ランドクルーザー70プラド・ディーゼル車の魅力

ランクル70と70プラドはエンジンとサスペンションが違う

ランドクルーザー70プラドは1990年4月に誕生し、1996年4月まで生産・販売されたライト系ランドクルーザーです。ライト系というのはランクル70プラドがヘビー系のランクル70バン(貨物車登録・1ナンバー)をベースに開発された乗用車登録の3ナンバー車であることから付けられた区分。70バンとの主な違いはエンジンとサスペンションにあります。サスペンションでは70バンのリーフスプリングに対して70プラドはコイルスプリングを採用し、乗り心地は乗用車らしく快適なものになりました。エンジンは年式によって異なる2種類のディーゼル仕様があり、登録区分が変わったことに加えエンジンの排気量が抑えられたこともあって車検期間や税金などが一般ユーザー向けに、より身近な規定になっていることも大きな特徴です。ランクル70プラドのラインナップには大別して2ドア車と4ドア車があり、内外装の仕様等で差別化されEX(ワイド&標準ボディ)、LX(標準ボディ)、SX(ワイド&標準ボディ)とグレード分けがなされています。ディーゼルエンジン車であることから排気ガス規制を受けて登録できる地域は主要都市部以外に限られますが、ランクル70プラドは生産終了から20年以上となる現在も中古車市場で高い人気を誇っています。

人気のランクル70プラド

2ドア仕様が71プラド、4ドア仕様が78プラド

2ドア仕様が71プラド、4ドア仕様が78プラド

ランクル70プラドの中で特にファンが注目しているのは通称「78プラド」というモデルです。「78」というのは4ドア車に共通する型式名の一部。4ドア車の正式な型式は、2.4リッター車のワイドボディ車が「LJ78W」、標準ボディ車が「LJ78G」で、3リッター車のワイドボディ車が「KZJ78W」、標準ボディ車が「KZJ78G」となっています。ちなみに2ドア車は「71」です。数字以外の英字の意味は、「L」と「KZ」がそれぞれ搭載エンジンを表していて「J」はランクル共通の車種記号。「W」はオーバーフェンダー付き幅広タイヤ装備のワイドボディ車で、「G」はオーバーフェンダーレスで細身タイヤを装備した標準ボディ車となります。国内市場において、もともとランクル70プラドは2ドア車より4ドア車の生産台数の方が圧倒的多数でした。そのため中古車も大半が4ドアであることから78プラドは今でも手に入れやすく、ファンに身近な存在となっています。中古車市場を眺めると、エンジンでは2.4リッター車よりもやはり新しい3リッター車の方が多数派のようです。78プラドの2.4リッター車はデビューから最初の3年間のモデルに搭載され、後半は3リッターに換装されたので、新しい方が多いのも自然ですね。

70プラドに受け継がれたヘビー系70バンのタフネスさ

受け継がれたヘビー系70バンのタフネスさ

貨物車登録で積載重量500kg(4ドア車)ものスペックを誇るヘビー系ランクルの70バン。そこから派生した4ドアの乗用車モデルがランクル78プラドです。ところで乗用車登録となりライト系ランクルと呼ばれたことで、78プラドは発売当初に不名誉なあだ名がつきました。それはヘビー系であるランクル70バンのユーザーをはじめ、多くのランクルファンから「ニセモノ」とか「なんちゃってランクル」などと揶揄されたのです。それはエンジンの排気量が減り、サスペンションがコイルスプリングになったためにランクルらしくオフロードを走ることができないクルマと見る誤解が原因でした。若年層や一般のファミリー層に向けた仕様を軟弱と皮肉るような批評も浴びました。しかし実際のところ、ライト系という言葉はランクルが本来持っているヘビーデューティ性やタフネスさといった本質的な要素を変えず、幅広いユーザー層に親しめる仕様にアレンジしたもの、という意味です。当時のランクルファンはとても保守的だったため、変わることを望まない人も多かったのです。確かにランクル70バンに比べて78プラドのエンジンは排気量が小さくなりました。サスペンションはランクル伝統のリーフスプリングからコイルになっています。しかし、それらが意味するのは「軟弱さ」ではなく、「手軽さ」や「親しみやすさ」。ランクル70バンに採用のリーフスプリングは今でもトラック等に使われることが多く耐荷重性に優れる反面、乗り心地や操縦性能ではコイルスプリングに劣ります。ランクル78プラドに搭載の2.4リッターや3リッターのディーゼルエンジンは、ランクル70バンの4.2リッター直6ディーゼルエンジンに比べたら低速トルクではかないません。しかし、ターボチャージャー付きで伸びのある加速性能を持ち味とし、扱いやすさでは乗用車らしく優秀で市街地から高速道路までストレスなく走れるのです。ランクル78プラドとランクル70バンは得意分野が違うだけで根っこの部分は一緒。優劣がつけられるものではありません。

ランクル70プラドでオススメなのは3リッターターボディーゼル

ランクル70プラドでオススメなのは3リッターターボディーゼル

ランクル78プラドに搭載されたディーゼルエンジンは、1995年5月のマイナーチェンジを境にして前期型と後期型に分かれます。あらためて詳しく説明しますが、前期型のディーゼルエンジンが2.4リッターの2L-TE型、後期型は3.0リッターの1KZ-TE型です。2L-TE型はプラドの名が付く前に存在したライト系ランドクルーザー70ワゴン(2ドア仕様)に搭載されていた2L-Tを改良したものです。燃料噴射装置に電子制御システムを組み込んで、当時の排気ガス規制にマッチさせました。後期型の1KZ-TE型はその時代ではトヨタ最新の4気筒ディーゼルエンジンで、2L-TE型の電子制御を発展させつつ排気量をアップさせたもの。排出ガスのクリーン化によるトルクの減少を抑えつつパワーアップを狙ったものでした。2L-TE型のスペックは最高出力97PS/3800rpm、最大トルク24.5kgm/2400rpmで100PSに満たなかったのですが、1KZ-TE型は130PS/3600rpm、29.5kgm/2000rpmとグッとたくましくなっています。エンジンの前期型と後期型ではパフォーマンス性で大きな差が明確にあります。車両重量が2トンに近いランクルプラドでは経済的でパワーのある小型ディーゼルエンジンを求める市場の声が大きかったのです。2L-TE型は電子制御化されたとはいえ2ドア車のみの70ワゴンからのキャリーオーバー。1KZ-TE型はランクル70プラドのほか、後にハイラックスサーフ(130系、185系、215系)やランドクルーザー90プラドにも搭載されています。78プラドの中古車選びでは1KZ-TE型を載せた後期型から探してみるのが良さそうです。

弱点が見つからないランクル70プラドのディーゼルエンジン

左:70プラドの3.0L 1KZ-TEエンジン  右:70プラドの2.4L 2L-TEエンジン

ランクル78プラドのエンジン、それも3リッターの1KZ-TE型の優れたパフォーマンス性は今でも決して色あせてはいません。前期型2.4リッターの2L-TE型は2ドアの71プラドではまずまずの走りを見せるものの4ドアの78プラドには荷が重い、そんな評判がありました。しかし、1KZ-TE型を積んだ78プラドではパワー不足を微塵も感じることがないのです。2L-TE型は排気量相応のトルクを発生しますが、ターボの力を借りて回転を上げても体感できるパワーの盛り上がりはちょっと希薄。2ドアの71プラド用とエンジンと割り切るべき実力かもしれません。その一方で、3.0リッターエンジンの1KZ-TE型にはほとんどウィークポイントが見当たりません。低速トルクこそ70バンの4.2リッターにかないませんが、ターボでも低速走行におけるレスポンス性は反応が良くなかなかのもの。ATでもコントローラブルなので起伏の激しいオフロードをゆっくり走るのも得意です。そしてアクセルペダルを踏み込むと、モリモリとしたトルクが湧き出してガソリンエンジンのようにスムーズに加速します。ガラガラというディーゼルエンジン特有のわずかなノイズと振動を除けば、ガソリンエンジンと同等か、それ以上の実力を備えているエンジンだと言えるでしょう。

取り回しが容易なランクル70プラドのスクエアボディ

取り回しが容易なランクル70プラドのスクエアボディ

オフロードから市街地、そして高速道路までの走り全般で快適なドライブが楽しめるランクル78プラド。ボディデザインはランクル70バンとほとんど同様のスクエアボディです。知らない人には同じクルマに見えてしまうかもしれません。このスクエアボディのおかげでドライバーは四隅を見渡すことが容易です。すべてのウインドーガラスは平面に近く、フロントガラスを含めて切り立っているため、ウインドーを締め切っていてもクルマの周囲に注意が払えるのです。このボディのおかげで狭い市街地はもちろん、オフロードでも取り回しが楽にできるため、ランクル初心者でも扱いに戸惑うことはないでしょう。また、スクエアボディが優れた居住性をもたらしているのも78プラドの大きな特徴です。ボディはオーバーフェンダーを除けば小型車登録の4ナンバー車となる全幅1.7m未満なのに、室内幅にはひと回り大きなクルマほどの余裕があります。しかもフロントガラスが立ち上がっているためキャビンは前後にも広く感じ、後席でも足元は広々。ロングドライブでも疲れにくく、ファミリーカーとしての素質はしっかり備わっていると言えます。インテリアではインパネにも専用デザインが盛り込まれています。70バンのインパネはシンプルかつ道具感のあるオトコの仕事場といった雰囲気ですが、78プラドは柔らかいデザインでシートはカジュアルなデザインとなっています。さらに78プラドは3列目のシートを備えたモデルが標準の仕様です。3列目のシートは格納が可能なタイプで、フル乗車時には荷室はほぼなくなりますが、跳ね上がれば前後に広い荷室が現れます。子育て世代の若いファミリーから3世代の大家族までカバーする仕様というわけなのです。

今だから新鮮! 78プラドのレトロカスタム

今だから新鮮! 78プラドのレトロカスタム

ランクル78プラドの魅力はたくさんあります。ランクル70バン譲りのタフネスさと乗用車としての快適な走り。乗用車登録であることやディーゼルエンジンを積んでいることによる経済性の高さ。スクエアボディによる取り回しの良さと広くて快適な室内。そして一番の魅力は何といっても後期型に搭載された3.0リッターディーゼルエンジンの高性能ぶりでしょう。カスタムの可能性も高く、ファンをワクワクさせる環境が整っています。レトロさを生かしたエクステリアのアレンジが今でも容易に楽しめるのです。平板なボディパネル、切り立ったウインドー、愛嬌ある角目のヘッドランプなど、ランクル78プラドには現代のランクルプラドにないものがたくさん。フレックスでもオリジナリティ豊かなカスタム車を用意しています。今の時代、ランクル78プラドほど個性的なクルマはありません。

ランクル70プラド オススメの中古車在庫

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