【最新版】トヨタ ハイエース200のディーゼルエンジンに採用されている最新技術とは?

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ポスト新長期規制をクリアした最新ディーゼルを搭載

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かつてランドクルーザーをはじめとしたSUVにはディーゼルが主力エンジンとしてラインナップされていました。その理由はガソリンエンジンに比べて低回転からトルクが太く、乗用車より大柄で重いSUVのボディーを引っ張るのに都合が良かったことが挙げられます。また、持ち前の高い燃焼効率による好燃費が経済性を重視するファンに好まれたから、という理由もあります。しかしながら、ハイエースでは先代100系後期の時代にディーゼルエンジンが排出する有害物質に社会的な注目が集まり、それを規制する法整備が急速に進められました。これを受けてハイエース100系では一時ラインナップからディーゼルエンジンが消えた時期がありました。現在のハイエ−ス200系では、厳しい排出ガス規制をクリアした最新のディーゼルエンジンが搭載されています。スペックは次のとおりです。

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型式 1KD-FTV
種類 水冷直列4気筒直噴式DOHC
(コモンレール燃料噴射式直噴ターボ)
排気量 2,982cc
内径×行程 96.0mm×103.0mm
圧縮比 15.0:1
最高出力 106kW(144PS)/3,400rpm
最大トルク 300(30.6)/1,200-3,200rpm

ハイエース200系はデビュー当初に2.5Lの2KD-FTV型を搭載していましたが、より排出ガス規制の高い要求に応えるため、抑制装置を進化・充実させるとともに動力性能とのバランス性を向上させ、平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合。現行3.0Lの1KD-FTV型に進化しているのです。

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なぜ以前のディーゼルエンジンは環境によくなかった?

かつてのディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べて有害物質を多く排出していました。その理由は、燃料である軽油が元々ススを発生させやすいこと。そして、燃料と空気の混合体が燃焼する際、ガソリンエンジンが点火プラグで強制着火させるのに対し、ディーゼルエンジンは燃料の自己着火に頼っていることなどが挙げられます。ガソリンエンジンは点火のタイミングを自由にコントロールでき、着火すると勢いよく燃える性質があります。一方のディーゼルエンジンは比較的燃焼が穏やかであることに加えて、点火プラグによる着火が困難なため、高圧縮で高温にした空気中に燃料を噴射して自己着火を誘っています。

最新のディーゼルエンジンには有害物質を抑える工夫が数多く採用

ディーゼルエンジンが有害成分を多く生成させがちなのは「燃料を思うように燃やすことがガソリンエンジンに比べて難しい」という理由があるからです。ハイエース200系のディーゼルエンジンには有害成分の排出を抑えるための最新技術が盛り込まれています。その方法論は、シリンダーに取り入れる空気を速く激しい渦にして、最適なタイミングで燃料を超微細で噴射、燃焼温度を抑えて窒素酸化物(NOx)の生成を抑え、排気管の中で燃え残りのスス(PM=粒子状物質)を燃やし切る、というものです。

最新のディーゼルモデルは日本全国で登録可能

具体的にはコモンレール式と呼ばれる高圧燃料噴射装置、ピエゾ素子を採用した燃料インジェクター、EGRと呼ばれる排気ガス温度降下装置、そして後処理装置としてのDPF(+DPR)。これらの相乗効果によって、ディーゼルエンジンを積んだハイエース200系はクリーンな走りを実現しています。これらの排出ガス抑止装置がディーゼルエンジンに加わったことで、ハイエース200系でディーゼル車が復活し、日本のどこの地域でもディーゼルモデルが登録できることになりました。また、このモデル以前のハイエース・ディーゼル車については、ディーゼル車規制を自治体の条例として定めた指定エリア(東京・大阪などの主要都市エリア)では年式によって中古車登録ができなくなったり、以前から登録されているハイエースでも、順次、継続検査が受けられなくなったりしています。

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監修者:貴田 晃

大手自動車メーカーでセールス&マーケティングに従事、その後、架装メーカーで乗用車カスタム等のセールス&マーケティングの責任者を担当。現在は、フレックス株式会社でランドクルーザー、ハイエースのコンプリートカスタム車の販売に全力投球中。愛車は、同じ1957年生まれのスカイライン。

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