【売れてるのはコレ】トヨタ ハイラックスサーフとトヨタ ランドクルーザーって何が違うの? | フレックス

【売れてるのはコレ】トヨタ ハイラックスサーフとトヨタ ランドクルーザーって何が違うの?

ランドクルーザーの記事|,,,

  • 投稿日:2016/6/13
  • 更新日:2019/2/6
トヨタ ハイラックスサーフとランドクルーザーって何が違うの?

ランドクルーザーと比較されることが多いハイラックスサーフ

こんにちは、ランクル横浜町田インター店の岩本と申します。フレックスランドクルーザー取扱店というと名前の通り、ランドクルーザー専門店のイメージが強いですが、実はさまざまな世代ランドクルーザー以外にも他のSUV車も販売しています。代表的な例がハイラックスサーフです。世代によっては手頃な価格で販売できるため、若いお客様から人気があり、初めての4WDとしてはランドクルーザー同様、自信を持ってオススメできるモデルです。ただ、店頭でいろいろなランドクルーザーとハイラックスサーフを並べていると「ランドクルーザーとハイラックスサーフはどう違うの?」という質問を受けることが多いんですね。そこで今回はランドクルーザーとハイラックスサーフの違いについてご紹介させてください。ちなみに、ランドクルーザーの歴史ランドクルーザーと他メーカーの4WDの違いについては別の記事にまとまっていますので、そちらをご覧ください。

人気のハイラックスサーフ

ランドクルーザー横浜町田 岩本店長

ランクル横浜町田インター店

岩本 拓也

フレックス入社10年目で、現在はランクル横浜町田インター店で店長を務める。FJクルーザーランクル60150プラドなどを乗り継いでおり、その他、シボレーのサバーバンを所有していたことも。中学生の時からの趣味のギターでバンド活動も行っている。

ハイラックスサーフの歴史を紹介

ハイラックスサーフのルーツはピックアップトラックのハイラックス

ハイラックスサーフのルーツはピックアップトラックのハイラックス

ハイラックスサーフについて紹介するにはそのルーツとなったハイラックスというクルマを紹介する必要があります。トヨタ製のミドルクラスのピックアップトラックの代名詞として知られるハイラックスは現在まで8世代が販売されており、ランドクルーザーと比べても遜色ない長い歴史を持っています。初代ハイラックスが誕生したのは1968年で、ハイラックス(Hilux)という車名は英語のHighとLuxury(豪華という意味)を掛け合わせた造語です。現在でもハイラックスという車名で8代目モデルが世界中で販売されています。北米販売モデルのタコマは元々ハイラックスの北米仕様だったのも、クルマ好きには有名な話でしょう。

初代ハイラックスサーフ(N60系)は1983年に登場

初代ハイラックスサーフ(N60系)は1983年に登場

話を戻しましょう。ハイラックスサーフは4代目1983~1988年に販売されていた4代目ハイラックス(50/60/70系)の派生モデルとして誕生しました。初代ハイラックスサーフ(1983~1989年に販売)はN60系と呼ばれています(北米での販売名称は4 Runner)。ピックアップトラックのハイラックスに屋根をつけ、ワゴン化したのがハイラックスサーフで、世界中で盛り上がりつつあったレジャー仕様のワゴン(今でいうSUV)市場を狙って開発されたクルマでした。この点ではランドクルーザー70プラドの誕生の経緯に似ていますね。両車の違いとして覚えておきたいのは、ハイラックスサーフはピックアップトラックからの派生モデル、ランドクルーザープラドは悪路を走るために開発されたヘビーデューティーな4WDからの派生モデルということです。一般の方からすると似た車種に見えるハイラックスサーフ、ランドクルーザーですが、どういった車種がルーツなのかを知れば、それぞれの特徴の違いが理解しやすいですよ。

ハイラックスサーフのフルモデルチェンジのまとめ

3代目サーフに設定された2WDのスポーツランナー

ハイラックスサーフ中古車の中心は3代目N180系以降

1989年にハイラックスサーフは2代目のN130 系にフルモデルチェンジ、2代目から4ドアモデルも設定されました。2代目ハイラックスサーフは4WDのみの設定でしたが、北米販売モデルの2代目4 Runnerには廉価版のFR(後輪駆動)モデルも追加されています。初代、2代目は海外ではまだまだ元気に走っていますが、日本国内では中古車はあまり流通していません。国内で販売されている中古車のほとんどは3代目以降のハイラックスサーフが中心なので、1995年にフルモデルチェンジされた3代目N180系から少し丁寧に解説しますね。3代目には専用エアロパーツなどが装備された2WDモデルのスポーツランナーが国内でも設定され、人気を博しました。この時期は日本国内でもSUVジャンルが盛り上がりを見せはじめていた時期で、オフロードは走らないというユーザー層向けに少し廉価な2WD仕様が日本でも求められておりスポーツランナーが登場したのでしょう。次にデザイン面について。ランドクルーザーにも似たコンセプトがありますが、ハイラックスサーフはフルモデルチェンジをしてもデザインに大きな変化は加えられていません。先代の良さを上手く引き継ぎながら進化を進めているのが特徴で、これは3代目から4代目のフルモデルチェンジ時も同様です。もちろん、技術面では進化していますよ。2代目と3代目の違いで特筆すべきなのは、フロントサスペンションがトーションバーからコイルスプリングに変更されたこと。この結果、従来モデル以上に乗り心地が改善され、オンロードでの走行性能も向上しています。ハイラックスサーフはクロスカントリー4WDとして評価を得てきましたが、3代目からは積載性や運動性能に加え、SUVに求められる快適性も獲得しました。2代目まではピックアップトラックをルーツとする足回りで、3代目以降はSUVらしい足回りになったと考えてください。

ハイラックスサーフ4代目(N210系)はランドクルーザー120プラドの兄弟車

ハイラックスサーフ4代目(N210系)はランドクルーザー120プラドの兄弟車

4代目のN210系は2002年に登場、2009年まで販売されました。4代目からはランドクルーザー120プラドFJクルーザー、北米モデルのタコマとプラットフォームの共通化が行われました。新車価格は120プラドの方が高く、ハイラックスサーフは若者向けのスタイリッシュなデザインを採用したプラドの弟分のような位置づけでした。4代目に採用されているエンジンはプラドと同じラインナップです。3代目と比べると全長もホイールベースも拡大され、その結果、後部座席の快適性が向上、室内幅も足元のスペースも広くなりました。4代目で人気だったのはSSR-Xに設定されたアメリカンバージョンです。バンパーやフェンダーが2トーンのメタル調で、スチールホイールを採用したワイルドなモデルでした。ピックアップトラックのハイラックスから派生したハイラックスサーフでしたが、ランドクルーザープラドとプラットフォームを共通化したことにより、足回りや室内の快適性が向上、よりプレミアムなSUVへと進化しました。ただし、プラットフォームの共通化によってハイラックスサーフとプラドとの違いがデザインや乗車定員以外ではわかりにくくなりました。その結果、ハイラックスサーフは2009年に販売を終了、120プラドからフルモデルチェンをした150プラドがハイラックスサーフの歴史も受け継ぐこととなったのです。

4代目ハイラックスサーフとランドクルーザー120プラドの違い

ハイラックスサーフの方がスタイリッシュなデザイン

中古車購入時にハイラックスサーフ120プラドが比較されることは多いので違いを簡単に説明しますと、フロントマスクは120プラドの方が落ち着いた大人なデザインでハイラックスサーフの方がどちらかと言えば若者に人気なスタイリッシュなデザインです。また、ハイラックスサーフは乗車定員が5名ですが、120プラドは3列目シートを持つ、8名乗車モデルも設定されていて、乗車定員の違いから120プラドを選ぶ方もいらっしゃいます。また、ご説明すると「こんな機能があるの?」と驚く方も多いのですが、ハイラックスサーフはバックドアにもパワーウインドウが装備されています。ピックアップトラック時代の長尺物の荷物を積載するために用意されていた機能の名残ですが、ランドクルーザーにはないこの機能はサーフィンやスノーボードをする方には評判がよく、また、夏にはサンルーフとバックドアの窓を同時に開けると風が流れて非常に気持ちいいですよ。最後にカスタムについてですが、カスタムパーツは3代目、4代目ともに豊富に設定されており、あらゆるパーツが今でも簡単に手に入ります。ランクルと同様にリフトアップやホイールカスタムも人気ですが、2インチ以上のリフトアップはランドクルーザープラドと同様に足回りの構造から手間がかかり、高額になります。ちなみにハイラックスサーフはトヨタ ハリアー(1997年に初代が登場。2003年、2013年にフルモデルチェンジ)と比較されることもありますが、ハリアーはセダンタイプのカムリのプラットフォームをベースに開発されたプレミアムSUVで、ベース車両の違いがキャラクターの違いに反映されています。

3代目、4代目ハイラックスサーフとランドクルーザーのボディサイズ比較

ハイラックスサーフの中古車市場で中心となっている3代目、4代目のボディサイズと、販売時期が近かったり、比較対象になりやすいランドクルーザーのボディサイズを比較してみました。ぜひ参考にしてみてください。

3代目サーフ(N180系) 4代目サーフ(N210系)
新車販売時期 1995~2002年 2002~2009年
全長 4,655~4,840mm 4,770mm
全幅 1,800mm 1,875mm
全高 1,765~1,805mm 1,790
乗車定員 5人 5人

サーフと販売時期が近いランドクルーザーのボディサイズ

車種 ランドクルーザー90プラド ランドクルーザー120プラド ランドクルーザー150プラド ランドクルーザー100 ランドクルーザー200 FJクルーザー
販売時期 1996年5月~2002年9月 2002年10月~2009年8月 2009年9月~ 1998年1月~2007年8月 2007年9月~ 2010年11月~
全長 4,890mm 4,715mm 4,760mm 4,890mm 4,950mm 4,635mm
全幅 1,890mm 1,875mm 1,885mm 1,940mm 1,980mm 1,905mm
全高 1,870mm 1,855mm 1,835mm 1,890mm 1,870mm 1,840mm
乗車定員 8名 5~8名 5~7名 5~8名 5~8名 5名

ハイラックスサーフの中古車について

中古車は3代目(N180系)以降が中心

最後にハイラックスサーフの中古車についてお話しましょう。初代、2代目の中古車は前述しましたが、全国の中古車市場を見ても少ししかありません。中古車は3代目と4代目が中心です。中古車比率は3代目40%、4代目60%といったところでしょうか。3代目は年式や走行距離次第では100万円以下で手に入るモデルがあり、初めて4WDに触れる若い世代に人気です。トヨタ以外にもSUVは数多く販売されていますが、セダンベースの4WDっぽいSUVではなく、ランドクルーザー同様のタフなフレームと足回りを持つクルマとしてハイラックスサーフはオススメのクルマです。こういったクルマを皮切りに4WDの魅力を感じていただければと思います。4代目は100万円代半ば~300万円ほどが中心価格帯になります。ランドクルーザーと同様にハイラックスサーフも距離を走っても大きく値崩れをすることはありません。人気の高いクルマだったため、3代目、4代目ハイラックスサーフは中古車が豊富でボディカラーやカスタム度合いなど、豊富な選択肢から選ぶことができますよ。4代目と先ほど比較した120プラドの中古車についても触れますと、国内には中古車の玉数が少ないのですが、その理由はディーゼルエンジンを中心に販売されていたため海外での人気が非常に高く、かなりの車両が国外に出てしまっています。そのため、同じ足回り、エンジンラインナップのモデルですが、4代目ハイラックスサーフの方が中古車は探しやすいでしょう。

ハイラックスサーフ オススメの中古車在庫

店舗案内

ランクル横浜町田インター店

ランクル横浜町田インター店

神奈川県内最大級を誇るランドクルーザー専門店!キレイな店舗でオシャレな雰囲気☆キッズスペースもございます。当店では大型リフト付きピットも完備!ランドクルーザーの事なら新車・中古車販売はもちろん、買取り・カスタム・メンテナンス・車検などなど何でもお任せください!

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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