【最新版】トヨタ ランドクルーザー80:ランクル80の燃費とエコな走り方 | フレックス

【最新版】トヨタ ランドクルーザー80:ランクル80の燃費とエコな走り方

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ランドクルーザー80でもリッター5キロ以上は目指せる!

ランドクルーザー80には燃費の悪さを補って余りある魅力がある

日本で売れているのはハイブリッドカーと軽自動車ばかり。確かに統計を見ると、ここ数年は国内自動車販売台数の上位10位までのほとんどがそういった構成となっています。しかし、クルマは経済性だけで選ばれるものではありません。単なる経済性を重んじ日常の足として使うだけなら、ハイブリッドや軽自動車を選ぶのはとても賢明です。しかし、ランドクルーザーのファンは別の観点からランドクルーザーを眺めてみましょう。

SUVの代表格であるランドクルーザーは、人や荷物を安全に遠くまで、しかも快適に運ぶクルマとしては世界ナンバーワンでしょう。ただ、そのような実用性はランドクルーザーの一部の機能でしかありません。デビューした当初から燃費が悪いと言われてきたガソリンエンジンのランドクルーザー80ですが、燃費の悪さを補って余りある魅力を持っているのです。ただし、ここで述べるのはハチマルの魅力についてではありません。それについては、他のページで詳しく解説しています。

オススメのランクル80

ランドクルーザー80で実践できるエコな走り方

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プリウスやアクアなどハイブリッドカー全盛の時代にあって、ランドクルーザー80ガソリンの燃費の悪さは驚くほどのものかもしれません。実燃費でリッターあたり軽く20~30kmも走るアクアに対して、ガソリン車のランドクルーザー80の燃費は4分の1ほどしかありません。しかし、燃費が悪いとあきらめず、少しでも燃費よく走ってみませんか? 4WDらしい走りもあきらめない、日常的に実践できる方法があります。

ランドクルーザーの燃費が悪化するのは発進と追い越しの加速時

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ガソリンエンジン車に限った話ではなく、ディーゼルエンジンでも燃料を最も消費するのは発進や追い越しなどの加速時です。プリウスなどハイブリッド車のエネルギーモニターを見たことがあれば話は早いのですが、アクセルペダルを少しでも深く踏み込むと、すぐにモニターのサインがレッド領域に入ってしまいます。また、プリウスなどのハイブリッド車は発進時にまずモーターでスタートすることからも、燃費を良くするためには発進時の燃料消費を抑えることが重要であることがわかります。

エコな走りのために実践できる3項目

以上のことからエコランを目指して実践すべきことは、第一にアクセルを踏み過ぎないことと早めのシフトアップ(MT車の場合)、第二に目的の速度になったらできるだけ定速で走ること、そして第三に前方の信号を早めに確認し、赤信号で停車する場合は早めにアクセルから足を離すこと。エコランはこの3点が実践できれば確実に成功します。

早めのシフトアップと安定走行

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ランドクルーザー80のガソリンエンジンには初期型に搭載の3F-E型(4.0L)と中期以降の1FZ-FE型(4.5L)があります。中古車市場では、どちらもオートマチックトランスミッション(AT)との組み合わせが多くなっています。エコランを心がけるなら、ATの場合は特に発進時にやや深めにアクセルを踏み込まなければなりませんが、早々にシフトアップを繰り返して速度が上がるにつれアクセルを離していきます。一気に目的速度に到達するまで踏み込み続けるよりも、緩やかにアクセルを戻しながら目的速度に持っていくのです。高速道路などで追い越し加速をする場合は、アクセルペダルをフロアに踏みつけないようしたいものです。重さが2トンもあるクルマですし、エンジンは車重に見合って余りあるパワーを持っているわけではありません。追い越ししようと決めたら、早めにしかも緩やかにアクセルペダルを踏み込むのです。先行車を横に見る際にちょうど目的速度で安定している状態にあるのが理想的です。無理に速度差をつける必要はありません。

運転方法だけではなく、日々の整備も燃費に貢献

一般道で無理なくエコランして燃費を稼いだ分、オフロードを思う存分楽しんでいただきたいものです。また、エコランを心がける上ではメンテナンスに気を配っておくことも大切です。これについては他のコーナーで紹介していますが、ランドクルーザー80に限らずユーザー自身でチェックできるポイントがあります。エアクリーナー、エンジンオイルとオイルフィルター、タイヤの摩耗状態、そして積載状態(無駄に荷物を積んでいないかどうか)です。

エアクリーナーが目詰まり気味だとエンジンが十分な空気を吸いこめず、燃やすガソリンが濃くなったり、パワーが下がったせいで余計にアクセルを踏み込んだりすることになり、燃費が悪化します。エンジンオイルとフィルターがひどく劣化すると、エンジン内部の摩擦抵抗が増え、さらに燃費が悪化します。タイヤについては、摩耗が進んだタイヤ、特にブロックパターンの大きなマッド系のものは特に偏摩耗を起こしやすく、そうなると転がり抵抗が極端に大きくなることを覚えておきましょう。一般に、ランドクルーザー80のガソリン車の燃費はリッター5kmも走れば上々と言われます。しかしエコランを実践すれば、リッター6~7km、それ以上も夢ではありません。

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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