トヨタ ランドクルーザープラドでディーゼル人気が再燃中!

改めて見直されつつある、ランクルプラドのディーゼルモデル

ランドクルーザープラドの中古車が静かなブームになっています。耐久性が高いから壊れにくく長く乗れるというランクルならではの特長に加え、ほどよいレトロ感、こなれ感のある相場価格、充実したカスタム環境など、ランクルプラドの魅力に気づいたファンが増えてきているようです。そのような中古車市場では近ごろ、ディーゼルエンジンを搭載したプラドの注目度がジワリと高まってきています。ランクルプラドがにわかに注目され始めた1990年代当時、ランクルと言えばディーゼルエンジン車といったイメージが強かったのですが、しばらくすると次第に排気ガスの環境汚染や人体に悪影響を及ぼす性能への風当たりが強まりました。ランクル70プラドはディーゼルエンジン車のみのラインナップでしたが、90プラドでは一種類のディーゼルエンジンに加えて二種類のガソリンエンジンで登場。さらに120プラドではガソリンエンジン車がイメージリーダーに据えられてディーゼルエンジン仕様の存在が薄まりました。小刻みに厳しくなる排気ガス規制をクリアしていくためトヨタは膨大な開発費を投じなければなりません。そして、そのコストは大きく車両価格に反映されることになります。そんな背景の中でランクルのディーゼルエンジン車は次第に影が薄くなっていったのでした。ところが現行の150系プラドで2015年から最新のクリーンディーゼルエンジンが搭載されたこと、ディーゼルエンジンの高い実力やエコ性能が社会的に見直されてきたこともあり、古いランクルプラドのディーゼルエンジン車に注がれる視線が次第に熱を帯びてきたのです。

経済性とトルクでランクルプラドを選ぶなら、ディーゼルがオススメ

ガソリンに見劣りしない、ランクルのディーゼルのタフな性能

ガソリンに見劣りしない、ディーゼルのタフな性能

1990年代、ディーゼルエンジンを積んだランクルの販売台数は急激に伸びました。ディーゼルエンジン仕様のみのランクル70プラドのほか、ランクル80もディーゼルエンジン仕様車が人気の中心にありました。ディーゼルエンジンの魅力は、何といっても経済性の高さです。燃料の軽油はガソリンよりも安価で、しかも燃費も良いとなれば誰でもディーゼルエンジン車を選びたくなるでしょう。ランクル70プラドは乗用車ナンバーでしたから、貨物車ナンバーのランクル80ディーゼルエンジン仕様車よりずっと身近に感じられました。さらに、ディーゼルエンジンの魅力は経済性だけではありません。高速回転でのパンチ力こそガソリンエンジンに及びませんが、きわめて低い回転数から太いトルクを発生することで、実用性の高さは何より素晴らしいもの。ランドクルーザーに搭載されたディーゼルエンジンは、同じ排気量のガソリンエンジンと比べてもまったく見劣りしない性能を備えているのです。

ランクルプラドと相性が良いディーゼルエンジン

ランクルプラドと相性が良いディーゼルエンジン

ディーゼルエンジンの太いトルクによる実用性の高さは、プラドに限らずすべてのランクルにとても好都合なこと。ランクルではライト系と言われるプラドでも車両重量が2トン近くあります。重いクルマを動かすにはディーゼルエンジンが最適です。一般論として、ガソリンエンジンで重いクルマを走らせるには、低速回転におけるトルクを稼ぐために排気量を大きくなしなければなりません。排気量が大きいガソリンエンジンは可動部品も大きく重くなり高速回転まで回らなくなってしまい、回転数でパワーを稼ぐガソリンエンジンの利点を生かせません。この問題に対してシリンダー数を増して可動部品を軽くするという策があるものの、エンジンの開発・生産コストがかさんで車両価格は高くなるのです。しかも排気量が大きくなると燃料消費が極端に増えるので、軽油より価格の高いガソリンを使うエンジンはとても不経済となります。大きなトラックやバスがガソリンエンジンでなくディーゼルエンジンで走っているのは必然なのです。ランクルプラドほどの大きさや重さでは大型トラックほどシビアではありませんが、大きく重いクルマを動かすのがとても得意なディーゼルエンジンとの相性がとても良いことは確かです。

ランクル70プラドのエンジンは2種類

ランクル70プラドのエンジンは2種類

ランクル70プラドのディーゼルエンジンには2種類があります。1990年のデビューから1993年のマイナーチェンジまで搭載されていたのが2.4リッターの直列4気筒ディーゼルターボエンジンの2L-TE型。その後に切り替わって1996年の生産終了まで搭載されたのが、直列4気筒ディーゼルターボのまま3リッターに拡大された1KZ-TE型です。どちらのディーゼルエンジンもディーゼルらしい低速回転の太いトルクと、ターボによる実用回転域の広さが魅力です。とはいえ、排気量の違いによる実力差は明確なものとなりました。2.4リッターの2L-TE型よりも3リッターの1KZ-TE型の方がすべてにおいて上。後から開発されたエンジンが実力で勝るのは当然のことで、自動車税のランクが一段上がったとはいえ厳しい排気ガス規制を受けて目減りしがちな動力性能を排気量で補うというこの時代のエンジン開発セオリーが見事に功を奏しました。2L-TE型を積んだランクル70プラドは現在の中古車市場ではきわめて少数になっています。4ドアでは加速性で少々だらしなさを感じるかもしれませんが、より軽量の2ドアのショートならキビキビ走らせることが可能です。3リターの1KZ-TE型はとにかく元気の良いディーゼルエンジン。この時代のターボ付きエンジンはターボの効きが十分に発揮されるまでの低速回転域はトルクが薄いものが多かったのですが、1KZ-TE型は違いました。発進時からググッと背中を強く押される強力なトルクを発生し、その後の回転の伸びはガソリンエンジン並みにスムーズ。まさにランクル70プラドのために生まれたと言えるほどの実力を持っているのです。

ガソリン仕様と同等以上の性能の90プラド・ディーゼル

ガソリン仕様と同等以上の性能を誇る90プラド・ディーゼル

ランクル70プラドの後継として1996年に登場したランクル90プラド。そのエンジンには70プラドから受け継いだ3リッター直列4気筒ディーゼルターボのほかに、2.7リッター直列4気筒と3.4リッターV6の各ガソリンエンジンが追加採用されました。高まるランクルプラド人気に対応して間口を広げたラインナップとなったわけですが、1KZ-TE型ディーゼルターボは実力でも人気でもトップランナーでした。クルマ自体、ランクル90プラドはランクル70プラドから大幅に進化していましたが、その変化にとてもマッチしていたのです。スタイルはご覧のとおり大きく変わってスタイリッシュになりました。シャシーも刷新されてフロントサスペンションが独立懸架に変わり、4WDシステムはフルタイム式へと大変更。乗り心地と高速走行時の安定性が飛躍的に高められたのです。1KZ-TE型ディーゼルターボエンジンは、2.7リッター直4のガソリンエンジンと比べてトルクも回転のスムーズさでも負けてはいません。そしてモデル後期の2000年に1KZ-TE型は1KD-FTV型にバトンを渡します。1KD-FTV型は排気量や出力特性の向上より、排気ガス浄化性能のアップを優先して開発されました。実力は十分。その上で時代にマッチしたクリーン性能が与えられたのです。シリンダーヘッドを大幅に改良してDOHCとし、コモンレール式燃料噴射システムを組み合わせて黒煙の排出などが大幅に下げられました。この新開発ディーゼルターボエンジンは、3.4リッターのV6ガソリンエンジンに比べるとさすがに高速回転までのスムーズさでは一歩譲るものの、幅広い回転域で発揮されるトルクの厚みは依然としてディーゼルターボならではの魅力を感じます。V6ガソリンより自動車税のランクが一段下であることや燃費の差が大きいことなどから、2種類のディーゼルターボエンジンはランクル90プラドのラインナップの中で今も主役として君臨し続けています。

バランスの良さが光る120プラドのディーゼルエンジン

バランスの良さが光る120プラドのディーゼルエンジン

2002年にランクル90プラドはランクル120プラドへと進化し、ディーゼルエンジンは90プラドの後期から搭載された3リッター直列4気筒ディーゼルターボの1KD-FTV型が継続採用となりました。ガソリンエンジンは当初90プラドからの2.7リッター直4と3.4リッターV6が搭載され、後に2.7リッター直4が排気量を変えずに新エンジンに変わり、モデル終盤で3.4リッターV6が大幅に排気量を増して4リッターV6へと切り替わっています。オフロードから高速走行まで、走りのトータル性能では依然として高い実力を誇っていた3リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン1KD-FTV型でしたが、社会的にディーゼルエンジンの好イメージが薄まってきていたため次第に存在感が薄まることに。さらにランクル120プラドはスタイルや内装でさらに高級車路線へと舵を切り、動力性能に加えて静粛性でも1KD-FTV型に勝る4リッターV6ガソリンの新採用で、ラインナップの中で主役の地位を譲ることになったのです。しかしながら、オフロードでひとたびトランスファーをローレンジにシフトしたら、やはり扱いやすさではディーゼルターボエンジンに分があります。4リッターV6ガソリンエンジンは元気が良い反面、低速回転域でのレスポンスが敏感すぎて、トルクを増幅させるローレンジでは少々じゃじゃ馬的な反応を見せます。スペックではV6ガソリンの方が上なのですが、数字では表せない性能の良さがディーゼルターボエンジンにはあったのです。残念ながら1KD-FTV型を搭載したランクル120プラドはモデル終盤になると地域によって販売終了になるなど、排気ガス規制の荒波を受けました。しかしランドクルーザーのエンジンとして、ランクルプラドのディーゼルエンジンとしてはその時点で最もバランスの良さが光っていたことは確かです。

150プラドに搭載された最新のクリーンディーゼルエンジン

現行の150プラドに搭載された最新のクリーンディーゼルエンジン

ランクル120プラドの後継として2009年に登場した150プラドは2015年からディーゼルターボエンジンが復活搭載されています。それは最新の排気ガス規制をクリアしパワーアップも果たした1GD-FTV型。排気量は2.8リッターにダウンサイジングされて燃費も向上しました。ここで時代を振り返ると、初代プラドのランクル70プラドから現行150プラドまで、それぞれの時代にふさわしい実力派ディーゼルエンジンが搭載されてきたことがわかります。排気ガス規制のおかげで現行型以前のランクルプラドは登録地域が限られますが、どの時代のランクルプラドもディーゼルエンジンとのマッチングは最良と言えるもの。中古車としてどの時代のランクルプラドを選んでもディーゼルエンジンの性能に後悔はしないでしょう。ただ、ユーザーとなったら心がけたいのは、その性能をいつも最良のコンディションに保持しておくためのメンテナンスです。ガソリンエンジン以上に注意したいのがエンジンオイルのこまめな交換。特に古いモデルでは余計に気をつかいたいものです。ディーゼルエンジンは排気ガス中の黒煙でエンジンオイルがすぐに汚れます。さらにターボチャージャーによって常に高温にさらされているため、エンジンオイルの劣化は意外に早いのです。ランクルプラドとの最良のマッチングを最良のメンテナンスで保持すること。それこそディーゼルターボエンジンとの付き合い方です。

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