクルーザー100系はどのように変わったのでしょうか。ここで60系、80系、100系を並べてみると、走りの機能としては100系で大きく変化したことがわかります。ランドクルーザー80系まではエンジンはガソリンもディーゼルも直列6気筒だったのに対し、ランドクルーザー100系からはガソリンエンジンがV8に変更されました。

サスペンションでは、フロントのトラック然としたリジッドアクスル式が独立懸架式になりました。こうしたエンジンとサスペンションの大きな変化によって、ランドクルーザー100系は、より速いスピード走行、よりたくましい走りが可能となり、快適で安全な走りも実現されました。人や物をたくさん積んで悪路も走れるタフな4WDは、さらにタフになりつつ、オンでもオフでも速く快適に走れるマルチパフォーマーへと進化したのです。

ランドクルーザー80からの変更点

ロシアや中東からのニーズに応えてプレミアム化

では、なぜランドクルーザー100系は大きく変わる必要があったのでしょうか? その理由は、4WDのトップブランドとして、あるいはランドクルーザーのフラッグシップとして、ランドクルーザーを必要とする世界の国々が望んだからでした。80系から100系へと切り替わろうとしていた20世紀の終わりごろは、世界がバブルに沸いていた時代です。高価で高級なクルマに注目が集まっただけでなく、人々の生活レベルが高まり、世界の高速道路環境が飛躍的に発達した時期でもありました。すでにランドクルーザーの大きな市場となっていた北米は別として、中国やロシア、そしてオイルマネーにモノを言わせたサウジアラビアやUAEなど中東諸国からのランドクルーザーの引き合いが急激に増加してきました。

現在のランドクルーザーの礎は100系が築いた

中国、ロシア、中東諸国にとって、ランドクルーザーはまさにプレミアム4WD。もちろんランドクルーザー100系以前から日本以上に富の象徴として受け止められていたわけですが、道路環境の発達やバブルによる生活レベルの向上などによって、4WDはたくましく悪路を走れるだけでは済まされなくなったのです。こうした高級化、高性能化という流れはランドクルーザー200系になってさらに進化を遂げるわけですが、ランドクルーザー200系のクルマとしての基本的な部分、つまりメカニズムはランドクルーザー100系から大きく変わっていません。変わったのはメカニズムをコントロールする電子デバイスや安全対策のための機能です。ランドクルーザー100系は半世紀を超えるランドクルーザーの歴史の中で、まさに世界規模で大きな節目となったモデルだったのです。

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。