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- 投稿日:2017/03/25
更新日:2018/10/10
【売れてるのはコレ】トヨタ ランドクルーザープラド150とランクルの違いは? 専門店スタッフによる比較解説!
目次
扱いやすいサイズで、タフさとラグジュアリーさを兼ね備えた150プラド
まず、「ランドクルーザーとランドクルーザープラドって何が違うの?」という方ために両車の違いについて説明していきますね。始めて「プラド」の名前が付けられたのは1990年に登場したランドクルーザープラド70系(一般には70プラドと呼ばれることが多く、以下70プラドで統一しますね)でした。それまで発売されていたランドクルーザーよりもシティユースを視野に入れたデザインや、より乗用車らしく快適な装備で人気を博しました。ランドクルーザー譲りの高い性能を引き継ぎ、道なき道を進める高い走破性はそのまま、ランドクルーザーよりも少しコンパクトなボディサイズが特徴です。すべてが「ちょうどいい」ランドクルーザープラドのキャラクターは現行の150プラドにも受け継がれ、世界中で愛されるSUVとなっています。
70プラド、90プラド、120プラドと常に時代のニーズに合った進化を遂げてきたランドクルーザープラドですが、現行モデルの150プラドは数あるSUVのなかでもラグジュアリー志向が強いモデルへと進化しました。今回は150プラドの購入を検討している方が他のランドクルーザーと比較して150プラドに決めるとき、どういった視点から選べば良いかに注目して解説させていただきます。ちなみに、150プラドとFJクルーザーやミニバンと比較した記事もありますので、ランドクルーザー以外との比較が気になる方はこちらの記事もご覧になってください。150プラドとFJクルーザーはプラットフォーム(フレームやサスペンションなど車の基盤となる部分)が共通のモデルなので、FJクルーザーと他のSUVの比較記事は150プラド購入で悩んでいる皆さんにも参考になると思いますよ。
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ランドクルーザー80、ランドクルーザー100、ランドクルーザー200とはまず比較されないランドクルーザープラド150 その理由とは?
ボディサイズや排気量に差があり ランドクルーザープラド150とは車格も違う
150プラドの購入を検討しているユーザーは他のランドクルーザーと比較してどこを魅力に感じ、購入の決断をしているのか。この疑問を解決するためにランクル店の営業担当に聞いてみました。その結果、150プラドを購入する方は、ランドクルーザーでもプラド以外のモデルとで悩んだり、悩んだ結果他のランドクルーザーを選ぶことは非常に少ないとのこと。プラドはランドクルーザーより扱いやすいボディサイズと排気量をコンセプトにしていますので、そもそも車格が違い比較対象にはならないそうです。では、150プラドと他のランドクルーザーではどれほど違いがあるのでしょうか? ガソリンモデルに限定してスペック表を用意しましたのでご覧ください。
150プラド | ランドクルーザー200 | ランドクルーザー100 | ランドクルーザー80 | |
---|---|---|---|---|
全長 | 4,760mm | 4,950mm | 4,890mm | 4,970mm |
全幅 | 1,885mm | 1,980mm | 1,940mm | 1,930mm |
全高 | 1,850mm | 1,870mm | 1,890mm | 1,860mm |
車両重量 | 2,080kg | 2,690kg | 2,370kg | 2,100kg |
エンジン型式 | 2TR-FE | 1UR-FE | 2UZ-FE | 1FZ-FE | 排気量 | 2693cc | 4608cc | 4663cc | 4476cc |
最高出力 | 163ps(5200rpm) | 318ps(5600rpm) | 235ps(4800rpm) | 215ps(4600rpm) |
仕様燃料 | レギュラーガソリン | プレミアムガソリン | プレミアムガソリン | レギュラーガソリン |
燃料消費率 | 9.0km/L | 6.7km/L | 6.5km/L | 5.7km/L |
自動車税 | ¥51,000 | ¥88,000 | ¥88,000 | ¥76,500 |
乗車定員 | 5~7人 | 5~8人 | 5~8人 | 5~8人 |
都心でも扱いやすいサイズで自動車税も手頃な150プラド
いかがでしょうか? ボディサイズから見ていくと高さこそ変わりませんが、幅や全長は10センチ以上の差がありますね。たかが10センチと思うかもしれませんが、実際に運転してみると違いは歴然ですし、都内のパーキングは10センチの違いで停められなかったりする場所もあります。また、維持費も大きく変わってきてしまいます。V8エンジンを搭載したランドクルーザー100、ランドクルーザー200は共にプレミアムガソリン(ハイオクのこと)指定で、燃費は6km/L台です。一方の150プラドはレギュラーガソリン指定で9.0km/Lとなっていて、距離を走る人ほどガソリン代に差が出てきます。また、比較対象となったランドクルーザーはどれも排気量が4500cc以上あり、毎年支払わなければいけない自動車税も150プラドよりも高額になってしまいます。もちろん、V型8気筒エンジンの圧倒的動力性能や、大型ボディのランドクルーザーに漂うプレミアム感は他に代えがたいものがあります。しかし、150プラド以外のランドクルーザーを選択するのはそれなりの覚悟が必要です。これが150プラドとそれ以外のランドクルーザーが比較されない理由なんですね。
国産本格SUVで唯一選択できるクリーンディーゼルも魅力!
本格SUVとしての圧倒的な動力性能を余すことなく発揮するディーゼルターボエンジン
150プラドは現在販売されている本格SUV(副変速機をもつ4WD車のこと)のなかで、唯一ディーゼルエンジンが選択できることも大きな魅力です。SUVにディーゼルエンジンが好まれる理由は、何よりも低速トルクの力強さです。オフロードの走行は極めて低速で走ることが多く、エンジンの回転を上げて走ることは少ないものです。低速で急な坂を登る場面などは、低い回転でパワーが出るディーゼルエンジンの方が有利なため、「4WD車にはディーゼルエンジンだろ!」と思うファンがたくさん居るんですよ。ちなみにオフロードだけではなく、オンロードでの力強い加速もディーゼルエンジンに軍配があがることも付け加えておきます。
150プラドに採用されているのは環境にも優しく、高性能なディーゼルエンジン
では150プラドのディーゼルエンジンの魅力について説明しましょう。トヨタが新開発した直4 2.8L 1GD-FTVディーゼルターボエンジンは、4.0Lクラスのガソリンエンジンのトルクを上回る、最大トルク45.9kg、最高出力177ps、という圧倒的な動力性能となっています(ガソリンの2TR-FEエンジンは25.1kg/163ps)。また、DPR(排気ガス中のPM(粒子状物質)を吸着するDPR触媒を排気管の中に設置して、一定量になるとエンジン制御でフィルターの温度を上げ、堆積したPMを燃焼・除去するシステム)や尿素SCR(尿素をSCR触媒内に噴射することで、有害なNOx(窒素酸化物)を化学反応により窒素と水に還元する排出ガス浄化システム)の採用によって、パワーと燃費を両立させながら、世界最高水準の環境性能まで実現したエンジンです。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの新車価格の差はおよそ74万円と大きな差があり、ガソリンの9.0/kmに対しディーゼルは11.2/kmと高燃費ですが、燃費の差だけでは新車価格の74万円を埋めることはできません。ディーゼルエンジンを選択する場合は、維持費で選ぶのではなく動力性能重視で選んだ方が良いでしょう。
すべてがジャストサイズの150プラドはファミリーカーにもオススメ!
7人乗りも選べるので、大人数でのお出かけや家族が増えたときにも安心
ランドクルーザープラド150はオフロード性能も兼ね備えたファミリーカーとしてもオススメです。燃費や税金などの維持費もランドクルーザーほどかかりませんし、タフなボディや走行性能はもしもの災害時にも絶対の安心感があります。リセールバリュー(売るときの価格)の高さも150プラドならでは。なかには「2年乗ったが売るときの値段が購入した値段とほとんど変わらなかった」なんていう例もあります。世界中で有名なランドクルーザーを所有しているというステイタス感があるのも嬉しいですよね。他車種と迷っている方は、お近くのランドクルーザー販売店にお越しください。自分もご家族も気に入ること間違いなしのプレミアムSUVですよ。
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