【車好きがこだわる】トヨタ ランドクルーザー70:人気のカスタムスタイル | フレックス

【車好きがこだわる】トヨタ ランドクルーザー70:人気のカスタムスタイル

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ランドクルーザー70の人気カスタムスタイル

4WDならではのリフトアップが人気! ランドクルーザー70のカスタムプラン

ランドクルーザー70バン(以下:ランドクルーザー70)はいくつもの支流を集めながら大陸を悠々と流れる大河に例えられます。トラックのエンジンとシャシーを流用して1951年に誕生した初代ランドクルーザーから、ランドクルーザー20(ニイマル)40(ヨンマル)、そして70(ナナマル)へと至るワークホースの脈々とした流れ。そのクルマづくりのコンセップトは60年以上を経た今もまったくぶれていません。そのようなランドクルーザー70だからこそ、カスタムの方向性は世界中でほぼひとつに定まっています。タフでヘビーデューティーな4WDの本格派のカスタムには、あくまでもそのイメージの延長線上に解答があるのです。オフロードを走るかどうかに関わらず、ファンの多くがオフロードスタイルを強調するようにカスタムしています。もちろん、オフロードイメージを薄めるようなカスタムも可能でしょう。ただ、そうしたランドクルーザーユーザーはランドクルーザー70よりも70プラド90プラドなどをベースにカスタムを楽しんでいます。市井に出回っているランドクルーザー70のカスタムパーツはオフロード向けとしたものがほとんどということも、ランドクルーザー70のカスタムを単一方向に向かわせているようですね。では、オフロード向けのカスタムとは何か。基本はサスペンションのチューニングによるリフトアップと、リフトアップによって選択の自由度が高まるタイヤの大径化となります。たったこれだけでも、ランドクルーザー70は本格4WDのレジェンドとした風格がグッとアップするのです。

ランドクルーザー70バン 人気カスタム手法の紹介

カスタムしやすいランドクルーザー70の足まわり

ランドクルーザー70の足まわりは前後ともアクスル(車軸)をリジッド(固定)とするリジッドアクスル式であり、フロントはコイルスプリング(1999年以前はリーフスプリング)、リアはリーフスプリングとそれぞれ組み合わされる形式です。前後リジッドアクスルとするクルマは現在、日本では軽4WDのジムニーの他に中・大型トラックぐらいしかありません。この足まわりだからこそランドクルーザー70はリフトアップが容易で、さらにチューナー次第でさまざまなアレンジも可能と、カスタムをするにはとても恵まれているのです。単一指向ですが深みがあるのがランドクルーザー70のリフトアップカスタムというわけですね。

ランドクルーザー70-リフトアップの高さによっては交換パーツが増えることも

リフトアップの高さによっては交換パーツが増えることも

前後のリジッドアクスルは左右のタイヤの軸がデフギアを挟んで常に一直線上にあり、アクスルはデフギアとともに頑丈なアクスルハウジングに収まっています。スプリングはこのアクスルハウジングとフレームの間に挟まれていますから、単純にスプリングを交換して双方の距離を多く取るようにすれば容易にリフトアップできます。ただし、リフトアップ度合いによってはスプリングのほかに交換するパーツが増えることも覚えておいてください。アクスルハウジングに取り付けられているものはスプリングのほかに、フレームとの位置関係を前後左右で保ってクルマをきちんと走らせるためのリンク類、ドライバーのハンドル操作をタイヤに伝えるステアリングリンク、旋回時の安定性を確保するスタビライザー、スプリングの反動を抑えて走行安定性や快適な乗り心地を保たせるショックアブソーバーなどがあります。スプリングを長いものに交換してリフトアップ量をより大きく取る場合は、これらのパーツを相応の仕様に交換したり、交換しない場合でも新たなパーツを追加したりと、帳尻合わせをする必要があるのです。また、スプリングの硬さにいろいろと種類があることもランドクルーザー70用カスタムパーツの特徴と言えるでしょう。スプリングの硬さの違いは乗り心地や操縦性に影響するものですが、一般的にオフロードを本格的に攻めたいユーザー向けはソフト路線、それ以外のスタイリング重視派はハード指向というのが一般的。ランドクルーザー70には走り方に応じてスプリングを選べる環境が整っているのです。

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ランドクルーザー70-リフトアップ時はホイールとタイヤにもこだわるのが定番

リフトアップ時はホイールとタイヤにもこだわるのが定番

リフトアップとともにタイヤとホイールを交換するのは、ランドクルーザー70に限らずリフトアップカスタムの定番ですね。リフトアップだけをしてタイヤ&ホイールがノーマルのままだと、ホイールハウスがスカスカになってとても貧相に見えてしまいます。元々ランドクルーザーのホイールハウスは容量が大きいので、タイヤ&ホイールの大きさはスタイリングの良し悪しを大きく左右します。リフトアップ量とのバランスはとても大切というわけです。また、タイヤ&ホイールを大きなものにするとエンジンのパワーが食われることはご存知でしょうか。これは自転車のギアをむやみにアップするとペダルが重くなり、思うように走れなくなるのと同じです。幸いランドクルーザー70は太いトルクがウリのディーゼルエンジンを積んでいますし、2014年に1年間の限定で販売された再販モデルも元気の良いV6ガソリンエンジンを搭載していました。タイヤが少々大径化しただけではさほどトルクは目減りしません。しかし、4インチ以上のリフトアップで極めてファットな大径タイヤに交換する場合は、さすがに走りにくくなってしまいます。このような場合は、トランスミッションや前後デフのギアを交換してトータルのギア比を低速側に落とす必要があります。サポートするパーツは一部のメーカーから現在も販売されています。タイヤ&ホイールの交換を含めて、リフトアップの度合いを高めれば高めるほど費用はかかることになりますが、プロのカスタマーの意見も重要になってきます。サスペンションチューニングでは、パーツ選びからプロと相談するのが鉄則です。

ランドクルーザー70 30周年記念限定車もお似合いのオフロードルック

30周年記念限定車もお似合いのオフロードルック

2014年8月から1年の期間限定で販売されたランドクルーザー70はランドクルーザー70誕生30周年を記念した再販モデルです。エンジンは4.0リッターのV6ガソリンでV型エンジン搭載のために拡大されたエンジンルームを備え、それにともなって変更されたワイドなフロントマスクが最大の特徴です。ラインナップは4ドアバンに加えロングホイールベースのダブルキャブ(トラック)を設定という点が日本では新鮮です。再販モデルで変更された箇所はいくつもありますが、シャシーは従来の日本仕様とほぼ同様ですから、カスタムは従来のランドクルーザー70と共通性があります。ただし、リフトアップ目的でサスペンションをチューニングする際は注意が必要です。再販モデルのランドクルーザー70は過去のディーゼルエンジンよりはるかに軽量なV6ガソリンエンジンを積んでいます。このため、ディーゼル車用のフロントスプリングをランドクルーザー70限定車に装着すると車高が余計に上がって姿勢のバランスが崩れてしまうのです。また、ダブルキャブ仕様はリアのリーフスプリングも専用のものを選ぶことになります。トラックとして積載量に応じたバネレートとしたスプリングでなければなりません。再販モデルのリフトアップ用パーツは、実のところこうした特異性に加えて車両販売台数が少ないことで専用品はあまり出回っておりません。ランドクルーザー70が現役で販売され続けているオーストラリア等で販売されているキット等を購入する必要があります。もっとも、FLEXランドクルーザー取扱店はそういった注意点もしっかり承知しているからご安心ください。再販モデルに乗っている、これから中古車を購入しようと考えているファンなら、まずはお近くの店舗にご相談ください。

ランドクルーザー70 オフロードスタイルはリフトアップ+ホイール&タイヤ交換で実現

オフロードスタイルはリフトアップ+ホイール&タイヤ交換で実現

ランドクルーザー70のリフトアップカスタムは2インチ(約5cm)ほどのものから、高く上げても4インチ(約10cm)程度が一般的です。もちろん、前述のようにパーツをたくさん組み合わせればそれ以上も望めますが、操縦安定性や乗り心地が悪化するなど、一般走行において不都合なことが目立ってくるため賢明ではありません。リフトアップはタイヤの大径化とセットなので、実際の車高アップはサスペンションカスタムによるアップ量のおよそ2倍以上と考えましょう。さて、現実的なリフトアップ量は2インチから4インチ程度までとなりますが、交換するパーツはそれぞれで変わってきます。2インチアップ程度であれば、前後サスペンションのスプリングとショックアブソーバーを交換するだけで対応可能です。4インチかそれ以上のアップを目指すとなれば、アクスルハウジングを支えるフロントリーディングアーム、リアトレーリングアーム、前後ラテラルロッド。さらにスタビライザーのセッティング補正パーツ、ステアリングリンケージなどの交換が必要になります。費用は2インチアップの2倍かそれ以上となるでしょう。スプリングの硬さについては事前に相談して決めておくことになります。一般的にパーツの見分け方としては、パーツ単体で見る場合、コイルスプリングは自由長(無負荷状態のバネの高さ)が同じなら巻き数が少ないほど、また線径(バネの太さ)が大きいほど硬いものとなります。また、リーフスプリングでは、ひとつのセット枚数(リーフスプリングは厚さ1cm前後の板バネを複数枚重ねて1本としています)が多いほど、反り(わん曲度)が大きいほど硬くなります。もちろんリフトアップ量を上げれば上げるほどリーフスプリングの反りは大きくなりますから、それに比例して硬くなる傾向が強まります。オフロードではサスペンションのしなやかさが大切ですから、車高を上げるほど走破性が上がるというわけではありません。

リフトアップ時はバランスのいいホイールとタイヤ選びが重要

リフトアップ時はバランスのいいホイールとタイヤ選びが重要

前述したように、ホイールとタイヤはランドクルーザー70のリフトアップカスタムにとって極めて重要なパーツです。リフトアップを2インチとしたら、タイヤはノーマルサイズのひとまわり大きなものまでを基準としましょう。ランドクルーザー70のカスタムにおいてホイールのインチアップはオフロードスタイルから離れることにもなりかねません。オフロードスタイルにはファット傾向のタイヤが似合うからです。サイズが合えば、大径化させるタイヤにノーマルホイールを組み合わせても決して間違いではありません。ノーマルホイールと似たサイズのアルミホイールも販売されていますから、目指すカスタムにマッチするデザインがあればそれを選ぶことは簡単です。オフロードを走るかどうかは別としても、オフロードスタイルとなるランドクルーザー70のカスタムですから、タイヤもオフロード向きのブロックタイヤ(マッド系タイヤとも言います)が似合います。ゴツゴツしたトレッドパターンはアグレッシブさを強調するには格好のアイテムなのです。ただし、一般道での快適性をノーマル車並みに保持しておきたければタイヤはオールテレーン系をオススメします。オールテレーンはALL-Terrainと綴り、Terrainは地形を意味します。あらゆる地形に対応する文字どおりマルチなタイヤで、オンロードもオフロードもカバーします。アスファルトのウェットグリップや乗り心地、ロードノイズのレベルはノーマルタイヤ並みでありながら、ダート路や泥道などではノーマルタイヤが及ばないグリップ性能を発揮します。ブロックタイヤは接地面積が比較的小さく路面をつかむエッジ成分が少ないため、オンロードでは特にウェット時に注意が必要です。反面、溝に泥や土が詰まりにくく、硬い路面のオフロードでは大きなブロックが強力に引っかかってノーマルタイヤよりも格段に高いトラクション性能(駆動力を路面に伝える力)が生かされます。よほどオフロードを走る機会が多いユーザーでなければ、オールテレーン系タイヤを選ぶのが良いでしょう。

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018 ランドクルーザー70 オージーカスタム

アグレッシブなオージー流のオフロードカスタム

リフトアップとするカスタムのひとつにオージースタイルがあります。オージーとはオーストラリアのユーザーを意味し、ランドクルーザー70の市場として最も大きなオーストラリアでユーザーが好んでいるオフロードスタイルのことです。オーストラリアは沿岸の都市部から内陸に向かうとすぐに舗装がなくなるところが多く、北部の熱帯雨林では雨季になると道路が冠水することが多々あります。さらに、夜間は野生動物が活動するためクルマとの衝突が日常茶飯事。こうした環境に対応するための、いわば生活に関わる実用的なリフトアップがオージースタイルというわけです。具体的には、2インチ以上のリフトアップと大径タイヤは基本として、鹿やカンガルーがぶつかっても車体や乗員を保護する大型のスチール製バンパー、冠水した道を通ってもエンジンを壊さないためのシュノーケル(ルーフ高の吸気ノズル)等を装着するカスタム。大型のスチール製バンパーは過去に日本でもグリルガードという名で多種多様な製品が販売されていましたが、オージースタイルでは輸入品が購入でき、今でも一部のファンが装着しています。シュノーケルはエンジンルームの横に穴を開けてエアクリーナーまで通すヘビーな作業が必要だったり、現実的に日本の道路ではほぼ無用の長物になりがちだったりするため普及していませんが、ヘビーデューティーさの演出にはとても役立つカスタムアイテムと言えます。FLEXランドクルーザー取扱店ではこうしたオージースタイルの中古車の取り扱いはもちろん、カスタムも守備範囲です。興味がある方はお近くの店舗までお問合せください。

実際の車両で比較するランドクルーザー70バンのカスタム

実際の車両で比較するランドクルーザー70バンのカスタム

さまざまなカスタムスタイルのランドクルーザー70バンを紹介

FLEXランドクルーザー取扱店では、様々なランドクルーザー70の中古車をストックしています。その中から、オフロード4WDとしてのスタイリングがまとまっていて、個性豊かなカスタム例を紹介していきます。ランドクルーザー70の代表的ノーマル仕様のスタイルを上に掲載しましたので、カスタム車と見比べてみてください。車高がアップするとグッとオフロードイメージが増幅されることや、タイヤ選びでアグレッシブさのアピールも自由自在であることがわかります。

ランドクルーザー70バン・車高アップのカスタムサンプル

ランドクルーザー70はリジッドアクスルとしていることで、リフトアップの自由度が他のランドクルーザーよりも高いことはすでに述べました。しかし中古車では車高を極端に持ち上げたものはありません。それはオフロードでのパフォーマンス性能や派手なルックスばかりを狙うのでなく実用度を重視しているから。そして、これらはクルマをいたわり、ファンに長く乗ってもらうための仕様とも言えます。中古車のリフトアップは2インチほどの仕様が中心です。カスタムの装着パーツを最小限に抑えて車体への負担を減らしつつ、オフロードスタイルを最大限アピールするカスタムとも言えるでしょう。ホイールはノーマルと同様の16インチサイズが主流。太くてたくましいタイヤのボリューム感を演出しているというわけですね。ノーマル以外ではスポークが太いアルミホイールが目立ちます。銘柄としてはブラッドレーVで、頑強さもルックスもオフロードスタイルのランドクルーザー70には好マッチ。タイヤは横浜ゴムのジオランダーやBFグッドリッチのオールテレーンが定番でしょう。どちらもサイズが豊富でオンオフでバランスのとれた両刀使いです。リフトアップとともに選ばれるタイヤサイズは代表的なノーマル仕様の265/70R16(外径:約750mm)に対し、16インチホイールのままでも285/75R16(外径:約830mm)ほどまではOK。リフトアップ量を多めにとるとホイールを18インチとし、タイヤを315/75R16(外径:約880mm)とする迫力満点のスタイリングも実現可能です。注意したいことは、リフトアップとタイヤの大径化はマッチングが難しいので、タイヤ選びの際はあくまでもプロに相談するのがセオリーだということです。

ランドクルーザー70バン・レトロ&輸出仕様ルックを引き出すカスタム

中古車の中にはオフロードっぽさはあるけれど、ちょっと雰囲気がレトロでノーマルっぽいものもあります。これもランドクルーザー70で人気の高いカスタムのひとつ。元々ボクシーでレトロルックなスタイリングが特徴のランドクルーザー70ですから、その持ち味をさらに引き出そうというカスタムなのです。サスペンションはノーマルのままとし、タイヤはインチアップしてひとまわり大きな細身のモノをチョイス。それにノーマルサイズのランドクルーザー40輸出車ルックでディスクタイプのアルミホイール(ディーンなど)の組み合わせが定番です。ほかにはオーバーフェンダーなしのボディに細身で標準サイズのLT(ライトトラック)タイヤとスチールホイールを組み合わせたスタイルなどです。オフロードイメージを抑えたノーマル風とも輸出仕様車ルックとも言えるこうしたカスタムは、ユーザーのシンプルなライフスタイルの演出にもひと役買っているようですね。

FLEXランドクルーザー取扱店のランドクルーザー70のカスタム車両を紹介

FLEXランドクルーザー取扱店では常時80台近いランドクルーザー70を保有しています。日本仕様のランドクルーザー70はV6ガソリンエンジンを載せた30周年記念限定車を除いてすべてディーゼル車ですから、法規制のおかげでどこの地域でも乗れるクルマではありません。しかし規制の地域外では今も根強い人気に支えられ、カスタムも盛んに行われています。そのため、FLEXランドクルーザー取扱店の在庫車両はカスタムされたランドクルーザー70が過半数を占めます。再販モデルのV6限定車はまだまだ新しいため価格も高めですが、ディーゼル車は1999年以降のフロントコイルスプリング車でもだいぶ価格がこなれてきました。カスタム車の購入はもちろん、ノーマル車を手に入れて好みのスタイルにアレンジするのもハードルは下がってきたと言えるでしょう。気になるモデルが見つかれば、気軽に各店舗へお問い合わせください。

ランドクルーザー70 オススメの中古車在庫

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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