【売れてるのはコレ】ランクル100とランクル200の燃費や装備を徹底比較! 人気の両車は何が違う? | フレックス

【売れてるのはコレ】ランクル100とランクル200の燃費や装備を徹底比較! 人気の両車は何が違う?

ランクル100の記事|,,,,,

  • 投稿日:2018/4/27
  • 更新日:2026/2/27
ランクル100とランクル200を比較

ランクル100系から本格化したプレミアムなグローバル路線

ランドクルーザー100ランドクルーザー200はランドクルーザーファミリーのフラッグシップです。フラッグシップとはシリーズを代表する”旗艦”であるということ。ボリュームのある堂々としたボディにシリーズ最強のエンジンを載せ、ランドクルーザー伝統のタフネスさや優れた悪路走破性能を備えた、高級さでもピカイチのグローバル4WDであることを意味します。

ただし、ランドクルーザーは1951年に誕生した初代からフラッグシップというポジションだったわけではありません。フラッグシップ誕生への胎動は、まず1980年に登場したランドクルーザー60で始まりました。主に北米市場向けのステーションワゴンとして生まれたランクル60は、世界市場の成熟に合わせて、後期モデルで初めて高級化路線へ舵を切りました。そして1989年に誕生したランクル80はランクル60から大幅に進化を遂げてフラッグシップと呼べる存在となり、高級4WDの歴史を歩み始めました。

しかし、ランドクルーザー80の時代は次世代への助走区間でした。その後継であるランドクルーザー100こそ、タフネスな本格派4WDという伝統の上に、世界の高級4WDに比肩するプレミアム性を構築した真のフラッグシップです。ランクル100にはキングオブ4WDの実力と同時にトップオブSUVという風格が与えられたのです。

レクサスと同等のプレミアム性を備えたランドクルーザー100

ランドクルーザー100

では、ランドクルーザー100の後継として2007年に登場したランドクルーザー200は先代モデル以上にプレミアムな高級4WDとなったのかというと、決してそうとも言えません。ランクル100より装備や機能の面でさらに進化したランクル200は、兄弟車レクサスLXとの差別性が進んだおかげでプレミアム性ではむしろランドクルーザー100から目減りしているようにも見えます。

ランドクルーザーにおけるレクサス計画は、ランドクルーザー80の半ばで登場したLX450から始まります。最初からレクサスと並行した開発ではなかったため、LX450はバッジ以外にはわずかに内装が異なるだけでほとんどランドクルーザー80と同じ仕様です。その点、ランクル100は最初からレクサスLX470(日本ではランドクルーザーシグナスとして発売)と並行して開発が始まっています。

ランクル100とLX470はエンジンやシャシーこそ同一ですが、マスクや内装が大きく異なり、ランドクルーザー100にはたくましさと高級感が、LX470にはそれに加えて気品が備わりました。ランドクルーザー100の高級化という表現方法はLX470と異なるものの進化の方向性は似ていて、ランドクルーザー100とシグナスの新車価格の差(およそ60万円)は驚くほど大きな差があったわけでもありませんから、ランドクルーザー80に比べたらどちらも飛躍的にプレミアム感が増したという点ではほぼ同じと言えるかもしれません。

レクサスとの差別性が進んだランドクルーザー200

ランクル200とLX570

ランドクルーザー200とLX570の差はランドクルーザー100とシグナスの差以上

前項でランドクルーザー200のプレミアム性がランドクルーザー100から目減りしているようだと述べました。ランドクルーザー200はすべてにおいてランドクルーザー100を超えたかというと、必ずしもそうとも言えそうにありません。

たとえばランドクルーザー200のインパネのデザインやつくりはゴツゴツ感が増しプラスチックの風合いが目立ちます。ドアのトリムも同様で、ドアハンドルは樹脂製で太く、タフネスさばかりが強調されているように感じます。メカニズムではエンジンもトランスミッションもさらに磨かれてはいますが、時代の流れを思えば当然とも言えるレベルです。

こうしたランドクルーザー200の出で立ちは、レクサスブランドとの間で明確なテーマの差別性が図られた結果と言えそうです。

ランドクルーザー200と兄弟関係にあるレクサスはLX570といいます。当時、日本でもレクサスチャンネルが展開されていたことから、LX570は日本でも発売されました。LX570はランドクルーザー200と同じV8ガソリンエンジンを搭載していますが、排気量はランドクルーザー200が4.6リッターであるのに対しLX570はその名が示すとおり5.7リッターとなっています。インパネに至ってはデザインもパーツも共通点はほとんど見当たりません。シートはデザインも本革の種類も異なります。

なお、このLXシリーズは2022年にLX6001としてフルモデルチェンジを果たし、V8エンジンから3.5リッターV6ツインターボへ刷新されています。現行のレクサスLX600の価格は1,700万円台以上と、ランドクルーザー200時代との価格差はさらに拡大しています。

LX570はたくましさよりプレミアム性という面でランドクルーザー200を大幅に超えた存在でした。ランドクルーザー200の上位グレードが新車約680万円でLX570は約1,100万円(当時)という価格差がそれを示しています。ランドクルーザー200はたくましさを前面に出すランドクルーザーとしての原点回帰が図られ、LXはグローバルSUVとしてプレミアム性が追求されるというブランド構築がそれぞれで徹底されたのです。

それでも史上最高最強のランドクルーザー200

レクサスとの差が広がったとはいえ、ランクル200がランクル100よりたくましくなったのは確かです。

エンジンやパワートレインは初期型ではランドクルーザー100と同じ4.7リッターのV8ガソリンと5速ATの組み合わせですが、登場から1年半後には最上級グレードZXの追加設定とともに新開発の4.6リッターV8ガソリンエンジン+6速ATへと切り替わりました。

ランクル200シャシー

サスペンションはフロントのダブルウィッシュボーン式独立懸架がトーションバースプリング式からコイルスプリング式となり、タフネスさとともにオンロード・オフロードの操縦安定性が向上。4輪の油圧制御による車高調整装置も進化して4-Wheel AHC&AVSへ。そして極め付けはマルチテレインセレクト&マルチテレインモニターやクロールコントロールと呼ばれる悪路走破性支援システムの初採用です。

ランドクルーザー200は2007年9月の登場から、2021年8月に後継モデルのランドクルーザー300へとバトンを渡すまで、約14年にわたるロングライフを送ったモデルです。その間、2015年のビッグマイナーチェンジで内外装が大幅に刷新され、安全装備や利便性も向上しました。こうした豊富な改良履歴と長い生産期間もあり、今なお中古車市場での人気は非常に高い水準にあります。

ランクル300の登場でフラッグシップの系譜は新たな世代へに

ランクル300

2021年8月に登場したランドクルーザー300は、ランクル200からプラットフォームを一新し、エンジンも3.5リッターV6ツインターボガソリン(F33A-FTV)または3.3リッターV6ツインターボディーゼルへと刷新されました。10速ATの採用、先進安全装備の充実、軽量化による燃費改善など、あらゆる面でランクル200を超える進化を遂げています。

ランクル300の登場によって、ランクル200の中古車流通量は新車登録から年数が経つほど増えてきている一方、後期型の高年式車はリセールバリューが高く引き続き高値を維持しています。

ランクル100とランクル200の燃費を比較

ランクル200ガソリンエンジン

ガソリンエンジンならば、ランクル100よりランクル200の方が低燃費

ランクル100とランクル200を比較する時に、気になってしまうのは燃費なのではないでしょうか。ランクル200が2007年9月のデビューから2012年1月までは、ランクル100と同じ2UZ-FE型V8エンジンが搭載されていましたが、2012年1月の一部改良により1UR-FE型V8エンジンが搭載されました。

V型8気筒DOHC 4608ccの1UR-FEは、アルミダイキャストブロック、Dual VVT-i(吸・排気連続可変バルブタイミング機構)を採用するとともに、低フリクション化による燃費向上や低排出ガス化に成功した次世代のV8エンジンです。これにより、ランクル100よりも車重が重いランクル200ですが、燃費は6.5km/Lから6.9km/Lに向上しています。

ランクル100とランクル200の平均的な燃費と、1年間にかかる燃料代(2026年版)

ランクル100 ガソリン ランクル100 ディーゼル ランクル200 ガソリン
エンジン型式 2UZ-FE 1HD-FTE 1UR-FE
カタログ燃費(JC08) 6.5km/L 7.0km/L 6.9km/L
1万km走行時の燃料代 約227,700円
¥148/Lで計算
約194,300円
¥136/Lで計算
約214,500円
¥148/Lで計算
※燃料価格は参考値(レギュラーガソリン148円/L・軽油136円/L)を使用。価格は変動しますので、最新情報をご確認ください。

ランドクルーザー100のプレミアムな装備群

ランクル100のインパネ

ランドクルーザー100からは従来のランドクルーザーにはない最新機能が多く採用

ランドクルーザーのフラッグシップはモデルサイクルが9年前後と長く、そのためフルモデルチェンジのたびに大きな進化を見せてきました。その歴史の中でランドクルーザー80からランドクルーザー100への変わりようは、ファンの誰もが驚くほど衝撃的なものでした。

エンジンはガソリンが4.5リッター直6から4.7リッターV8となり、サスペンションはフロントがリジッドアクスルからコイルスプリング式の独立懸架へとガラリと変わりました。さらには車高調整装置に加えて、求める乗り心地や走りに応じてサスペンションの油圧システムをコントロールするAHC+スカイフックTEMSの初採用など新機軸が盛りだくさん。オフロードでどれほど走れるか、というランドクルーザーらしさを追求しながら高級化路線を歩み始めたランドクルーザー80とは違って、最高のオフロード性能と究極の高級車パフォーマンス性を兼ね備えたスーパー4WDへと大変身を遂げたのがランドクルーザー100なのです。

登場から四半世紀以上を経ても色褪せない先進機能

エンジンやサスペンション以外でもランドクルーザー100にはまったく新しい先進技術がいくつも採用されました。

そのひとつはVGRS(バリアブル・ギア・レシオ・ステアリング・システム)です。これはステアリングのギア比を速度等に応じて変化させて操縦性と走行安定性を向上させる機構です。走行スピードの低いときはギア比を高く、走行スピードが速いときはギア比を低くすることで、低速時はステアリングの動きに対してタイヤの転舵を速めて小回りが利きやすく、高速時は不用意に急ハンドルを切っても安定性を保つというものです。

ナイトビュー

もうひとつの先進技術がナイトビューと呼ばれる夜間の走行支援システム。近赤外線照射装置と高性能カメラによって、暗い状況下でヘッドライトの明かりが及ばない遠くの路上の様子をドライバー前方のフロントガラス内側に投影するものです。悪天候下でも機能を発揮するナイトビューは乗用車でも高級車の一部にしか採用されなかった特別な装備でした。

ランドクルーザー100は1998年に登場してから四半世紀以上が経過した今もなお、その風格は中古車市場で高く評価され続けています。

ランドクルーザー100とランドクルーザー200、どちらかを買うなら?

2026年現在の各モデルの中古車相場を確認してみましょう。

まず、ランドクルーザー100(1998年〜2007年式)は、年式が古くなってきたものの中古車市場での人気は依然として高く、相場は程度によって約100万円〜500万円前後と幅があります。カスタム車や後期型の低走行車は500万円台に達するものもあり、流通量が豊富で選択肢の広さが魅力です。

続いて、ランドクルーザー200は、前期型(2007〜2014年式)が約230万円〜600万円台、ビッグマイナーチェンジ後の後期型(2015〜2021年式)は約450万円〜1,000万円超という価格帯となっています。ランクル300の供給改善に伴い、前期〜中期型はやや買い求めやすくなっている一方、2019年式前後の高年式・低走行車はV8エンジンを搭載した最終世代としての希少価値から引き続き高値が続いています。

ランクル100の上位モデルであるランドクルーザーシグナス(2000〜2007年式)は、約200万円〜500万円台が相場の目安です。レクサスLX470とほぼ同一の高級内装を備えることを考えると非常にお買い得感が高く、コンディション次第でさらに上振れする場合もあります。

中古車ならランドクルーザー100はコストパフォーマンス面で依然魅力的

ランドクルーザー100

中古車としての価格帯はランクル200がランクル100を大きく上回っており、予算をなるべく抑えてランドクルーザーらしいドライブ体験を得たい方にはランクル100はコストパフォーマンスの高い選択です。先進装備(VGRS、ナイトビュー、AHCなど)が充実した後期型、とくにVXリミテッドグレードは質感も高く、走行距離が増えていても骨格やパワートレインの信頼性はランクルならではの高さです。

ランクル200の初期型〜中期型を選べば、クロールコントロールやマルチテレインセレクトなど現代的な悪路走破性支援システムが加わり、ランクル100とのギャップを感じさせない走りを楽しめます。

シグナスのプレミアム感とカスタム車も魅力

ランドクルーザー・シグナス

ランクル100にはランクルシグナスというプレミアムモデルもあります。レクサスLX470とほぼ同一のシグナスは、2026年時点での相場は約200万円〜500万円台(コンディション次第で上振れあり)。LX470相当の高級内装が手に入ることを考えればお買い得感は変わりません。

きちんとカスタムされたモデルが欲しいという要望にもランドクルーザー100なら好都合です。2インチアップのリフトアップに大径タイヤ、前後バンパーのエアロタイプ換装などカスタム車が多数流通しており、自分好みの1台を見つけやすいのもランクル100ならではです。

Renoca106(ランクル100)

ランクル100をベースにリノベーションを行ったRenoca 106もオススメです。懐かしさを感じさせるランクル60の雰囲気をまといつつ、ランクル100の走りや機能を両立させたFLEX自慢のコンプリートです。

ランドクルーザー100とランドクルーザー200、そしてランドクルーザーシグナス、いずれのモデルも魅力あふれるランクルらしいランクルです。

出典

  1. レクサスLX【レクサス公式サイト】

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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