【徹底解説】トヨタ新型ランドクルーザー(ランクル300)新旧比較!何が変わったのか?画像付きでご紹介

【徹底解説】トヨタ新型ランドクルーザー(ランクル300)新旧比較!何が変わったのか?画像付きでご紹介

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300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタヨーロッパHP

トヨタは14年ぶりのフルモデルチェンジとなる、新型ランドクルーザー300系を6月10日に世界初公開しました。新型となる300系はどのように進化したのでしょうか?画像とともに200系との違いを徹底比較します。

新型ランドクルーザー300系は最新技術を導入して進化

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタグローバルニュースルーム

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタヨーロッパHP

世界中のどんな道でも安心して走れる信頼性と耐久性、そして悪路走破性というランドクルーザーはの本質は継承しつつ、14年ぶりの刷新においては最新技術を導入しているのが新型の注目すべきポイントとなります。

特に、ランドクルーザーの礎であるフレーム構造は踏襲しながらも、TNGAに基づく新GA-Fプラットフォームを採用したことで、軽量化と低重心化を達成したことが新型を大きく進歩させました。

それでは各項目において旧200型との違いをご紹介していきましょう。

エクステリアの変化

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタグローバルニュースルーム

現時点(6月30日現在)では公表されていませんが、300系のボディサイズがホイールベース、全長・全幅・ホイールベースやディパーチャーアングル、アプローチアングルなどは200系とほぼ同じであると思われます。詳細については追加される情報が待ち望まれますが、内外装デザインだけは判明しています。

キープコンセプトのサイドプロポーション

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタヨーロッパHP

200系

ランドクルーザー200系 ※参照:トヨタグローバルニュースルーム

ボディ全体のプロポーションはサイズ感も含めて2015年にビッグマイナーチェンジされた200系からのキープコンセプトとなっています。特にサイドから見た印象は200系との差を感じられないかもしれません。

しかし、良く見ると300系のクォーターガラスは跳ね上がり、フェンダーアーチが強調されていたり、ドア付けになったドアミラーなどの違いが判ります。200系よりも300系の方がより躍動感が伝わるデザインといっていいでしょう。

また、異なるフロントマスクとルーフレール未装備のモデルが確認できます。

大幅に変化したフロントフェイス

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)参照:トヨタヨーロッパHP

200系

ランドクルーザー200系 ※参照:トヨタグローバルニュースルーム

大きく印象が異なるのが縦方向に分厚くなったフロントグリルです。ビッグマイナーチェンジで3本の極太グリルバーが配置された200系に対して、新型の300系ではグリルバーが4本になり、ブラックアウトされたダクトがグリルを囲んでいることと相まって、堂々とした風格を演出しています。

また300系となっても、ランクルの伝統である悪路走破性が重要視されているため、分厚くなったフロントグリルを含め、ライトの位置やバンパーの造形もオフロード走行時にダメージを受けにくい機能的なデザインとなっています。

変化の少ないリアデザイン

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタグローバルニュースルーム

200系

ランドクルーザー200系 ※参照:トヨタグローバルニュースルーム

リヤのスタイルは、新旧の差は少なく見えますが、より横長になったリアランプとその間をつなぐメッキガーニッシュが300系ではなくなっている違いがあります。まだ詳細が明らかになっていませんが、200系同様に300系でも上下2分割式のリアゲートが採用されるともされていますが、資料画像を見る限りでは通常の一体式のテールゲートのようにも見えます。

待望のGR SPORTバージョンを設定

また、従来どおりのグレード体系に加えて、ランドクルーザー初の「GR SPORT」バージョンも設定されることが明らかにされています。詳細な内容の発表はまだありませんが、ブラックのメッシュグリルや各部にマットブラックの加飾という、他の「GR SPORT」バージョン同様のスポーティーなイメージをまとっています。

激変したインテリア

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタグローバルニュースルーム

200系

ランドクルーザー200系 ※参照:トヨタグローバルニュースルーム

フロント以外は変化の少ないエクステリアに対して、インテリアは大きくそのデザインと機能が変化し、機能が向上しています。また、新機能も加わり、200系のデビューから14年の歳月が感じられる内容となっています。

液晶ディスプレイの大型化と機能の追加

300系(海外仕様)/200系

300系(海外仕様)/ 200系
※参照:トヨタヨーロッパHPトヨタグローバルニュースルーム

300系のダッシュボード形状は、悪路走破中の車両の姿勢を把握できるように、インパネを水平基調にするクロカンの定石を守りつつ、新型を感じられるデザインを採用しています。 また、悪路走行時にドライバーが直感的に操作ができるようにスイッチ類を機能ごとにレイアウトして操作性を考慮し、さらに快適性も追求しています。

200系と300系のインテリアで最も大きな違いが、ダッシュボードに配置された大型の液晶ディスプレイです。9インチだった200系も大型とされていましたが、300系ではより大きく(詳細は不明)しかも高い位置に設置されているために、視認しやすくなっています。しかもワイドタイプなので、左右に多様な情報を表示させることもできます。

メーターとシフトレバー

メーターにおいては、200系同様にも300系もオーソドックスなタイプですが、左右のメーターの中央におかれた液晶ディスプレイは、より多くの情報を表示できるように200系よりも大型化されています。また、200系がジグザグ式のゲートを採用したシフトレバーに対して、300系ではストレートタイプになっています。

シート形状および荷室

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタグローバルニュースルーム

200系

ランドクルーザー200系※参照:トヨタグローバルニュースルーム

300系では200系からボディサイズがほぼ変更がないことから、3列シートを備えた室内空間の広さは大きな違いは無いと見ていいでしょう。

ただし、3列目の格納方法が異なっています。200系の場合は3列目シートを前倒し、左右に跳ね上げる方式を採用していました。しかし、一部グレードを除いては手動であったために操作に都からがいることや、跳ね上げ手格納したたシートが荷室内のスペースを占領したため実質的な荷室容量が不足するという不満がありました。

これに比較して、300系の3列目シートは、3列目シートの背もたれを前倒しする方式に変わり、さらに荷室の側面に操作用のスイッチも配置されているのでより簡便に収納できるようになり、荷室もすっきりとした印象となっています。また、前記したリアゲートの形状ですが、インテリアの画像からはやはり一体式であると思われます。

さらに画像では、300系の3列目シートが2人掛けで7人乗りになっており、200系のように3列目シートが3人掛けの8人乗りではないようです。

さらに進化した走行性能

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタグローバルニュースルーム

ランドクルーザーは2007年に登場した“200”シリーズ以来代々、類まれなる悪路層は性能を持つフラッグシップとして世界中で親しまれてきました。そのため新型の300系でもその走行性能には一切の妥協が許されていません。そこで、300系では200系以上の強固で信頼できるシャーシーとパワーユニット、さらに新技術が惜しみなく投入されています。

TNGA採用の軽量化されたラダーフレーム

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタグローバルニュースルーム

新型300系では、200系同様に強固なラダーフレームを用いていますが、TNGAに基づく新設計の「GA-Fプラットフォーム」を採用しています。フレーム自体を新設計したことで、車両全体で200kgも軽量化されています。さらに、低重心化や重量配分、そしてサスペンションも構造を改善しています。そして、実路走行での作りこみを通じて、オンロード、オフロードのどちらであっても運転しやすく、疲れにくい車体を作り上げています。

サスペンションの基本性能向上と新技術の導入

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタグローバルニュースルーム

300系のサスペンションは200系と同じくダブルウイッシュボーンとリジッドアクスルを採用しますが、伝統の悪路走破性を向上させるためタイヤの浮きづらさを向上するなどサスペンションの基本性能を向上させています。

さらに、世界初E-KDSSの採用による接地性向上、ドライバー視点で障害物を直感的に可視化できるマルチテレインモニターや、走行路面を判定し、自動でモード選択するマルチテレインセレクトを採用しています。

新開発されたガソリンとディーゼル

300系(海外仕様) V6 ディーゼル ツインターボエンジン

300系(海外仕様)V6 ディーゼル ツインターボエンジン※参照:トヨタグローバルニュースルーム

300系(海外仕様) V6 ガソリン ツインターボエンジン

300系(海外仕様)V6 ガソリン ツインターボエンジン※参照:トヨタグローバルニュースルーム

エンジンは、200系ではV8の4.6Lガソリンエンジンを搭載していましたが、300系では、新開発の3.5Lガソリンと3.3LディーゼルのともにV6ツインターボエンジンを採用し、V8の4.6Lガソリンエンジンを大幅に超える動力性能を図っています。またトランスミッションには新開発のDirect Shift-10AT(10速AT)を採用、200系の6速から大幅にドライバビリティを向上させ、新型エンジンや車体の軽量化と相まって燃費も向上させています。

特にワールドプレミアで設定されることが明らかになったディーゼルエンジン車は、日本導入が待ち望まれています。

新型300系の諸元(海外仕様代表グレード、最高出力、最大トルクは社内測定値)

エンジン種類 レイアウトと加給 ミッション 最高出力 最大トルク
3.5Lガソリン V6ツインターボ 10AT 305kW(415PS) 650N・m
3.3Lディーゼル V6ツインターボ 10AT 227kW(309PS) 700N・m

200系の諸元(2009年4月以降バージョン)

エンジン種類 レイアウトと加給 ミッション 最高出力 最大トルク
4.6Lガソリン V8自然吸気 6AT 234kW(318PS) 460N・m

最新のToyota Safety Senseを搭載

300系(海外仕様)

ランドクルーザー300系(海外仕様)※参照:トヨタグローバルニュースルーム

200系では2015年のマイナーチェンジにおいて、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせ、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)、レーンディパーチャーアラート(LDA)、オートマチックハイビーム(AHB)で構成された歩行者対応衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P(のちにToyota Safety Senseに名称変更)」をトヨタ車で初採用して全車に標準装備していました。

そして、300系においては、さらに先進機能を付与した最新の「Toyota Safety Sense」を採用しています。追加設定された新機能としては、昼夜の歩行者と昼間時の自転車運転者を検知し、衝突回避または被害軽減に寄与するプリクラッシュセーフティ。交差点での対向直進車や、右左折時の前方の横断歩行者検知機能。ドライバーの操舵による回避行動を検知し、操舵と車線逸脱抑制をサポートする緊急時操舵回避支援機能。駐車場での前後障害物や、後退時の接近車両や歩行者を認識するパーキングサポートブレーキが新たに採用されています。

ランドクルーザーの歴代モデル

歴代ランクル

※参照:トヨタグローバルニュースルーム

ランドクルーザーは1951年にトヨタ BJ型として誕生して以来、70年にわたって累計約1,040万台、年間30万台以上を世界170の国と地域で販売されています。そして、歴代モデルの全てで「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というランドクルーザーの評価に応えられるように進化しています。

80系

ランドクルーザー80系※参照:トヨタグローバルニュースルーム

中でも、300系の開発で強く意識したのが、今なお歴代最高の悪路走破性を持つと言われている1989年10月~1998年1月に発売された80系で、300系ではその悪路走破性を超えることが目標の一つとされています。

形式 販売時期 特徴
BJ 1951年8月~1956年1月 1954年よりランドクルーザー(陸の巡洋艦)に
20系 1955年11月~1959年12月 民間向けにふさわしい外観となった
40系 1960年8月~1986年10月 ランドクルーザーの本質を備えた代表車種
50系 1967年8月~1981年7月 独自のデザインを持つ本格的ステーションワゴン
60系 1980年8月~1990年1月 個人ユーザー向けに快適装備を充実した50系の後継
70系 1984年11月~販売中 ランドクルーザーの本質を守るヘビーデューティー
80系 1989年10月~1998年1月 オフロード性能と装備と乗り心地を備えるモデル
90系 1996年5月~2002年10月 ライトデューティ型(プラドとしての2代目)
100系 1998年1月~2007年8月 プレステージ性とオンロード性能・乗り心地を向上
120系 2002年10月~2009年8月 ライトデューティ型(プラドとしての3代目)
150系 2009年9月~販売中 ライトデューティ型(プラドとしての4代目)
200系 2007年9月~2021年春 剛性、耐久性、衝突安全性能、室内の快適性を向上

ランドクルーザーの中古車相場

70系

ランドクルーザー70系※参照:トヨタグローバルニュースルーム

ランドクルーザーの人気はその中古車相場にも表れています。各モデルにそれぞれファンがついており、高年式でも状態さえよければプレミアがつくほどの高値を維持しています。また、海外での人気が日本国内よりも高いことから中古車輸出も多く、常に品薄状態が続いているのも高値の理由となっています。

当然、買取、下取り価格も高く、新型300系ランドクルーザーの購入を検討している方にとってはうれしいかぎりです。

モデル名 中古車価格(消費税込み)
200系 249.9万円~1250 万円
100系 98万円~530 万円
80系 79.8万円~599 万円
70系 108万円~699 万円
60系 120万円~468 万円
40系 228万円~420万円

カーセンサー調べ

まとめ

今回は現行の200系との比較を通じて、新型ランドクルーザー300系の進化をを見てきましたが、パワーユニットを中心に内外装や先進装備も大幅に進化していることがわかりました。グレードや価格などまだ多くの点が不明ですが、今後の続報に期待したいと思います。

そしてワールドプレミアされた300系ランドクルーザーは、日本への導入時期はまだ未定ですが2021年夏以降に世界各地で発売が開始される予定となっています。

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監修者:貴田 晃

大手自動車メーカーでセールス&マーケティングに従事、その後、架装メーカーで乗用車カスタム等のセールス&マーケティングの責任者を担当。現在は、フレックス株式会社でランドクルーザー、ハイエースのコンプリートカスタム車の販売に全力投球中。愛車は、同じ1957年生まれのスカイライン。

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