【車好きがこだわる】トヨタ ハイエース200：ハイエースコンプリートカーのインテリア変更プラン

ハイエース200は荷室を自由にアレンジ可能

純正でのシート仕様の選択肢も豊富

室内スペースの有効利用性を最大の特徴とするミニバンやワンボックスの中で、ハイエースはとてもシンプルな存在です。それはカーゴバン、あるいはトランスポーターとしてのあり方が追求されているからにほかなりません。お仕着せの装備がなく、ユーザー次第で使い方もアレンジも自由自在というわけです。ハイエースはボディーサイズやシートの数などでラインナップが豊富に用意されています。中でも私たち一般ユーザーに最も身近なのがハイエース・バン。2列または3列のシートを備え、シートを畳むことで人と荷物の数や量を調整できるという機能は、多くのファンのライフスタイルにマッチするものとなっています。

シート変更の選択肢は2種類

そんなフレキシブルなカーゴスペースを持つハイエースならではのカスタムが多くのファンに注目されています。カスタムの方向性は大別して2つ。まず、シートを質の良いものにグレードアップさせたり、数を増やしたりするラグジュアリータイプ。シートの変更に合わせてインテリアをゴージャスにアレンジすることもあります。もうひとつはシートアレンジの幅を広げたり、格納可能なベッドを盛り込んでくつろげるようにしたもの。荷役性を生かしつつキャンプなどアウトドアを楽しめるようなアレンジです。ハイエースのカスタムマーケットでは、それらのようにカーゴスペースをアレンジする数多くの製品が発売されています。ここでは、FLEXが手がけるふたつのコンプリートカスタムを紹介しましょう。

コンプリートならではの高品質感

ワイドボディーにラウンジを／HIACE RESORT

このハイエースはリゾート感覚が盛り込まれたもので、室内空間を最大限に活かしたワゴン（ワイドボディー）用のオリジナルシートアレンジです。2列目と3列目のシートを厚みのあるゴージャスなものとしつつ、カタログどおり10人乗りを保持。その状態から、3列あるシートのうち2列目のシートは座面と背もたれが別々に動いて全面をフラットにできます。2列目シート後方の空間を空けて別のクッションを置けばベッドルームに、テーブルを置けば2列目と3列目のシートが向き合うラウンジのような空間になるというわけです。

アウトドアで本領発揮／Wood HIACE

2つ目は心地よさを追及したベッドスペースの提案です。機能的な持ち味はそのままに、週末に使いたくなるハイエースに仕上げています。仕事に使えて週末はレジャー用にも大活躍。カーゴスペースを快適なベッドルームとして使えるようにアレンジしつつ、人と荷物を運ぶハイエース本来の機能はキチンと残してあるのです。

カーゴスペースのベッドアレンジというのは他にも見られるカスタムですが、この仕様ではフロアやサイドパネルに贅沢なオーク材を使ったり、体に触れる部分にレザー素材を盛り込んだりしてラグジュアリーさもあります。1、2列目のシートもカーゴスペースのデザインやカラーに合わせてコーディネートされており、こだわり抜いたアレンジです。