トヨタ ランドクルーザー100:先代からの進化ポイント

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ランクル80系からランクル100系へ何が変わった?

伝統を受け継ぎつつオンロードにおける快適化、高級化を大きく推し進めたランドクルーザー100系。ランクル100系ではそれまでのランドクルーザーのイメージを変えるセンセーショナルな変更が行われ、従来モデルとは違う、新しいランドクルーザーの登場となりました。ではランクル80系からはどのような部分変わったのでしょうか。それをご紹介します。

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ランドクルーザー100系のエクステリア

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ボディサイズを大型化し、従来と大きく違うデザインを採用

100系のエクステリアはそれまでのランクルと趣を大きく変えるセンセーショナルなものでした。先代の80系はもちろん、後に登場する200系と比べてみても、乗用車のようなスマートさと四駆らしさを共存させた絶妙なデザインであることが分かるでしょう。ボディサイズは80系から全長で約70mm、全幅で約10mm拡大。数値以上に大型化されているように感じるのは、寸法ぎりぎりまでキャビンが広げられているからです。前後フェンダーはフラットに近い形状ですが、ブリスターフェンダー風のプレスライン処理を施して力強さも残されています。フロントマスクはヘッドランプとグリルが一直線に並ぶ形状だった60/80の伝統から脱却し、大胆にイメージチェンジ。ヘッドランプを精悍な異形に、グリルを大型化することでフロントマスクに立体感が持たされています。

四駆と乗用車のイイトコ取りのデザイン

四角いボディの角だけを丸めたような先代のフォルムに対して、100系では全体をフラッシュサーフェス化。フロントウィンドウの角度も寝かされるなど、動力性能に見合う空力特性が与えられています。無骨な四駆と乗用車のイイトコ取りという印象で、デザイン的にも格段に洗練されました。スペアタイヤは荷室フロア下格納を標準としながら、オプションでバックドア付きキャリアも選択できる設定としています。このあたりからも、ランクルとして伝統的な作りを求めるユーザーと、スマートな外観を求める新たなユーザーの両方を取り込みたかった100系の意図を伺い知ることができます。また、タイヤの大径化に伴って最低地上高が約10mm拡大されていますが、サイドシル位置を低く、ドアハンドルをフラップ式からバー式に変更し、乗降性にも配慮しているのも特長です。車高は従来型とほぼ同じですが、室内高は約35mmアップ、それだけフロアが低くなっているということです。四駆だから乗り降りしにくくて当然…ではなく、高いオフロード性能を確保しつつも、日常では高級セダンのように扱える車であることを目指したことがわかります。

ランドクルーザー100系のインテリア

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作業車のイメージがなくなり、プレミアムSUVへ

80系で好評だったポイントのひとつに上質なインテリアがあります。中でも高級なエクセーヌシートや本革シート、本革ステアリングなどの装備が施された最上級グレード、特別仕様車が人気を博しました。100系もこれに倣ってインテリアの高級化を加速、全グレードにモケットシートを標準装備し、本革仕様も出し惜しみせずに、最初から上級グレードではオプションで選べる設定としています。さらに、先代にはなかった装備として木目調のコンソールパネルも上級グレードに用意。フロアには毛足の長いカーペットが前席からカーゴスペースに至るまで敷き詰められ、もはやランクル=作業車のイメージはどこにもありません。

落ち着いたカラーや一体感のある上品なデザイン

運転席から見える景色も一新されました。ダッシュボード中央に大きなセンタークラスターを建てる手法は80系後期モデルから継承したものですが、100系ではエアコンの吹き出し口をコントロールパネル両脇に配置し、より一体感の高いデザインとしています。先代は四角いスイッチがズラッと並ぶ航空機のコックピット然とした雰囲気があり、それが個性とされていました。100系では各スイッチ類の大きさ、配置を整理し、スッキリとした印象になっています。後期モデルではコントロールパネルが丸味を帯びた形状に変更され、インパネ全体と連続性のあるデザインに改められました。100系のインテリアで最も特徴的なのは、上下で色が塗り分けられたダッシュボードおよびドアパネルかもしれません。上部を暗く、下部を明るいカラーとすることで開放感と上質感を表現しています。内装色にオークとシャドーグレーの2色を用意、外板色によってカラーが異なっています。こうした凝ったインテリアを採用するのは80系以来の伝統で、贅沢を感じさせてくれるポイントです。

ランドクルーザー100系のエンジン

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滑らかな吹け上がりと静粛性を実現したV8エンジンへ

ガソリンエンジンは先代の直6から一新され、新たに搭載された4.7リッターV8ガソリンエンジン2UZ-FE型が採用されました。クラウンやソアラなどに採用された1UZ-FE型をベースとしながら、SUVへの搭載を前提に排気量を拡大し、シリンダーブロックの鋳鉄化など大幅に手が加えられています。2UZ-FE型は当時のトヨタ車のラインナップにおいては別格とも言える大排気量エンジンで、北米市場で展開されたタンドラやセコイアなどのフルサイズSUVにも採用されました。

先代より大幅に洗練されたガソリン、ディーゼルエンジン

2UZ-FE型はランクルのエンジンに相応しい耐久性と最高出力235PSの余裕あるパワー、V8らしい滑らかな吹け上がりと静粛性を実現した現代的なエンジンです。前期型で6.1km/リッターだった燃費は改良を重ね、最終的に6.5km/リッター(ともに10・15モード)まで向上されています。ディーゼルは先代のエンジンから基本設計を引き継ぎつつ、スワールコントロールバルブや可変ノズル式ターボチャージャーの採用などで大幅に洗練された4.2リッター直6ディーゼルターボ1HD-FTE型。最大トルク44.0kgmを誇り、最高出力も196PS(前期モデルでは205PS)とガソリンエンジンに迫る高スペックとしている。17.6 km/リッター(60km/h定地走行)という燃費の良さも魅力だ。

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