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キャンピングカーの運転でおさえておきたいポイント10選

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キャンピングカーの運転で注意したいポイント10選

荷物がたくさん積めて車内に泊まることもできるキャンピングカーは、幅広い年齢層に人気です。その一方で、車体が大きいキャンピングカーを運転するのに不安を覚えるドライバーも少なくありません。今回は、キャンピングカーを運転するときにおさえておきたいポイントを10個ご紹介します。事前にポイントをおさえておけば、初めてのキャンピングカーでも安心して運転できるかもしれませんね。安全で快適なキャンプライフのためにも、キャンピングカーの特徴や運転するときの注意点を見ていきましょう!

出発前のポイント

まずは、キャンピングカーで出発する前に確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

車体の大きさや燃料の種類を確認

キャンピングカーには、さまざまな種類があります。ここでは、代表的なキャンピングカーの種類を確認しておきましょう。

▽キャブコン

キャブコン

トラックやバンなど大きな車両の上に、住居を載せたキャンピングカーです。車の上のおでこのような部分(バンク)は、ベッドスペースになっています。大きなものでは10人が乗車可能で8人が就寝可能という車両もあり、余裕のあるキャパシティが人気です。

▽バンコン

バンコン

大型のバンを改造したキャンピングカー。前述のキャブコンよりも運転しやすい車両です。2〜9人程度の乗車が可能で、就寝定員は2〜6人程度のものが一般的。サイズは乗用車と変わらないか少し大きい程度なので、走行性を重視したい人におすすめです。フレックスで扱っているハイエースをベースにしたキャンピングカーもこのタイプになります。

▽バスコン

バスコン

マイクロバスやバスを改造したキャンピングカー。大きな車体を活かして家のような生活空間に仕立ててあるのが魅力です。マイクロバスは本来11〜29人が乗車定員ですが、普通免許で運転できるよう乗車定員を10人以下にしているものも多くあります。広さと走行中の安定性を両立させたキャンピングカーです。

▽軽キャンパー

軽キャンパー

軽自動車を改造したキャンピングカー。車体が小さいためスペースは限られますが、フットワークの軽さが特徴です。一人旅や、荷物の少ない二人旅などに向いています。

キャンピングカーは運転が難しい?!

キャンピングカーを運転する際には、あらかじめ車高や車幅を確認しておきましょう。キャブコンなどの車高が高いキャンピングカーだと、高さ制限のあるトンネルや駐車場を使えない場合もあります。看板や街路樹など、高い場所にある障害物にも注意が必要です。バスコンなどの車体が大きいキャンピングカーは駐車できるスペースが限られていることもあるので、事前に目的地周辺の駐車場を調べておくと安心ですよ。駐車場内でも、障害物に当たらないよう慎重に運転しましょう。

バンコンは一般的な乗用車に近い感覚で乗れるキャンピングカー

サイズが大きなキャブコンや大型免許が必要なバスコンは運転するのがちょっと難しそうですね。でもバンコンならば大丈夫です。ワンボックスカーを架装したバンコンは、サイズも基本的には3ナンバー枠に入るものがほとんどです。つまり、一般的な乗用車に近いサイズ感で運転することが可能です。もちろんキャブオーバーのバンが多いので、運転席の位置は乗用車よりも前に来ますが、逆に見切りがいいので慣れてしまえば運転もしやすいかもしれませんね。

燃料はレギュラー/ハイオク/ディーゼル?

キャンピングカーのガソリンの種類

キャンピングカーを運転する際は、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油のうち、どの燃料で走るのかも確認が必要です。特に注意が必要なのがディーゼル車です。ディーゼル車はガソリンではなく軽油で走ります。軽油は気温が下がると凍ってしまうことがあるので、寒冷地に行った場合は現地で給油しておく必要があることを覚えておきましょう。

燃料の種類を間違って給油してしまうと、エンジンが停止します。また最悪の場合はエンジンが故障して、交換する必要が生じる可能性もあります。間違った油種を給油してしまった場合は、エンジンをかけずにすぐにガソリンスタンドのスタッフに助けを求めましょう。

参考サイト:

走行するルートを確認

キャンピングカーで出かけるときは、事前に走行ルートを確認しておくと安心です。目的地のほかに、途中で寄りたいお店や、一緒に出かける仲間をピックアップするポイントなど、経由地をどういう順番で回るかも考えておきましょう。

キャンピングカーを運転するときは、広い道を選ぶのも重要なポイントです。高速道路や広めの国道だと安心して走行できます。線路の下やトンネルがルート上にある場合は、走行可能な高さかどうかもチェックしておきましょう。

普段乗り慣れていないキャンピングカーで外出する際は、想定外のトラブルが起こる可能性もあります。時間に余裕を持って計画を立て、途中で休憩をとりながら無理のない運転を心がけましょう。

シートの位置、ミラーの角度を確認

キャンピングカーの運転席に座る人は、シートの位置とミラーの角度をあらかじめ調節しておきましょう。キャンピングカーは、トラックや商用のバンをベースに作られている場合が少なくありません。自家用車とは違い、シートの角度は背中が地面に対して垂直になるように調節してみてください。

バックミラー

シートの位置は、ハンドルやペダルの操作がスムーズにできる範囲で、少し後ろに下げるのもポイント。こうすることで、サイドミラーを確認するときも視点移動が少なくて済みます。サイドミラーは、後輪が見える角度に調節。地面が半分以上写り、後続車も確認できるようにしておきましょう。

居室が付いているキャンピングカーでは、バックミラーで車両の後方を確認できない場合も少なくありません。後ろを確認したいときは、バックミラーでなくサイドミラーを使うことになることも覚えておきたいポイントです。バックカメラが付いているキャンピングカーなら、モニターで車両の後方が確認できます。ただし、バックカメラでは車両の上方が見えないので、屋根や木など高い場所にある障害物には注意が必要です。

全席シートベルトを着用し、荷物は固定

キャンピングカーに限らず、車の走行中は全席シートベルトを着用しなければなりません。運転席や助手席のシートベルトは義務だと知っていても、後部座席は義務ではないと勘違いしている人も多いので、ドライバーは出発前に全員がシートベルトを着用しているか確認しましょう。

シートベルト

座席をフラットに倒せるキャンピングカーや、ベッドがあるキャンピングカーでも、走行中は注意が必要です。走行中に座席やベッドに寝るのは、現在の日本の法律では違反行為となります。走行中は座席に座り、シートベルトを着用しましょう。後ろ向きの座席も、シートベルトの着用が必要です。

参考サイト:

https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-back-seat-belt/

https://nomad-r.jp/camper-seatbelt/

またキャンピングカーでは、クーラーボックスやテントなど大型の荷物を大量に運ぶこともあります。運転中にこれらの荷物が動いてしまうと、気が散って運転に集中できないばかりでなく、危険回避のために急ブレーキを踏んだときなどは荷物が飛んでくる恐れもあります。運転中のストレスを軽減し、思わぬ事故を防ぐためにも、荷物はベルトやネットなどで固定しておきましょう。

走行中のポイント

続いてスピードやハンドルを切るタイミングなど、キャンピングカーで走行中に気を付けたいポイントを見ていきましょう。

スピードに注意

キャンピングカーを運転するときは、スピードの出しすぎに注意が必要です。キャンピングカーは車体が大きいという特性から、時速100km以上の走行には向いていません。スピードを出しすぎると、タイヤの破裂や横風に煽られるリスクが高まります。高速道路でも、時速80~90kmぐらいのスピードを上限に走るようにしましょう。

キャンピングカーの運転はスピード注意

普通の車と比べて、キャンピングカーの重心は少し上にあります。そのため、スピードを出していると、急ハンドルや急カーブで横転してしまうリスクも否定できません。また、車重があるためブレーキを踏んでから車が止まるまでの距離も長くなりがちなので、ブレーキを踏むときはしっかりと余裕を持つようにしましょう。

キャンピングカーの運転では、一定のスピードを維持するのもポイントです。後続の車が渋滞していても焦らず、安全に配慮して運転しましょう。

すべての運転操作をゆっくりに

キャンピングカーは車高が高く重量もあるため、普通の車よりも不安定です。ハンドリングやブレーキングを雑に行うと、乗り心地や走行性も悪くなります。加速や減速、ハンドル操作はゆっくりするのが鉄則です。時間にも気持ちにも余裕を持った運転を心がけましょう。

キャンピングカーの運転で特に気を付けたいのが、カーブを曲がるとき。カーブに入る前にしっかり減速してから、ゆっくりとハンドルを切って曲がるようにしましょう。

交差点は時間をかけてゆっくり

キャンピングカーを運転して特に難しいと感じるのが交差点です。横断歩道や信号に気を付けるのに加え、キャンピングカーでは死角が生まれやすいことにも注意しなければなりません。

交差点での徐行

普段乗っている車ならミラーや目視で確認できていた箇所も、キャンピングカーでは死角になっていて確認できないこともあります。普段トラックやバスを運転しているプロのドライバーでも、歩行者やバイクなどを見落としてしまうこともあるほどです。キャンピングカーで交差点を曲がるときは細心の注意を払い、普通の車以上の時間をかけて慎重に曲がるようにしましょう。

キャンピングカーの運転では、無理は禁物です。歩行者の多い交差点で曲がるタイミングが難しいときは、歩行者用の信号が赤になるのを待ってから曲がっても遅くはありません。

ハンドルを切るタイミングを少し遅らせよう

キャンピングカーの運転席は、普通の車の運転席よりも車両の前方にあります。そのため、普通の車の感覚でハンドルを切ってしまうと、タイミングが合いません。キャンピングカーのハンドルを切るときは、普段より若干遅らせるようにすると上手くいきます。

曲がるときは、後輪の位置を意識。交差点やカーブの曲線と後輪の軌道が沿うようにハンドルを切ります。後輪の位置をしっかり確認するには、サイドミラーの位置を調節しておくことが大切です。先ほど紹介したように、運転を開始する前にミラーやシートの位置を調節しておきましょう。

ケツ振りに注意

キャンピングカーのなかは、後輪の車軸から車体の後端まで(リアオーバーハング:ROH)が長く設計されている車両があります。ROHの長い車がハンドルを切ったとき、車体のお尻が進行方向と逆方向に振り出してしまう現象が「ケツ振り」です。また、車線変更しようとハンドルを切ったときに、車体のお尻部分が車線をはみ出してしまうのもケツ振りの一例。キャンピングカーに限らず、大型車ではしばしばこのケツ振りによる事故が起きています。

キャンピングカーを運転するときは、このROHの長さやケツ振りの危険性を意識した運転が不可欠です。ケツ振りを最小限に抑えるには、ハンドリングをゆっくりにして、徐々に前進するようにします。車線変更以外にも、両隣に車が停車してある駐車場から出庫するときにも注意が必要です。

参考サイト: https://news.nicovideo.jp/watch/nw5204400

困ったら同乗者に誘導してもらおう

不慣れなキャンピングカーの運転では、ドライバー一人の力では対処が難しいシーンもあります。そんなときは、同乗者にサポートしてもらって安全を確保しましょう。

キャンピングカーの運転で難しいという声がよく聞かれるのが駐車です。車体の大きなキャンピングカーをバックで駐車するときは、同乗者に誘導してもらうと上手くいきます。運転席からは死角になっている箇所も同乗者に確認してもらうことで、駐車場内でのトラブルを防げるでしょう。ただし車両の真後ろに立たないなどの注意が必要です。

交差点での右左折や車線変更のときは、助手席に乗っている人に車体左側の安全確認を頼めます。助手席の人が目視で周囲の安全を確認してくれれば、左折時の巻き込み事故も防げるかもしれません。

普段、車の運転に慣れている人でも、キャンピングカーの運転では難しさを感じることもあります。しかし同乗者全員で協力すれば、落ち着いて安全に目的地まで到着することができるでしょう。

しっかり準備して安全に!キャンピングカーの運転

キャンピングカーを運転するときは、まずは事前にしっかりと準備をすることが大切です。車の大きさや燃料の種類を確認しておき、無理のない走行ルートを立ててみましょう。出発前にはシートの位置やミラーの角度を確認しておくと、快適に運転できます。ドライバーだけでなく、同乗者は全員シートベルトの着用が必要です。荷物もベルトなどで固定しておくと、運転に集中しやすいですよ。

安全運転

キャンピングカーを実際に運転するときは、スピードを出し過ぎないことが重要です。ハンドリングやブレーキングはゆっくりと行ってくださいね。困ったときは同乗者に協力してもらいながら、安全を優先して運転しましょう。

今回ご紹介したポイントをおさえて、安全で快適なキャンピングカーライフをお楽しみください!

>>FLEXオリジナルキャンピングカー取扱店はこちら

参考サイト:

https://elmonterv-japan.com/jprental/howto/

https://carstay.jp/ja/safety

https://roadcruise.jp/fun/camping-car-operation

https://japan-crc.com/ccn/campingcar_driving_technique/

https://www.goo-net.com/magazine/8936.html


FLEXが運営するキャンプエリア「FLEX FIELD」

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。

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