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【最新版】トヨタ ランドクルーザー40:型式・年式ごとの違いを解説

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ランドクルーザー40系

3代目ランドクルーザー

ランドクルーザー40系は、ランドクルーザーの3代目に当たる車です。3代目なのに30ではなく40なのは、2代目ランドクルーザー20系ですでに30という型式が使われていたことからです。このことから日本は「ヨンマル」、海外でも「Forty」の名前で広く愛されることになります。

基本は4種類のボディバリエーション

基本的なボディバリエーションは、幌を備えたソフトトップ、2ドアバン、4ドアバン、ピックアップトラックという4種類。さらに消防車向けのボディが存在しました。

他のモデルとは異なるランドクルーザー40系の型式

現在、ユーザーが認識している車の型式は、フルモデルチェンジで数字が変わる場合がほとんどでしょう。しかし、ランドクルーザー40系の場合、仕様変更と同時に型式も更新されています。年代別の型式(モデル)は以下のようになっています。

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ランドクルーザー40の年式ごとの変更点

FJ40/43(1960年~1974年)

最初の40系はガソリン車のみの設定で、ディーゼル車(BJ系)が登場するまで生産されました。ミドル・幌のFJ43は、ショート・幌のFJ40よりややパワーアップしたF型エンジンを搭載していましたが、取り回しの良いFJ40が人気でした。

FJ45V(1960年~1967年)

4ドアロング・ハードトップのFJ45Vは、海外需要の大きいモデルで、国内ではあまり普及せずしませんでした。1967年には後継モデルであるFJ55Vにそのポジションを譲っています。

FJ40V(1966年~1974年)

FJ40のハードトップ・バージョンである40Vはランドクルーザー40系デビューから6年遅れて登場しました。「V」は「van=バン」を意味しています。

BJ40(V)/BJ43(1974年~1979年)

B型ディーゼルエンジン搭載のBJシリーズが登場。BJシリーズはそれまで1ナンバー登録だったランドクルーザーに誕生した初の4ナンバー車になります。ミドルは幌、ショートにはハードトップも用意されていました。ウインカー+車幅灯が白/橙2色タイプとなり、翌75年にはワイパーがウインドシールド下側に移設されています。

ランドクルーザー40系

BJ41(V)/BJ44(V)(1979年~1982年)

エンジンがB型から2B型に変わり、排気量、馬力、トルクともアップしました。ショートとミドルにそれぞれ幌とハードトップが用意され、ラインナップの充実が図られています。ヘッドランプまわりのベゼルがラウンド型からスクエア型に、サイドミラーがドア脇からフェンダー上に移設されました。

ランドクルーザー40系

BJ42(V)/BJ46(V)(1982年~1984年)

40系の最終型となる42/46には、タコメーターが標準装備となりました。他にも、パワーステアリングの採用やトランスミッションの5速化など、快適なドライビングのための装備が採用されています。そしてショートは1984年に、ミドルはその翌年に後継者となるランドクルーザー70系(BJ70(V)/73V)へとバトンタッチしました。

流通数がかなり少ないランドクルーザー40系

ランドクルーザー40系は、1960年からなんと24年間に渡って生産されたロングランモデルです。最終モデルでも1984年ということで、生産終了から40年以上が経過しています。電子制御などがなく、シンプルで質実剛健な作りなので故障する場所は限られていますが、純正、アフター含めて部品の入手が難しいという状況があります。

それでも他にはないランクル40が欲しいという方は少なくありません。個体数が減っていて、流通数も少なく、フレックスでも年に数台の取り扱いとなっているのが現状ですが、「ヨンマルに乗りたい!」という方は、フレックスのランクル店までご相談ください。

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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