無交換のままや劣化したまま乗り続けると大変なことに! 定期的なエンジンオイル交換の重要性を解説 | フレックス

無交換のままや劣化したまま乗り続けると大変なことに! 定期的なエンジンオイル交換の重要性を解説

ライフスタイルの記事|,,,,

  • 投稿日:2025/4/30
  • 更新日:2025/4/30
エンジンオイルの重要性について

エンジンオイルは車にとって血液とも言える重要なものです。潤滑や冷却といったエンジンが正常に動くために必要不可欠な要素を担っている大切なオイルです。でもついつい交換をサボってしまいがち。そのまま乗っているとどうなるのか? 定期的な交換の重要性について解説します。

エンジンオイルを交換しないとどうなる? 無交換の危険性は?

ガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車、そしてハイブリッド車は、動力にエンジンを使っています。そのエンジンの冷却や潤滑を支えているのがエンジンオイルです。では、エンジンオイルを交換しないで乗り続けるとどうなるのでしょうか? 耐久性が高いと言われる商用車や4WD車モデルとはいえ、多くの問題が発生することが考えられます。

定期的な交換をサボっていると…

新しいエンジンオイルと古いエンジンオイル

エンジンオイルを交換しないでいると、エンジンや走りに下記のような症状が現れます。

燃費が悪化する:劣化したエンジンオイルは粘度が上昇し、エンジン内部の抵抗が増加するため、燃費が悪化することがあります。いつもの道で10%燃費が違うようであれば要チェックです。

出力が低下する:エンジン内部の摩擦が増加するため、馬力やトルクが低下します。いつもより車が進まずアクセルを余計に踏むため、さらに燃費の悪化に繋がります。

エンジン音が変化する:異音や振動が増加し、静粛性が損なわれます。車内だけでなく、車外でもエンジン音を聞いてみましょう。

さらに無視して乗り続けていると…

スラッジの溜まったエンジンの内部

症状をそのままにしておくとどうなるでしょうか?

エンジン内部の摩耗がさらに進む:潤滑性能が低下するため金属部品の摩耗が進み、エンジンの寿命が大幅に縮まります。

スラッジが蓄積する:オイル内に不純物が蓄積し、オイルが流れる通路の詰まりを引き起こします。循環が正常に行われず、エンジンの温度上昇などが起こります。

オイルが漏れる:シール部分の劣化が進み、オイル漏れのリスクが高まります。

エンジンが焼き付く:潤滑不足によるエンジンの焼き付きは、エンジン本体の交換が必要になる重大な故障です。

ディーゼルエンジン車では、特にスラッジの蓄積が深刻な問題となり、ターボチャージャーの故障や燃料噴射系統の不具合にもつながります。故障した場合、修理する費用はエンジンオイル交換の何十倍もの費用になることもあります。

定期的にエンジンオイルを交換していれば防げたかもしれないエンジンのトラブル。放置した結果、重大な故障が発生し、エンジンの修理や交換になると大きな額の費用が掛かることになります。

大事に至る前に、エンジンオイルの交換をお忘れなく。作業はお近くのフレックスのハイエース店、またはハイエースベースにお任せください。

エンジンオイル交換のメリットとデメリット

エンジンオイル交換のメリットとデメリット

メリット

エンジンオイルは「定期的に交換するもの」としてしまうのがいいのですが、わかりやすくオイル交換のメリットをお伝えします。

エンジン寿命の延長:適切な潤滑を維持することで、エンジン内部の摩耗を最小限に抑え、エンジンの寿命を延ばします。例えばハイエースのような商用車やランドクルーザーなどの4WD車では、車齢を通して30万km以上の走行をする場合も多く、定期的なオイル交換は必須と言えます。

燃費の改善:新しいエンジンオイルは適切な粘度を持ち、エンジン内部の抵抗を減らすため、燃費が向上します。一般的に3〜5%程度の燃費改善が期待できます。

エンジン性能の維持:清浄な状態のオイルはエンジン内部を効果的に冷却し、出力を最大限に引き出します。特にターボチャージャー付きのハイエースモデルでは、オイルの状態がターボの性能に直接影響します。

信頼性の向上:定期的なオイル交換により、長距離移動や過酷な条件下での突然のトラブルリスクを減らすことができます。

環境負荷の軽減:適切に機能しているエンジンは、排出ガスの質が向上し、環境への負荷が少なくなります。

維持費の削減:定期的なオイル交換は少額の投資ですが、将来的な大きな修理費用を防ぐことができます。エンジンオイル交換は予防整備の中で最もコストパフォーマンスの高い項目と言えます。

デメリット

エンジンオイル交換には、いくつかの検討すべき点もあります。

定期的なコスト:特に高品質なオイルを使用する場合や、大容量エンジンのハイエースでは、オイル交換にかかる費用が乗用車より高くなります。ディーゼルエンジンモデルは特にオイル量が多く、コストが嵩みます。

時間の投資:DIYでの交換にはある程度の時間と労力が必要です。ディーラーや整備工場に依頼する場合も、車両を預ける時間が必要になります。

過剰交換のリスク:必要以上に頻繁なオイル交換は、経済的な無駄になるだけでなく、環境にも余計な負担をかけることになります。

オイル選択の難しさ:市場には様々な種類のエンジンオイルが存在し、適切なオイルの選択が難しい場合があります。不適切なオイルを使用すると、エンジンに悪影響を与える可能性があります。

廃油の処理:使用済みのエンジンオイルは適切に処理する必要があり、特にDIYで交換した場合は、処分方法に注意が必要です。面倒な場合は自動車整備工場や部品量販店、ホームセンターやガソリンスタンドなどに依頼しましょう。

これらのデメリットがあるものの、定期的なエンジンオイル交換のメリットの方がはるかに大きいと言えます。適切なオイル交換計画を立てることで、デメリットを最小化することができます。

ハイエースやランクルのオイル交換はFLEXのお店で

オイル交換はFLEXで

「そういえばオイル交換っていつしたっけ?」というオーナーさん、ちょっと思い出してみてください。思い出せないという場合は、レシートやカード明細などでも調べることができるかもしれませんし、オイル交換時に走行距離と日付を貼って管理しているというところもあります。

オイル交換はFLEXで

交換が3ヶ月から半年以上前だったり、5,000km以上走行していたら、もう換え時です。一度オイルレベルゲージでオイルの量や色を確認してみてください。FLEXでは、エンジンオイル交換を受け付けています。FLEXでご購入いただいたオーナーさんはもちろん、他店舗でお買いになった方も大歓迎です。ぜひオイル交換はFLEXのお店で。スタッフ一同お待ちしております。

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。

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