【最新版】トヨタ ランドクルーザー200 その特徴と魅力について | フレックス
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ランドクルーザー200 モデルの特徴

ランドクルーザー200系でボディサイズはさらに大型化

ランドクルーザー」の名が生まれて半世紀あまり経った2007年にランドクルーザー200は誕生しました。四駆の主流がクロスオーバーモデルになる中、ランドクルーザーは原点を忘れませんでした。ランドクルーザー100系の後を継ぐべく、ランドクルーザー200系は正当進化します。代を追うごとに大型化してきたランドクルーザー200系で全長4,950mm、全幅1,970mmとアメリカンフルサイズSUVに迫る大きさに到達しました。国産四駆の中では破格に大きい車格ですが、このボディサイズの余裕が設計面で多くのメリットをもたらしています。

人気のランドクルーザー200

ボディサイズの大型化は快適性や高機能化に貢献

全長が長くなった内訳はフロントオーバーハングで40mm、リアオーバーハングで20mm、ホイールベースについては変わっていません。これは取り回しの悪化およびオフロードでの対地障害性悪化を防ぎつつ、キャビンスペース…特に後席空間の拡大を目的としています。ホイールベースいっぱいまで車室を広げ、その分エンジンルームや荷室が僅かに押し出されました。全幅は先代から30mm拡大、トレッドも片側約10mmずつ拡大され、そこで生まれたスペースのおかげでサスペンションの設計を見直すことが可能となりました。ランドクルーザー100系はコンパクトなスペースに収まるトーションバースプリングを採用していましたが、ランドクルーザー200系ではより高性能なコイルスプリングを採用することができたのです。この結果、サスペンションストロークの拡大によって悪路走破性が向上したのはもちろん、乗り心地の改善も実現しました。トレッドの拡大がコーナリングにおける安定性向上に繋がっているのは言うまでもありません。

オフロード性能も先代よりさらに進化

ランドクルーザー200系はデビュー当初、先代で好評だった先進装備AHC(アクティブ・ハイト・コントロール)&スカイフックTEMSを設定していませんでした(後にZXグレード追加で復活します)。代わりに用意されたKDSS(キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム)はスタビライザーの効力を走行状況によって“機械的に”変化させる機構です。車高を上下や減衰力を調整する機構に頼らなくても、十分期待に応えられるオフロード性能とオンロード性能を実現しています。このように、ランドクルーザー200系はオフロード性能を犠牲にするどころか、むしろ「それがランドクルーザーのアイデンティティだ」と言わんばかりの進化を遂げています。

ランドクルーザー200のボディカラー

人気のブラックカラーを販売初期から設定

ランドクルーザーでは伝統的に最終モデルや特別仕様車の専用色だったブラックを、ランドクルーザー200系ではデビュー当初から設定されていました。ホワイトパールクリスタルシャインやシルバーメタリック、グレーメタリックなどの定番カラーに加え、ダークレッドマイカメタリック、ゴールドマイカメタリック、グリーンマイカメタリックなど個性的で明るいカラーリングも用意されました。2011年のマイナーチェンジではグリーンマイカメタリックとゴールドマイカメタリックが廃止され、代わってアティチュードブラックマイカ、ベージュマイカメタリックを追加。よりモノトーン系が充実したカラーラインナップとなっています。

ランドクルーザー200のスペック表

AX Gセレクション
UZJ200W・2007年式
ZX
URJ202W・2015年式
全長 4,950mm 4,950mm
全幅 1,970mm 1,980mm
全高 1,880mm 1,870mm
ホイールベース 2,850mm 2,850mm
トレッド

前/1,640mm

後/1,635mm

前/1,645mm

後/1,640mm

最低地上高 4225mm 4225mm
車両重量 2,500kg 2,690kg
エンジン形式 V型8気筒DOHC V型8気筒DOHC
総排気量 4,663cc 4,608cc
最高出力 212kW(288PS)/5,400rpm 234kW(318PS)/5,600rpm
最大トルク 448Nm(45.7kgm)/3,400rpm 460Nm(46.9kgm)/3,400rpm
トランスミッション形式 5速AT 6速AT
変速比

1速:3.520

2速:2.042

3速:1.400

4速:1.000

5速:0.716

後退:3.224

1速:3.333

2速:1.960

3速:1.353

4速:1.000

5速:0.728

6速:0.588

後退:3.061

トランスファー減速比 1.000/2.618 1.000/2.618
駆動方式 トルセンLSDセンターデフ・フルタイム4×4 トルセンLSDセンターデフ・フルタイム4×4
最終減速比 4.100 4.300
ステアリング形式 ラック&ピニオン式 ラック&ピニオン式
サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン式コイル

後:リジッド式コイル

前:ダブルウィッシュボーン式コイル

後:リジッド式コイル

タイヤサイズ 285/60R18 285/50R20
新車時メーカー希望小売価格 5,400,000円 6,825,000円

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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