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ランドクルーザー100に至るディーゼルの歴史は40系から始まった

ランドクルーザーにディーゼルエンジンが初めて搭載されたのはランドクルーザー40系でした。ただしそのランドクルーザー40はファンなら誰もが知っているあのショートボディーではなく、ランドクルーザー40系誕生の13年後になってデビューしたロングホイールベースのHJ45です。搭載されたのはH型(直6/3,576cc/OHV/90HP)と呼ばれるディーゼルエンジンで、2ドアでありながらロングホイールベースのシャーシーに搭載され、ボディーはハードトップとピックアップ(シングル)の2タイプがありました。

人気のランドクルーザー100

ランドクルーザー40、60、80と受け継がれてきた直6ディーゼルエンジン

ランドクルーザー100に搭載された直6ディーゼルエンジン1HD-FTE型は、まさにHJ45に初搭載されたH型エンジンの直系と言えます。ランドクルーザー40系ショート(&ミドル)は直6ガソリンエンジンのF型から始まり、国内向けでは1974年に直4のB型ディーゼルエンジンに置き換わります。同じディーゼルでもよりヘビーユースに向く直6のH型は、後にステーションワゴンのスタイルを確立させたランドクルーザー60系から、電子制御技術がふんだんに盛り込まれたランドクルーザー80系、そしてキングオブオフロードと呼ばれるランドクルーザー100系へと受け継がれたのです。

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ディーゼルはターボや4バルブ化で進化

ランドクルーザーに搭載された直6ディーゼルエンジンは、ランドクルーザー60系で直噴ターボ仕様が追加され、ランドクルーザー80系になるとバルブ機構が古くからのOHVから燃焼室の形を変えて高回転に向くOHCに変更。ランドクルーザー100系では1気筒あたりの吸排気バルブが2個から4個に増えてターボ仕様のみの設定となり、電子制御化も手伝って高効率化、高出力化を実現させました。

搭載車(車両型式) 気筒数・動弁機構・排気量
H型 ランドクルーザー40系(HJ45) 直6・OHV・3,567cc
2H型 ランドクルーザー60系(HJ60) 直6・OHV・3,980cc
12H-T型 ランドクルーザー60系(HJ61) 直6・OHV・3,980cc
1HZ型 ランドクルーザー80系(HZJ81) 直6・OHC・4,163cc
1HD-T型 ランドクルーザー80系(HDJ81) 直6ターボ・OHC・4163cc
1HD-FT型 ランドクルーザー80系(HDJ81) 直6ターボ・OHC・4163cc
1HD-FTE型 ランドクルーザー100系(HDJ101) 直6ターボ・OHC・4163cc
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ランドクルーザー100の直6ディーゼルは今も70系で継続採用

ランドクルーザー100系に搭載された1HD-FTE型ディーゼルエンジンは、国内向けでは直6ディーゼルエンジンの最終型となってしまいました。ランドクルーザー100系の後継であるランドクルーザー200系では国内向けでV8ガソリンエンジンのみのラインナップになっています。しかし、1HD-FTE型ディーゼルエンジンは、海外仕様のランドクルーザー70系に搭載され続けています。ランドクルーザー70系には現在、ランドクルーザー200系の輸出仕様にも搭載されているV8ディーゼルエンジン1VD-FTV型が載るモデルもありますが、排気ガス浄化性能、経済性、動力性能などによって直6ディーゼルエンジンが好まれる輸出先国が現在も多くあるのです。世界のランドクルーザー・マーケットで活躍する伝統ある直6ディーゼルエンジン。ランドクルーザー100系で熟成されたタフネスさで今も世界の信頼を得ているのです。

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監修者:貴田 晃

大手自動車メーカーでセールス&マーケティングに従事、その後、架装メーカーで乗用車カスタム等のセールス&マーケティングの責任者を担当。現在は、フレックス株式会社でランドクルーザー、ハイエースのコンプリートカスタム車の販売に全力投球中。愛車は、同じ1957年生まれのスカイライン。

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