どうすれば窃盗犯から車両盗難を防げるのか? その対策方法や防犯アイテムを紹介【車両盗難・車上荒らし】 | フレックス

どうすれば窃盗犯から車両盗難を防げるのか? その対策方法や防犯アイテムを紹介【車両盗難・車上荒らし】

ランドクルーザーの記事|,,,,

  • 投稿日:2022/5/31
  • 更新日:2026/4/3
車両盗難を防ぐには

SNSでは愛車の盗難被害を知らせる投稿が後を絶ちません。ランドクルーザーやハイエースは毎年盗難ランキングの上位に入る車種であり、対策なしでは他人事ではありません。この記事では、スマートキーの設定変更から物理的なロック、カーセキュリティ、駐車環境の見直しまで、実践的な盗難防止策をまとめて紹介します。

10秒でわかるこの記事の要約

ランドクルーザーやハイエースは盗難ランキング上位の常連で、リレーアタックやCANインベーダーなど手口も年々巧妙化しています。

スマートキーの節電モード・ハンドルロック・CANプロテクションなど、複数の対策を組み合わせることが盗難抑止に効果的です。

防犯グッズやカーセキュリティで万全を期しつつ、万が一に備えて車両保険への加入も欠かせない備えのひとつです。

どうすれば盗難を防ぐことができるのか?

X(旧Twitter)などのSNSで、「拡散希望! 愛車が盗まれました!」といった書き込みが非常に多くなっています。あなたの身近にある車両盗難。被害に遭わないようにするにはどうすればいいでしょうか?

ランクル300やランクル70が依然として高いプレミア相場に!?

盗難率が非常に高いランドクルーザーファミリー

車両の盗難は毎日のように発生しています。全国的に見ても発生していない地域はないのではないかというくらい、発生頻度が高い状態です。

需要の高さと供給の少なさが重なるクルマは、中古車市場でプレミア価格がつく傾向が続いています。トヨタ ランクル300やレクサス LX570はいまなお高値で取引されており、ランクル70も国内向けの納車数が需要を下回る状況が続いているため、中古車情報サイトでは高額プレミア価格が並んでいます。

こうした相場の高さが、窃盗団が狙う車両の選定基準になっているという現状は変わっていません。

新車以外も盗難のターゲットなっている

新車ではない車両でも狙われているという現状があります。

例えばハイエースやランクルは、新車・中古車、国内・海外を問わず需要が高い反面、新車の供給が少ないため、毎年盗難されている車種の上位に入っています。

さらに、旧車にカテゴライズされる車種もかなり狙われるようになってきています。マツダ RX-7や日産 スカイラインGT-R(R32・R33・R34)などは、アメリカの25年規制が経過したこともあり、中古車市場でもかなり高値が付いています。

車両の窃盗団はそんなマーケットの状況を見逃すわけはなく、需要があり高く売れる車両に狙いを定めているというわけです。

車両本体の盗難はやはりランクルが1位

日本損害保険協会が車両の盗難や車上荒らしについて行った「第27回自動車盗難事故実態調査結果(2025年)」1によると、2024年の車種別ランキングでは、1位ランドクルーザー、2位アルファード、3位プリウス、4位ハイエース、5位レクサスLX となっており、ランクルもハイエースも引き続き上位にランクインしています。(ランクルにはプラドも含まれます)

一方、車上荒らしでは、1位プリウス、2位アルファード、3位BMW、4位メルセデス・ベンツ、5位ランドクルーザー、6位ハイエースという順位になっており、順位は入れ替わったもののランクルもハイエースも上位に入っています。

発生時間帯については、22時から翌朝9時までの間が6割ともっとも多く、続いて9時から17時の日中が3割弱、17時から22時が1割弱となっています。深夜帯から早朝にかけてが一番狙われやすい時間帯であるため、防犯対策は人の気配が減る夜間が最重要ということになります。

具体的な防犯対策の方法は?

窃盗団がどのような手口で車両を盗難するかは、前回の記事でお伝えしましたが、オーナー側としては愛車を盗まれるのを黙って見ているわけにはいきません。我々ができる防犯対策にはどのようなものがあるでしょうか?

車の鍵でできること

車のロックやエンジン始動をするためのキーで盗難対策をすることができます。

スマートキーの節電モード(トヨタ車)

費用:無料 難易度:自分でできる

車両から離れたところでスマートキーの発する電波を不正に取得して、該当する車両の側にいる共犯者に中継してロック解除やエンジン始動をさせてしまうのが、リレーアタックと呼ばれる手口です。スマートキーがすぐ近くにいると車両に誤認させることを防げれば、リレーアタックは成功しません。

トヨタのスマートキーには、車種により節電モードが備わっています。このモードを使って電波の受信待機状態を停止することで、中継されることを防ぐことができます。

<節電モードの設定方法>

スマートキーの施錠ボタンを押しながら、解錠ボタンを2回押す。

インジケーターが4回点灯し、節電モードの設定が完了。

<節電モードの解除方法>

スマートキーのいずれかのボタンを押す。

なお、このモードでは、スマートエントリー&スタートシステムが使用できないので、若干不便ではありますが、リレーアタックを防止するには有効です。

参照サイト:

リレーアタックによる車両盗難に対する応急対策はあるか。【トヨタ公式サイト Q&A】

電波遮断ポーチ・金属缶への収納

スマートキーの電波遮断

費用:1,000〜3,000円程度 難易度:自分でできる

意図していない時にスマートキーの電波を遮断する方法としては、金属製の缶や電波遮断ができるポーチなどに鍵を入れておくという方法があります。スマートキーと車両とが通信できない状態であれば、当然鍵も開かず、エンジンも掛かりません。

セキュリティの追加

窃盗犯が嫌うのは、盗難している瞬間が発覚することです。できるだけ短い時間で狙った車両を盗み出したい彼らにとって、犯行が目立ってしまったり、時間が掛かりすぎることはリスクでしかありません。

我々としては、できるだけ時間を稼ぎつつ、「この車両は無理だ」と犯人に諦めさせるのが、窃盗犯たちから愛車を守ることに繋がります。では、時間稼ぎのための有効な方法とはどのようなものでしょうか?

ハンドルロック

ハンドルロック

費用:3,000〜15,000円程度 難易度:自分でできる

ハンドルロック(ステアリングロック)は、ハンドルを動かせないように固定する強固な金属などで作られた器具のことです。壊すには時間が掛かるため、時間を稼ぐことができます。なかにはブレーキペダルと繋ぐようなアイテムも存在しています。

ハンドルロックは車外から装着されているのが見えるので、視覚的に「盗みづらい」と思わせる効果もあります。

しかし、窃盗犯のなかには、強力な切断機を持参して犯行に及んでいるケースもあり、その場合はかなり短時間で切断されてしまうものもあるようです。

運転するには専用の鍵でロックを解除して、ハンドルロック自体を取り外すため、特別なインストールなどは必要ありません。

ブレーキペダルロック

ブレーキペダルロック

費用:本体+取付工賃 合計2〜5万円程度 難易度:プロ取付推奨

ブレーキロックは、ブレーキペダルを物理的に固定する器具のことです。スマートキーなどを使った車両は、ブレーキペダルが踏み込まれていないとエンジンが始動することができないという機能を使っています。こちらは足元の奥に設置されていて見えにくいため、仮に車内に侵入されたとしてもエンジンが始動できず、窃盗犯が焦って諦めるということもあるようです。

ブレーキロックは車両の金属部分に固定する方式なので、本体代金の他、インストール料金が掛かります。

ランクル250を盗難から守るブレーキペダルロック

ランクル250を盗難から守るブレーキペダルロック

FLEXでは、ランクルやハイエースを車両盗難から守るカーセキュリティアイテム「ブレーキペダルロック」を推奨しています。万が一車のキーが解錠されてしまっても、物理的にブレーキペダルを踏めなくすることで、エンジンスタートを阻止します。ブレーキペダルロックは専用キーのみで解除できるので、セキュリティレベルを格段に引き上げることができます。

タイヤロック/ホイールロック

タイヤロック・ホイールロック

費用:5,000〜20,000円程度 難易度:自分でできる(大型のため取り扱い注意)

タイヤやホイールを物理的に動かせないようにするのが、タイヤロックやホイールロックと呼ばれる防犯グッズです。大型の金具でスポークの間を通して固定することで、エンジンが掛かってもタイヤが回転できないようになります。しかし車両を強引に動かしてロックを破壊し、盗んでいった事例もあります。

カーセキュリティ

カーセキュリティシステム

費用:本体+取付工賃 合計5〜20万円程度 難易度:プロ取付必須

車両の内部に装着するタイプのセキュリティ装置です。一般的には、通常のスマートキーがやり取りする信号に加えて、セキュリティのリモコンキーがやり取りする信号が合致しないと、解錠やエンジン始動ができないというものです。また、正しい方法以外で解錠されたり、車両の窓を割ったり、車両に衝撃を与えたり、車両を傾けたりすると、それらの動作を感知して警報が鳴るものもあります。さらに車両の状況をオーナーの手元にあるリモコンに伝えてくるタイプも存在します。

カーセキュリティの機能を正確に引き出すためには、高度なインストール技術が必要になります。優れたインストーラーは、配線も純正と同じようなものを使用し、セキュリティ本体も簡単には見つからないように車両深くに隠されるため、防犯性能は非常に高くなります。車両盗難実績ゼロ件を誇るセキュリティブランドも存在しています。

GPS

GPSセキュリティシステム

費用:本体+月額利用料(月額1,000〜3,000円程度) 難易度:プロ取付推奨

防犯会社などが提供する盗難防止サービスに、GPSを使った車両位置の補足ができるものがあります。車両に予めGPSをインストールしておくことで、不正にエンジンが始動したときや、オーナーからの通報があった場合に起動します。自車位置の場所を特定した警備会社から警察へ通報することで、盗難された車両の元へと辿り着くことができるというものです。

窃盗団が盗み出した車両を駐車場などに一時的に放置するのは、車両にGPSが装着されていないかどうかを確かめるためだと言われています。

GPSはセキュリティとセットになっていることが多く、本体代金に加えて月額の利用料が掛かる場合があります。

CANプロテクション(CANガード)

CANプロテクションキット(CANガード)

費用:本体+取付工賃 合計3〜8万円程度 難易度:プロ取付必須

車両の情報通信を司るCANへ物理的にアクセスして車を乗っ取るCANインベーダーを防ぐのが「CANプロテクション(CANガード)」です。金属製のカバーをECUに被せることで、バンパーやインナーフェンダーをずらしてもECU本体にアクセスがしづらくなります。カバーはセキュリティボルトで装着されており、外すには専用工具が必要です。壊す場合でも時間が掛かるので、犯人は取り外すことを諦める可能性が高くなります。

OBD2ロック(新定番の対策)

費用:3,000〜10,000円程度 難易度:自分でできる〜プロ取付推奨

近年、車両の診断ポート(OBD2ポート)に専用ツールを差し込んで不正にスマートキーを複製・登録する手口が国内でも報告されています。CANインベーダーとは異なり、車内への侵入後にOBD2ポートへアクセスするという点が特徴です。

これを防ぐのがOBD2ロックです。ポートに物理的なロックカバーを取り付けることで、不正なツールの接続を防ぎます。手軽に導入できる製品も増えてきており、CANプロテクションと組み合わせることで、より高い防犯効果が得られます。

駐車場でできること

車両盗難が発生するのは、主に車両を保管している場所、つまり駐車場です。この場所自体で防犯レベルを引き上げるにはどうしたらいいでしょうか?

照明で明るくする

費用:センサーライトで5,000〜20,000円程度

窃盗団は暗闇に紛れて犯行に及びたいと考えます。複数の人間が車に取り付いていれば明らかに怪しいからです。そこで駐車場自体を照明で明るくすることをオススメします。作業がしやすくなってしまうということもありますが、姿を晒したくない窃盗団にとっては、明るい場所は避けたいと考えるはずです。

人間を感知して点灯するセンサー付きライトもあります。普段は暗く、人間が範囲に入ると点灯するので、車両の近くに誰かが居るということを周囲に知らせてくれる役割もあります。

防犯カメラを付ける

費用:1台10,000〜50,000円程度

防犯カメラ

車両を見守るための防犯カメラは備えておくべきアイテムの一つだと言えます。防犯カメラの存在自体を知らせることで窃盗団が諦めることもあります。また、録画の記録は証拠としては有効なので、複数台設置してさまざまな角度から監視をしましょう。万一盗まれてしまった場合、犯行の瞬間だけでなく、事前に下見をしに来ている姿を録画することもできるでしょう。先に述べた照明とセットで設置することをオススメします。

しかし、一部始終を録画されていると理解したうえで犯行に及んでいるケースも多く、防犯カメラ単体での抑止効果は、あまり高くないというのが現状です。

ドライブレコーダーの駐車監視機能を使う

費用:機能付き機種で20,000〜60,000円程度

ドライブレコーダー・駐車監視機能

駐車時にも異変を感知して録画をする「駐車監視機能」が付いたドライブレコーダーが普及しています。夜間でも暗部に強いカメラを使用しており、駐車場が暗くても対応できます。録画中を警告するLEDランプが備わっているものもあります。

なお、消費電力自体はそれほど多くはありませんが、常時電源を使用していることになるので、バッテリーの残量には注意が必要です。

他の車両等で塞ぐ

費用:追加費用なし

守りたい車両の進路を塞ぐようにして、別の車両を駐車しておくというのは有効な手段です。窃盗団は2台の車両を処理しなければならないため、盗むことを諦める可能性が高まります。また、そう見せることで、警戒をしていることをアピールする狙いもあります。もちろん盗難されていい車両などないのですが、犯人に「面倒くさい」、「手間が掛かる」と思わせたもの勝ちです。

セキュリティレベルの高い駐車場を借りる

費用:月額数万円程度(エリアによる)

セキュリティゲート

有人管理の駐車場や入場するために専用の鍵が必要な駐車場はセキュリティレベルが高く、車両が盗難される危険性は下がります。賃料は高額な場合が多いですが、車両を盗難されることと比べれば、まだましなのではないでしょうか。

ちょっとした工夫で防げることも

外出した先でも、防犯カメラの有無を確認することをオススメします。撮影できる位置に駐車しておけば車上荒らしなどの被害を防ぐ手助けになるはずです。万一被害に遭ってしまったとしても、記録が残っているので、届け出などがスムーズになるでしょう。

最恐最悪の車両盗難ツール「GAME BOY」に要注意

GAMEBOY key emulator

ここ数年、日本で主流となっている盗難方法は 「リレーアタック」 や 「CANインベーダー」 ですが、欧州で猛威を振るっていた 「GAME BOY」 というツールが日本でも実際の被害として報告されるようになっています。

このGAME BOYは、その名のとおり携帯型ゲーム機の筐体のような見た目をしており、車と直接通信を行いスマートキーのロックを解読してしまうというものです。車は正しいキーで解錠されたと判断するため、エラーも起こらずエンジンを始動できてしまいます。

リレーアタックはスマートキーの節電モードや電波遮断ポーチで対策できますが、GAME BOYは車両と直接通信を行うため、これらの対策では防げない点が最大の脅威です。現時点では、CANプロテクションやOBD2ロックとカーセキュリティを組み合わせた多層防御 が最も有効とされています。

狙われたら最後、非常に高い確率で盗難されてしまうという最恐最悪のツールです。ご注意ください。

必ず車両保険に加入しましょう

愛車を盗まれてもいいというユーザーはいないでしょう。これまでお伝えしてきたような防犯グッズやセキュリティ対策ですが、やはり万全ではありません。しっかりと対策をしていても、残念ながら盗まれてしまう可能性をゼロにはできません。そこで必ず盗まれる前に行って欲しいのが、車両保険への加入です。

車両の盗難は、オーナーにとって非常に悲しく苦しい出来事です。愛車が無傷で戻ってくることが一番いいのですが、そうではないケースが多いのが実情です。盗難による損害を少しでも補填するために、車両保険に入ることを強くオススメします。盗難の場合は全損と同じ扱いになりますので、発生時の車両評価額が保険金として支払われることになります。また、車内の荷物も補償される場合がありますので、忘れずに届け出を行うようにしましょう。

参照サイト:

車が盗まれた!自動車の盗難に車両保険は使えるの?【チューリッヒ保険】

FLEXの店舗にご相談ください

車両盗難防止

ランクルやハイエースは、ランキングからも分かる通り、盗難の対象となりやすい車種です。自分に限っては大丈夫だろうと思うのは非常に危険です。乗ろうと思って駐車場に行ったら車が消えていた。なんてことにならないように、しっかりとした対策が必要です。防犯グッズやカーセキュリティについては、お近くのFLEXの店舗にご相談ください。

>>FLEXのお店はこちらから

出典

  1. >>第27回自動車盗難事故実態調査結果(2025年)(PDF)

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。

シェア

この記事を読んだ方におすすめ

FLEXの更新情報を配信中

いつも「FLEX」をご覧いただきありがとうございます。Facebook、Twitter、LINE@ にて更新情報を常時配信しています。また新着モデルなどは、ソーシャルメディアの方にて速報として配信しています。ぜひご利用ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE@
    LINE@
12月11日(木) GRAND OPEN FLEX 好きなパーツを手軽に購入!厳選!カスタムパーツのECサイト 12月11日(木) GRAND OPEN FLEX 好きなパーツを手軽に購入!厳選!カスタムパーツのECサイト

ページトップへ