トヨタ ランドクルーザー70系プラド(71プラド、78プラド):中古車購入ガイド

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70プラド前期_E_5_4ドア1

ランドクルーザー70プラドとは?

人気が再燃中の70プラド

ランドクルーザー70(ナナマル)プラドはヘビーデューティーなランドクルーザー70バンをベースにして、広く一般ユーザー向けに開発されたライト系ランドクルーザーです。70バンが商用車登録であるのに対し、70プラドは乗用車登録としてサイズも経済性も一般ユーザーに身近なポジションです。デビューは1990年4月ですが、「プラド」の名が与えられる前の1984年11月からランドクルーザー70ワゴン(2ドアショートのみ)として登場していました。1984年11月はランドクルーザー40(ヨンマル)がランドクルーザー70バンへとフルモデルチェンジを果たしたタイミングです。ランドクルーザー70系はヘビーデューティーとライトデューティーの2本立てでのデビューだったわけで、それがランドクルーザー70プラドのルーツとなります。ランドクルーザー70プラドは2ドアと4ドアの2種類のスタイルがあり、ランドクルーザー70バンのボディーやシャシーをベースとしつつも、サスペンションにはリーフスプリングではなくコイルスプリングを採用。エンジンからアクスルに至るパワートレインには4気筒エンジンを載せたハイラックスサーフ等のユニットがアレンジされて組み込まれました。そしてランドクルーザー70プラドは1996年4月におよそ6年間の生産を終え、翌5月に誕生したランドクルーザー90プラドにスイッチします。現役当時は王者パジェロの前でヘビーなイメージから抜けきれず苦戦を強いられたランドクルーザー70プラドでしたが、ランドクルーザーならではの高い耐久性のおかげで今も中古車市場には数多く存在しています。近年、静かなレトロブームの中でランドクルーザー70プラドの人気が再燃中なのです。

人気のランクルプラド70

ランドクルーザー70プラド 歴代モ主要デルとのボディサイズ&デザイン比較

    
車種 ランドクルーザー70ワゴン ランドクルーザー70プラド ランドクルーザー90プラド
販売時期 1984年11月~1990年3月 1990年4月~1996年4月 1996年5月~2002年9月
全長 3,975mm 4,690mm 4,890mm
全幅 1,690mm 1,880mm 1,890mm
全高 1,865mm 1,890mm 1,870mm
最小回転半径 5.3m 6.1m 5.7mm
車両重量 1,680kg 1,900~1,950kg 1,820~1,940kg
乗車定員 5名 8名 8名
エンジン種類 ガソリン:設定なし
ディーゼル:2.5L(直4ターボ:2L-T)
ガソリン:設定なし
ディーゼル:2.5L(直4ターボ:2L-T)/3.0L(直4ターボ:1KZ-TE)
ガソリン:2.7L(直4:3RZ-FE)/3.4L(V6:5VZ-FE)
ディーゼル:3.0L(直4ターボ:1KZ-TE)/3.0L(直4ターボ:1KD-FTV)
4WD方式 パートタイム パートタイム フルタイム
新車時価格 200~217万円 246~321万円281~346万円

※70ワゴンは2ドア、70プラドと90プラドは4ドアのスペック
※ボディーサイズは代表的最終モデル(オプション装備等を除く)
※車両重量はオプション装備等を除く
※新車時価格は最終型のメーカー希望小売価格(税込)

70プラド後期_4ドアSXワイド1

スクエアボディでインテリアの居住性が良好な70プラド

ランドクルーザー70プラドには2ドアと4ドア(メーカー呼称は3ドア/5ドア)の2種類のボディースタイルがあります。キャビンの部分はランクル70バンとほぼ共通、フロントドアの付け根から前部でフェンダーが明確に独立しているランクル70バンとは異なり、凹凸の少ない柔らかな形としています。またフロントバンパーの前端に張り出す形での大型ウインチ等の搭載を想定していないため、ノーズは短くスポーティな印象。ヘッドランプはランクル70バンの丸目2灯に対し角目2灯とし、横長デザインのグリルやボディーパネルに埋め込まれたターンシグラル類のおかげもありマスクの硬派イメージはだいぶ抑えられています。ボディーの土台であるラダー(はしご)型フレームは軽量化が図られ、前後サスペンションは形式こそリジッドアクスルですが、スプリングはコイルとして乗り心地等の向上が図られました。ただし、この構造のためステアリングの切れ角には限界があり、取り回し性はランクル70バンとほとんど変わりません。スクエアなボディーであるため四隅の見切りが良いことがステアリングの小さな切れ角を補っているので、同サイズの乗用車と比べたら市街地で煩わしい思いをすることはあまりないでしょう。

スクエアボディーであることが、居住性に好影響を与えているのも70プラドの特徴です。ボディーサイズはオーバーフェンダーを除けば4ナンバーの小型車に収まる全幅なのに、室内幅にはワンクラス上の余裕があります。しかもフロントガラスの角度が立っているためキャビンは前後にも広く感じ、ファミリーカーとしての素質はしっかり備わっていると言えます。インテリアではインパネにも専用デザインが盛り込まれました。ランクル70バンのインパネは直線基調のシンプルかつ道具感が漂ういかにも働く男の雰囲気ですが、70プラドは柔らかいデザインとし、シートにはよりカジュアルなデザインが採り入れられています。ランドクルーザー70プラドの後継車はランドクルーザー90プラドで、完全な新設計のため構造的に70プラドとの共通性はまったくありません。70バン譲りのレトロ感や無骨さは無くなり、デザインも走りも乗用車テイストが強くなりました。

ランドクルーザー70プラド 仕様&装備の変遷

70プラド後期_4ドアEXワイド3

1990年4月

ランドクルーザー70プラドがランドクルーザー70ワゴンの後継として登場。70ワゴンは2ドアのショートボディーのみの設定だったが、70プラドでは5人乗り2ドアショートに加え8人乗り4ドアロングも設定。グレードはLX5、SX5、EX5でナローボディーのみ。

1991年8月

グレード名から「5」が省かれた。最上級グレードの4ドアEXにオーバーフェンダーとワイドタイヤを装備したワイド仕様EXワイドを追加。

1992年5月

最上級グレードのEXワイドに充実装備のリミテッド仕様を設定。

1992年8月

SXグレードの4人乗り仕様にもワイドボディーとしたSXワイドを新設定。

1993年5月

70ワゴンから続投の2.4リッター直4ディーゼルターボエンジンが新開発3.0リッター直4ディーゼルターボエンジンに変更。平成4年ディーゼル排気ガス規制に対応し、よりパワフルかつクリーンになった。グレード構成では2ドアのSXにも5ドア仕様のSXワイドが追加された。

1994年5月

4ドアのSXワイドに特別仕様車メモリアルパッケージを設定。これはランドクルーザー系車種の生産累計250万台達成を記念してのもの。

1995年1月

ボディーカラーの追加とシート等トリム類の変更などが実施された。

70プラドには2ドア(71プラド)と4ドア(78プラド)の2種類がある

ランドクルーザー70プラドはランドクルーザーとしてはやや短命となる6年間の新車生産でした。その間の最大の節目はディーゼルエンジンが1993年5月に最新のモノに変わったことでしょう。その他では市場の声に応えるかのようにワイドボディー仕様を増やし、便利機能や4WDに関わる機能向上策を追加するなど、小刻みに充実度を増しました。ランドクルーザー70プラドのスタイルには2ドアと4ドアがあり、それぞれにオーバーフェンダーレスのナロースタイルとオーバーフェンダー付きのワイドスタイルがあります。ロクマル、ハチマルなどと型式番号で呼ばれることが多いランドクルーザーですが、70プラドの場合はファンの間で2ドア車が71(ナナイチ)、4ドア車が78(ナナハチ)と呼ばれています。グレードはデビュー年の初期モデルが下から順にLX5、SX5、EX5の3つで、翌1991年8月からはLX、SX、EXとなり、EXにはオーバーフェンダー付きの仕様EXワイドが追加。さらに1992年8月にはワイド仕様人気の高まりを受けてSXにもSXワイドが設定されました。トランスミッションはLXが5速MTのみの設定で、SX(ワイド)、EX(ワイド)では5速MTと4速ATが選べます。それぞれのグレードの差別性は、主にシートを含めたインテリアのトリム類の違い、便利な電子装備やデフロックなど機能オプションの設定の有無、タイヤ&ホイールの違いなどにあります。

70プラド_1KZ-TEエンジン

ランドクルーザー70プラド エンジンの種類

ランドクルーザー70プラドに搭載されたエンジンは、その新車販売期間を通して直列4気筒のディーゼルターボエンジンのみです。1995年5月のマイナーチェンジを境にして前期型と後期型に分かれますが、前期型のディーゼルエンジンは2.4リッターの2L-TE、後期型は3.0リッターの1KZ-TEを搭載しています。2L-TEはプラドの名が付く前のランドクルーザー70ワゴンに搭載されていた2L-Tを改良し、燃料噴射装置に電子制御システムを組み込んで排気ガス規制にマッチさせたもの。1KZ-TEはその時点でのトヨタ最新鋭の4気筒ディーゼルエンジンで、電子制御を発展させつつ排気量をアップすることで排出ガスのクリーン化とパワーアップを同時に狙ったものでした。2L-TEのスペックは最高出力97PS/3800rpm、最大トルク24.5kgm/2400rpm。1KZ-TEは130PS/3600rpm、29.5kgm/2000rpmとなっており、前期型と後期型ではオンロードでもオフロードでもそのパフォーマンス性において大きな差があります。排気量の差からしてそれは当然ですが、後期型でこれほどパワーアップしたのは、当時は経済的でパワーのある小型ディーゼルエンジンを求める市場の声が大きくなっていたからです。1KZ-TEはランドクルーザー70プラドのほか、後にハイラックスサーフ(130系、185系、215系)、ランドクルーザー90プラド、ハイエース、グランビア等にも搭載されたほどオールマイティーで実力の高いディーゼルエンジンでした。中古車選びの際には1KZ-TEを載せた後期型を探すのが良さそうです。

ランドクルーザー70プラド 試乗インプレッション&レポート

70プラド後期_4ドアSXワイド

2ドアで回せる2.4L、フル乗車でも頼もしい3.0L

前期型と後期型では走りが随分違います。パワーの違いは明らかで、誰もが3.0リッターの後期型を好むはず。前期型のディーゼルエンジンは排気量相応のトルクを発生しますが、回転を上げていっても体感できるパワーの盛り上がりはわずかです。ただし、2.4リッターエンジンでもより軽量ボディーの2ドアショートなら市街の道でキビキビと走れます。高速道路では追い越し加速の際に少々余裕を持ってアクセルを踏み込めばさほど不快な思いをしなくて済むでしょう。一方の後期型に搭載の3.0リッターエンジンは、あまりウィークポイントがありません。今となってはその上をいくパワフルなディーゼルエンジンがありますが、この3.0リッターディーゼルエンジンは排気ガス浄化性能を別としてたくましさでは今も見劣りしないのです。2ドア車ではパワフルなガソリンエンジンかと錯覚するほどの加速が味わえるし、4ドア車にフル乗車でも高速道路でストレスを感じることはほとんどありません。

オフロードを走る時はギャップに注意

ランドクルーザー70プラドは骨格もボディーもランドクルーザー70バン譲りのタフネスさを備えています。しかしサスペンションはランクル70バンとは異なるコイスルプリング仕様。乗り心地や操縦安定性ではリーフスプリングのランクル70バンを超える実力を持っていますが、オフロードを走るなら少々コツが必要かもしれません。一般に、ギャップの大きな地形が連続するようなクロスカントリー走行では、サスペンションのストローク量の大きさが明暗を分けることがあります。ランドクルーザー70プラドのサスペンションはアクスルを支えるアーム類が短めに作られているためストローク量も短め。ギャップの大きな地形ではタイヤを浮かせてスリップしやすくなるのです。しかし、サスペンションのストローク量がオフロード性能のすべてではありません。パートタイム式4WDをうまく操ることができれば、タイヤを浮かしながらギャップを超えることは不可能ではないのです。実のところ、ランドクルーザー70プラドは4WDビギナー向けではなく、腕に覚えのあるオフロード愛好家向けと言えるかもしれません。

ランドクルーザー70プラド 中古車選びのポイント

ワイドボディーよりあえてナローを選ぶのもあり

ランドクルーザー70プラドは日本では不人気車の部類にあったことなどで新車販売台数は多くなく、生産終了から20年も経っていることで中古車市場にあまり多くはありませんでした。しかし近年、長く乗っていたユーザーが手放し始めたのか、市場の保有数が増えてきているようです。それにともなってスクエアなボディーのレトロ感に共鳴する新しいファンが増えています。中古車市場にあるランドクルーザー70プラドは大半がカスタムされたもので、少しのリフトアップでタイヤをサイズアップさせたオフロードスタイルが主流のようです。このようなモデルの多くはオーバーフェンダー付きのワイド仕様がベースになっていますが、あえてスッキリボディーのナローを選ぶのもレトロファンなら良いかもしれません。元々ナロー仕様のモデルだけでなく、ワイド仕様でオーバーフェンダーを外しナローとしたレトロカスタムも人気のようです。中古車の相場価格は、前期モデルで50〜200万円。後期モデルで70〜250万円ほど。グレード別ではSXワイドが中心の品揃えです。他のランドクルーザー同様にカスタムされた中古車が多いので、カスタムの内容次第で上記以上の価格になっているものもあります。装備内容やカスタムの状態をじっくりとチェックした上で購入することをお勧めします。

最後に・今の時代のクルマにない魅力を楽しもう

ランドクルーザー70プラドの魅力はいくつも挙げられるでしょう。一番はやはり後期型に搭載された3.0リッターディーゼルターボの元気の良さ。二番はオフロードよりオンロードでのパフォーマンスに定評のあるスタビリティ性の高いサスペンション。第三に乗用車登録とディーゼルエンジンによる経済性の高さ。第四に広くて快適な室内。そして最後に、街で見かけることが少ない希少性でしょうか。新車として販売されていた時期、トヨタはこうした魅力をアピールすることより無理やり「都会派」というキーワードばかりを振り回していました。そのためランドクルーザー70バンのイメージを色濃く残すボディーとのギャップを埋められず市場はさほど熱くなりませんでした。しかし時代は変わって、ランドクルーザー70プラドは硬派なイメージの薄さが逆に肩肘張らない余裕を感じさせ、それに注目するファンが増えています。クロカンとかオフロードという言葉は好きではないけど、今の時代のクルマにない心地よい緩さ、レトロな雰囲気を好むなら、ランドクルーザー70プラドは買いかもしれません。

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