トヨタ ランクル100とランクル200は何が違う? 人気の両車を徹底比較!

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ランクル100とランクル200は何が違う? 人気の両車を徹底比較!

ランクル100から本格化したプレミアムなグローバル路線

ランクル100やランクル200はランドクルーザーのフラッグシップです。フラッグシップとはシリーズを代表する“旗艦”であるということ。ボリュームのある堂々としたボディにシリーズ最強のエンジンを載せ、ランクル伝統のタフネスさや優れた悪路走破性能を備えた、高級さでもピカイチのグローバル4WDであることを意味します。ただし、ランクルは1951年に誕生した初代からフラッグシップというポジションだったわけではありません。フラッグシップ誕生への胎動は、まず1980年に登場したランクル60で始まりました。主に北米市場向けのステーションワゴンとして生まれたランクル60は世界市場の成熟に合わせ、後期になって初めて高級化路線へ舵を切ることに。そして後の1989年に誕生したランクル80はランクル60から大幅に進化してフラッグシップと呼べる存在となり、高級4WDの歴史を歩み始めました。しかし、それでもランクル80の時代は次世代への助走区間でした。その後継であるランクル100こそ、タフネスな本格派4WDという伝統の上に、世界の高級4WDに比肩するプレミアム性を構築した真のフラッグシップです。ランクル100にはキングオブ4WDの実力と同時にトップオブSUVという風格が与えられたのです。

人気のランクル100

レクサスと同等のプレミアム性を備えたランクル100

レクサスと同等のプレミアム性を備えたランクル100

では、ランクル100の後継として2007年に登場したランクル200はランクル100以上にプレミアムな高級4WDとなったのかというと、決してそうとも言えません。ランクル100より装備や機能の面でさらに進化したランクル200は、兄弟車レクサスLXとの差別性が進んだおかげでプレミアム性ではむしろランクル100から目減りしているように見えます。ランドクルーザーにおけるレクサス計画は、ランクル80の途中から始まりLX450が発売されました。最初からレクサスと並行した開発ではなかったため、LX450はバッチ以外にはわずかに内装が異なるだけでほとんどランクル80と同じ仕様です。その点、ランクル100は最初からレクサスLX470(日本ではランクルシグナスとして発売)と並行して開発が始まっています。ランクル100とLX470はエンジンやシャシー等こそ同一ですがマスクや内装が大きく異なり、ランクル100にはたくましさと高級感が、LX470にはそれに加えて気品が備わりました。つぶさに比べてみると内装では明らかな差別性が判別できます。LX470にはそれまでのランドクルーザーにはない高級な風合いや各操作系の上質なタッチが与えられました。しかしながら、ランクル100の高級化という表現方法はLX470と異なるものの進化の方向性は似ていて、どちらがどれだけ高級なのかという点では判断がつかない部分もあるのは確かです。ランクル100とシグナスの新車価格の差(およそ60万円)は驚くほど大きな差があったわけでもありませんから、ランクル80に比べたらどちらも飛躍的にプレミアム感が増したという点ではほぼ同じと言えるかもしれません。

レクサスとの差別性が進んだランクル200

ランクル200とLX570の差はランクル100とシグナスの差以上

ランクル200とLX570の差はランクル100とシグナスの差以上

前項でランクル200のプレミアム性がランクル100から目減りしているようだと述べました。ランクル200はすべてにおいてランクル100を超えたかというと、必ずしもそうとも言えそうにありません。たとえばランクル200のインパネのデザインやつくりはゴツゴツ感が増しプラスチックの風合が目立ちます。ドアのトリムも同様で、ドアハンドルは樹脂製で太く、タフネスさばかりが強調されているように感じます。メカニズムではエンジンもトランスミッションもさらに磨かれてはいますが、時代の流れを思えば当然とも言えるレベルです。ランクルプラドの120から150へのモデルチェンジでも同様の傾向が見られるのですが、こうしたランクル200の出で立ちはレクサスとの間で明確なテーマの差別性が図られた結果と言えそうです。ランクル200と兄弟関係にあるレクサスはLX570といいます。現代はランクル100の時代と違い、日本でもレクサスチャンネルが展開されていることもあり、これは日本でもレクサスLX570が発売されました。LX570はランクル200と同じV8ガソリンエンジンを搭載していますが、排気量はランクル200が4.6リッターであるのに対しLX570はその名が示すとおり5.7リッターもあります。インパネに至ってはデザインもパーツも共通点はほとんど見当たりません。シートはデザインも本革の種類も異なります。LX570はたくましさよりプレミアム性という面でランクル200を大幅に超えた存在。新車価格差も極端に広がり、ランクル200の上位グレードが680万円でLX570は1100万円となっています。ランクル100とレクサスLX470は違いはあってもともにプレミアム性が増していました。これに対してランクル200はたくましさを前面に出すランクルとしての原点回帰が図られ、LX570はグローバルSUVとしてプレミアム性が追求されるというブランド構築がそれぞれで徹底されたのです。

それでも史上最高最強のランクル200

レクサスとの差別性が広がったとはいえ、ランクル200がランクル100よりたくましくなったのは確かです。エンジンやパワートレインは初期型でランクル100と同じ4.7リッターのV8ガソリンと5速ATの組み合わせですが、登場から1年半後には最上級グレードZXの追加設定とともに新開発の4.6リッターV8ガソリンエンジン+6速ATへと切り替わりました。サスペンションはフロントのダブルウィッシュボーン式独立懸架がトーションバースプリング式からコイルスプリング式となり、タフネスさとともにオンロード・オフロードの操縦安定性が向上。4輪の油圧制御による車高調整装置も進化して4-Wheel AHC&AVS(4輪アクティブ・ハイト・コントロール・サスペンション&アダプティブ・バリアブル・サスペンション・システム)へ。そして極め付けはマルチテレインセレクト&マルチテレインモニターやクロールコントロールと呼ばれる悪路走破性支援システムの初採用です。マルチテレインセレクトはタイヤが路面をつかむ能力すなわちトラクションとABSシステムを発展応用させたブレーキ制御を駆使して4WDとしての性能を高めるもの。センターコンソールのモードセレクタースイッチで5つのモード(ROCK/ROCK&DIRT/MOGUL/LOOSE ROCK/MUD&SAND)を選べるようになっています。クロールコントロールは、荒れたオフロードやスリッピーな道でドライバーがアクセルやブレーキの操作をしなくても、ステアリング操作だけで極低速走行を可能としたもの。それぞれ詳しくは下記の関連記事を参照していただくとして、これほどの悪路走破性能の向上策が盛り込まれたのはとりもなおさずランクル200のたくましさを強調したかったからでしょう。と、考えると前項で述べたように、ランクル200は高級化の追求よりもランクルとしての原点回帰的発展を優先させたクルマと言えるのです。

ランクル100のプレミアムな装備群

ランクル100からは従来のランクルにはない最新機能が多く採用

ランクル100からは従来のランクルにはない最新機能が多く採用

ランドクルーザーのフラッグシップはモデルサイクルが9年前後と長く、そのためフルモデルチェンジのたびに大きな進化を見せてきました。その歴史の中でランクル80からランクル100への変わりようはファンの誰もが驚くほど衝撃的なものでした。エンジンはガソリンが4.5リッター直6から4.7リッターV8となり、サスペンションはフロントがリジッドアクスルとコイルスプリング式の独立懸架へとガラリと変わりました。さらには車高調整装置に加えて、求める乗り心地や走りに応じてサスペンションの油圧システムをコントロールするAHC+スカイフックTEMSの初採用など新機軸が盛りだくさん。オフロードでどれほど走れるか、というランクルらしさを追求しながら高級化路線を歩み始めたランクル80とは違って、最高のオフロード性能と究極の高級車パフォーマンス性を兼ね備えたスーパー4WDへと大変身を遂げたのがランクル100なのです。

新車販売が終了した今も色あせない先進機能

新車販売が終了した今も色あせない先進機能

エンジンやサスペンション以外でもランクル100にはまったく新しい先進技術がいくつも採用されました。そのひとつはVGRS(バリアグル・ギア・レシオ・ステアリング・システム)です。これはステアリングのギア比を速度等に応じて変化させて操縦性と走行安定性を向上させるもの。走行スピードの低いときはギア比を低くして高速型、つまりステアリングホイールの動きに対してタイヤの転舵を速めて小回りが利きやすく。また走行スピードが速いときはギア比を高くして低速型、つまりタイヤの転舵をゆっくりにして不用意に急ハンドルを切っても安定性を保つというもの。もうひとつの先進技術がナイトビューと呼ばれる夜間の走行支援システムです。これは近赤外線照射装置と高性能カメラによって暗い状況下にヘッドライトの明かりが及ばない遠くの路上の様子をドライバー前方のフロントガラス内側に投影するもの。悪天候下でも機能を発揮するナイトビューは乗用車でも高級車の一部にしか採用されない特別な装備でした。ランクル100は高性能化と高級化を高次元で両立させたプレミアム4WD。その風格は新車販売が終了して9年を得た今でも変わりません。

ランクル100とランクル200、どちらかを買うなら?

中古車ならランクル100がお買い得

ランクル100とランクル200。新車として販売された期間が違うのは当然として、4WDとしてのたくましさやプレミアム性が大きく異なるだけに、中古車ならどちらを買うべきかと悩むランクルファンは少ないかもしれません。中古車としての相場価格はランクル100(1998年式~2007年式)がおよそ70万円~450万円、ランクル200(2007年式~)はおよそ340万円~700万円です。装備が充実していて程度の良い後期のランクル100とランクル200の初期モデルはオーバーラップするものの、やはり価格の開きはかなり大きいのが現状です。ランクル200では新車で購入するよりもリーズナブルだという感覚でユーザーになる人が目立ちますが、中古車台数は多いとは言えないのでボディカラーや装備などで好みを選ぶのはちょっと大変かもしれません。それに比べてランクル100は初期モデルから最終型まで中古車の流通量は潤沢です。時代ごとの先進性や高級感ではランクル100の方が充実しているとも言えるため、4WDとしてのたくましさとロングドライブの快適さが容易に手に入ると考えればランクル100はまさにお買い得でしょう。

シグナスのプレミアム感とカスタム車も魅力

さらにランクル100にはシグナスというプレミアムモデルもあります。ランクル100より希少なシグナスの相場はおよそ120万円~400万円。コンディションの良い高年式のモデルではさらに高額なものも出回る可能性がありますが、シグナスはレクサスLX470とほぼ同一車種なのでお買い得感はランクル100以上となります。きちんとカスタムされたモデルが欲しいという要望にもランクル100なら好都合です。ランクル200ではカスタムの難易度が高いおかげでノーマル状態が多いのですが、ランクル100ではカスタム車が多数派です。2インチアップのリフトアップに1サイズほどの大径タイヤとのバランスの良い組み合わせがカスタムの主流で、前後のバンパーをエアロタイプに替えたりオーバーフェンダーを追加して堂々の風格を備えたモデルも容易に見つかります。一世代前のフラッグシップなので、こうしたカスタム車もリーズナブル。4WDとしての走りを存分に楽しめて先進装備もあり。シグナスの存在もあり高級感はランクル200よりも少々充実でリーズナブル。そして様々なカスタム車も揃っているとなれば、好みを見つけてランクル100のユーザーになるのはとても簡単なことなのです。

ランクル100 オススメの中古車在庫

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